スペアリブは、豚・牛・羊などの骨付きばら肉のこと。特に豚肉のスペアリブが一般的で、スーパーでも簡単に手に入ります。お肉は骨のまわりがおいしいといいますので、スペアリブは食べ応えだけでなく、味でも優れた部位といえますね。

うまみが濃く、ボリュームのあるスペアリブは、アメリカでは家庭の味でバーベキューの主役。世界各国でも親しまれています。中華料理での呼び名は「排骨（パーコー）」。排骨麺で有名ですね。また、沖縄ではソーキそばの「ソーキ」がスペアリブのことです。

スペアリブは、下茹でをすることで骨離れがよくなり、肉も柔らかくなります。また、余分な脂っぽさが落ち、臭みもなくなりますので、ぜひ加えたい工程です。

下茹では、まずスペアリブの表面を油をひかずフライパンで軽く焼いてうまみを閉じ込め、その後、熱湯に入れて茹でます。このひと手間で、ワンランク上の味になるようですよ。下茹でが済んだら、焼いたり煮たり、調理に移ります。

まずはオーブンで焼く、基本の調理法。タレに漬け込んで味をなじませ、オーブンでこんがり焼きます。最初は高温で、そして途中から温度を少し下げて焼きましょう。ホームパーティーで人気の豪華メイン料理です。

魚焼きグリルやグリルパンを使って、網目をつけるようにこんがり焼くのもおすすめ。こちらは、ホットプレートのグリルプレートを使用しています。

タレに漬け込み、上下を返しながら蓋付きフライパンで蒸し焼きにします。骨に沿って切り込みを入れておくと、火の通りが早くなります。

鍋でじっくり煮込んだスペアリブは、ほろほろの柔らかさでとても贅沢なおいしさ。はじめに焼きつけてから煮込むと、香ばしさが増します。休日などにゆったりと手作りしてみてはいかがでしょうか。

時短調理でほろほろにするなら、圧力鍋がいいですね。圧が抜けたら蓋を取り、煮詰めてとろみを出しますが、この段階で上下を返すと均一に色よく仕上がります。

スペアリブに切り込みを入れ、トマトの水煮や調味料とともに炊飯器に入れ、スイッチを押すだけ。こんな簡単なのに、ほろほろ柔らかいごちそうスペアリブの煮込みができあがります。

ハーブや調味料とともに漬け込んだスペアリブを、オーブンで焼きます。レモンをたっぷり搾って、爽やかに♪ワインにも合う、おしゃれで大人好みの味わいです。

ママレードはお肉を柔らかくし、照りもいいのでスペアリブによく使われます。爽やかでフルーティな風味が楽しめるので、女子会のメインにもおすすめ。

甘い香りのシナモンをたっぷり使った、エキゾチックなスペアリブ。たまにはこんな味も新鮮ですね。大人のおしゃれなテーブルに似合いそうです。

コチュジャンとニンニクをベースにした、ちょっと辛くてうまみたっぷりなスペアリブ。おつまみにもぴったりで、あとを引くおいしさです。

ピリッと辛くて人気の花椒（ホワジャオ）を使った中華風グリル。焼き網にのせて焼いています。過熱水蒸気オーブンを使用していますのでよりしっとり仕上がりますが、普通のオーブンでもいいですね。

あっさり派におすすめは塩レモンでの味つけ！スキレットにのせて、魚焼きグリルで焼いています。あつあつをそのままテーブルへ。爽やかな風味を楽しんでみてください。

ラム肉好きの方には、骨付きラム肉を使ったバーベキュー仕立てもおすすめ。こちらは、スパイスをきかせたトマトソースに漬け込んでいます。

スペアリブを果実感の強いこだわりの赤ワインでじっくり煮込んだ本格派。他の具材を極力少なくして、あえてシンプルに。スペアリブのうまみを存分に堪能できます。

肉料理とコーラは相性抜群。炭酸のコーラが、スペアリブを柔らかくジューシーにしてくれます。ちょっと甘めで、どんどん食べ進んでしまうおいしさです。

スペアリブの味付けに、余りがちな焼肉のたれを使うのもおすすめです。片栗粉をまぶしてとろみをつけて、ほろほろ柔らかな絶品おかずに。

甘辛いはちみつ醤油煮に黒酢を加えることで、さっぱりと柔らかく、そしてヘルシーに。生姜も爽やかさを添えます。はちみつは照りもよく、食欲をそそりますね。

マーマレード同様、オレンジジュースもスペアリブを柔らかくしてくれます。柑橘の酸味でさっぱりとした仕上がりに。煮汁にゆで卵を漬けて、煮卵を添えればごちそうメニューの完成です。

パイナップルを使ったトロピカル風味のスペアリブレシピ。生・冷凍・缶詰などお好みのものを使いましょう。ほんのりフルーティーな甘さがやみつきに。

食欲がないときにも食べられる、あっさりとしたスペアリブの鍋。圧力鍋を使うので、時短・簡単です。スペアリブを和風で味わいたいときにおすすめの料理です。

こちらは、ストウブ鍋で煮込んだスペアリブのトマト煮込み。野菜もたっぷりで深みのある本格的な味わいですが、意外と時間がかかりません。

スペアリブと大豆を煮込んだ、とろとろ柔らかなごちそうレシピ。圧力鍋使用なので、大豆は水煮でなく、乾燥豆を戻して下茹でなしで使えます。スペアリブのおいしさはもちろん、そのうまみがしみ込んだほくほく大豆の味もたまりません。

ドライあんずの酸味がすっきりとしたあと味をもたらすスペアリブ。八角やシナモンもいいアクセントになっています。圧力鍋使用で、本格的なのに時短で簡単！

こちらは、炊き込みレシピ。焼いたスペアリブをお米にのせ、ストウブ鍋で炊き込んだピラフです。カレー風味で誰にも喜ばれる味。ストウブ鍋がなくても、フライパンと炊飯器でもできます。