実山椒は、6月のほんの一時期しか出回りませんので、もし購入できなかった場合には冷凍物を活用するのもおすすめ。そのほか、実山椒の水煮の瓶詰めなどもあります。

実山椒の乾燥（ホール）は、ミル付きもあります。挽き立ては、香りも風味も抜群。粉山椒と同じように使えます。開封後は、容器のまま保存袋に入れ、冷凍保存もOK。

粉山椒は、うなぎはもちろん、サラダのドレッシングや味噌汁、肉・魚料理、天ぷら・唐揚げなどの揚げ物、丼物などさまざまな料理によく合います。お好みでふりかけて楽しみましょう。意外ですが、お菓子にも使われるんですよ。

実山椒のオリーブオイル漬けも、保存がきくいいアイデア。和洋問わず、さまざまな料理に使えます。小さめの瓶で少しずつ作ると新鮮さが保てるのでいいかもしれませんね。

佃煮は、実山椒のポピュラーな使い方のひとつ。ご飯のおともになるのはもちろん、たとえば唐揚げの衣に入れたり、サラダや炒め物など料理の味付けのひとつとして加えたり、楽しい使いみちがあります。

中華料理の麻婆豆腐には花椒を使いますが、代わりに山椒を入れると和風のおいしさに。さっぱりした麻婆豆腐もなかなかいい味わいです。

牛肉の炒め煮に実山椒を加えると、いつもとは違う爽やかで個性的な味わいに。おかずとしてはもちろん、おつまみにも合う本格的なおいしさです。

きゅうりの浅漬けに、実山椒を加えるだけ。さりげないけれど、上品でおしゃれなひと皿になります。みょうがで彩りを添えるのもきれいですね。

材料を入れてスイッチを押すだけ！実山椒の佃煮とじゃこを使った炊き込みご飯。混ぜご飯よりも山椒の味がよりしっかり楽しめるようです。

粉山椒をまぶした唐揚げは、ピリリと辛く、おつまみにもおすすめ。粉山椒の量を調整することで、好みの辛さに仕上げることができます。

麻辣火鍋は、中国で愛される火鍋料理。こちらは、粉山椒など一般のスーパーでそろう材料で、本格的なおいしさに仕上げる2色スープの麻辣火鍋。具を入れる前にスープをいったん冷ますとコクが増すとか。

山椒は、味噌との相性も抜群。いつもの鶏もも肉焼きも、山椒味噌を使うことでワンランク上の味わいになります。おもてなしにも出せるおいしさですよ。

山椒味噌にバターをきかせるのもおすすめ。山椒が豊かに香るステーキは、ひと味違う贅沢な味わいです。大人のテーブルにぜひいかがでしょう。

山椒は、洋風の味にもよくなじみます。こちらは、お肉たっぷりのラグーソースのパスタ。山椒の華やかな香りは、コクのあるソースにも負けず、素敵なアクセントになります。

山椒は、意外にもチョコレートとの相性も抜群。粉山椒や柚子が香るマンディアンは、大人のティータイムにぴったり。ワインのおともにもお似合いです。

白ワインなどで煮込んだパイナップルのコンポートに、粉山椒をプラス。甘くて辛い不思議なスイーツ。お酒にも合います。

生地に粉山椒を入れたクッキーもおすすめ。多めに入れても大丈夫なようですよ。デイリーなクッキーのひとつとして覚えておくといいかも。

こちらのパイ生地はヴィーガン向けですが、そうでない方もぜひお試しを。ナチュラルな甘さのスイートポテトに、粉山椒をきかせたキンカンのメープルシロップ煮がよく合います。