安くて頼れる「かいわれ大根」。育て方/レシピを知って、食卓の味方に!
1年中、スーパーに並んでいて、手軽に入手できる「かいわれ大根(貝割れ大根)」。野菜高騰の中、1パック45円ほどの、節約の救世主の野菜です。もっと上手に活用していきたいものですよね。
そこで、かいわれ大根を年中もっと活用すべく、バリエーション豊かなレシピ・食べ方をご紹介。調理や味付けの幅が広がりますよ。
そこで、かいわれ大根を年中もっと活用すべく、バリエーション豊かなレシピ・食べ方をご紹介。調理や味付けの幅が広がりますよ。
味が辛いと感じることもある「かいわれ大根」ですが、調理法を工夫することで食べやすくすることも可能。そのテクニックをはじめ、様々な基本情報(名前の由来、保存方法、家庭での育て方、再生栽培のことなど)もお付けしました。
味に工夫を効かせた生サラダ、炒め物、味噌汁など・・・あなたが気になる「かいわれ大根」レシピを見つけて、ぜひ作ってみてくださいね。
【始めに】知っておきたい、かいわれ大根の「基本知識」
かいわれ大根とは
“新芽”だからこそ「栄養価が高い」
かいわれの栄養素、実はあなどれません。女性にとって嬉しい美肌づくりにも一役買ってくれます。
【抗酸化作用】
細くてひょろりとした印象の「カイワレ大根」ですが、“新芽”ということもあり、実は栄養価が高い野菜なんです。ビタミンB群、ビタミンC、ミネラルが豊富。βカロテン(体の中でビタミンAに変化)も多く含みます。
【殺菌・抗菌効果】
あのピリッとした辛みは「イソチオシアネート」という成分(大根の辛みもイソチオシアネートです)で、抗酸化作用が認められています。しみを予防するなどのアンチエイジングや、タマネギのように“血液サラサラ”効果が期待できますよ。さらにイソチオシアネートは殺菌・抗菌効果、消化促進作用も。お弁当を作るとき、食中毒を予防する為にも積極的に入れたい野菜でもあります◎
【睡眠の質の改善】
安眠・アルツハイマー予防を促す効果があるとされる「メラトニン」も含まれています。
【抗酸化作用】
細くてひょろりとした印象の「カイワレ大根」ですが、“新芽”ということもあり、実は栄養価が高い野菜なんです。ビタミンB群、ビタミンC、ミネラルが豊富。βカロテン(体の中でビタミンAに変化)も多く含みます。
【殺菌・抗菌効果】
あのピリッとした辛みは「イソチオシアネート」という成分(大根の辛みもイソチオシアネートです)で、抗酸化作用が認められています。しみを予防するなどのアンチエイジングや、タマネギのように“血液サラサラ”効果が期待できますよ。さらにイソチオシアネートは殺菌・抗菌効果、消化促進作用も。お弁当を作るとき、食中毒を予防する為にも積極的に入れたい野菜でもあります◎
【睡眠の質の改善】
安眠・アルツハイマー予防を促す効果があるとされる「メラトニン」も含まれています。
NHKのBSプレミアムで放送された番組「植物の神秘!スプラウトでアンチエイジング 」のページでは、かいわれ大根の「優れた栄養素」について紹介しています。ビタミンCは可食部100gあたり47mgもある、とのことですよ◎
詳細は、こちらのURLからご確認ください。
詳細は、こちらのURLからご確認ください。
保存方法
パックごと保存する方法
かいわれの長持ちする保存のポイントは、「根元(パルプ)を切り落とさずそのまま」「冷蔵庫の野菜室」で「乾燥させないように」保存すること。
まず買ってきた「かいわれ大根」はパックごと立てて冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。そのとき、フタをあけて少量の水を入れ、フタの上にラップを。水は毎日、替えるようにしましょう。あまり日持ちする野菜ではないので、美味しさが持続する目安として、「3日間ほど」で食べきるようにするといいですね。
まず買ってきた「かいわれ大根」はパックごと立てて冷蔵庫の野菜室へ入れましょう。そのとき、フタをあけて少量の水を入れ、フタの上にラップを。水は毎日、替えるようにしましょう。あまり日持ちする野菜ではないので、美味しさが持続する目安として、「3日間ほど」で食べきるようにするといいですね。
カット済みのかいわれ大根の保存方法
根本をカットした「かいわれ大根」はさっと水で濡らした後ラップでそれらを包んで、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
あるいは、水で濡らしたクッキングペーパーで包み、密閉保存容器やラップで包むのも有効。ラップではなくジップロック®など密閉保存容器に入れてもいいですね。乾燥させないことが大切です。
※かいわれ大根は鮮度の高いうちに早めに食べきるのが、なによりも美味しくいただくポイント。3日間以上経つなら密閉保存袋で保存して冷凍するのがお薦め。しかし食感は損なわれるため、生食はオススメしません。スープや炒めもので美味しく使い切るとよいでしょう。
あるいは、水で濡らしたクッキングペーパーで包み、密閉保存容器やラップで包むのも有効。ラップではなくジップロック®など密閉保存容器に入れてもいいですね。乾燥させないことが大切です。
※かいわれ大根は鮮度の高いうちに早めに食べきるのが、なによりも美味しくいただくポイント。3日間以上経つなら密閉保存袋で保存して冷凍するのがお薦め。しかし食感は損なわれるため、生食はオススメしません。スープや炒めもので美味しく使い切るとよいでしょう。
基本の使い方(洗い方など)
基本的にハウスで作られる「かいわれ大根」ですが、食べるときはホコリなどを取り除くため、下ごしらえとして軽く水洗いしましょう。
下処理としては、パックで買った場合、根本&茶色いカラを取り除く必要があります。カットする際は、根っこのギリギリで切ります。ボウルに水を張って中で軽く振ると、茶色いカラが簡単に取れていきます。
下処理としては、パックで買った場合、根本&茶色いカラを取り除く必要があります。カットする際は、根っこのギリギリで切ります。ボウルに水を張って中で軽く振ると、茶色いカラが簡単に取れていきます。
知っトク!「辛みを軽減させる方法」
かいわれを「家庭で栽培するコツ」
初心者でも簡単に栽培できる「かいわれ大根」。場所を取るものではないので家の中で栽培できるので、1年中種まき・収穫を楽しめます。
種を蒔いたら、発芽するまでは暗いところに置いて、遮光します。芽が出るまでは日に当てないようにするのが上手に育てるコツです。段ボールなどをかぶせるとうまくいきます。
発芽して、5cmほどになったら、日当たりの良いところに移動。茎が成長したら、収穫できます。種蒔きしてから、1週間から10日ほどで収穫できるところまで成長します。
種を蒔いたら、発芽するまでは暗いところに置いて、遮光します。芽が出るまでは日に当てないようにするのが上手に育てるコツです。段ボールなどをかぶせるとうまくいきます。
発芽して、5cmほどになったら、日当たりの良いところに移動。茎が成長したら、収穫できます。種蒔きしてから、1週間から10日ほどで収穫できるところまで成長します。
かいわれの栽培は、子供の自由研究のテーマにもぴったり◎
あっという間に育つので、「かいわれ大根の水耕栽培」として、子供の自由研究のテーマにもぴったり。(自由研究手順は、「【水耕】1週間で収穫!かいわれ大根を育ててみた動画」を参考に。)子供も成長の早さにびっくりしてくれます。
▼ 家での「かいわれ大根の育て方」の参考になる、おすすめの動画・WEBページです。
小学生の自由研究が見られます
ちなみに、豆苗みたいに再生栽培(リボベジ)できるの?
再生はできません
形が豆苗に似ている「かいわれ大根」。残念ながら、豆苗のように、根っこを残して再生栽培・再収穫することはできません。「かいわれ大根」の生長点は根元ではなく、双葉の部分にあるので、根っこだけを残しても食べられるくらいにまでに成長させられないのです。
こちらのページも参考にしてみてください。
~本題!「かいわれ大根」の美味しい食べ方&人気レシピをご紹介~
【お役立ちコラム】かいわれ大根を「栄養重視」で食べたい方へ
かいわれ大根の栄養素を重視した食べ方は、生がオススメ。「かいわれ大根」に含まれるビタミンCは水溶性で、熱に弱いという性質を持っているため、茹でるとビタミンCの成分が減少してしまいます。
食べ方としては、下の「人気の食べ方①」としてご紹介する、サラダ・和えもの・ナムルなどがおすすめ。記事末の【おまけ】としてご紹介している「料理の彩り」としてそのまま添えるのも美味しい食べ方。こってり料理に対し、サッパリとした味のアクセントになってくれます。
食べ方としては、下の「人気の食べ方①」としてご紹介する、サラダ・和えもの・ナムルなどがおすすめ。記事末の【おまけ】としてご紹介している「料理の彩り」としてそのまま添えるのも美味しい食べ方。こってり料理に対し、サッパリとした味のアクセントになってくれます。
※尚、かいわれ大根の辛みをマイルドにしてくれる組み合わせとして、「マヨネーズ」「梅干し(梅の風味)」の味付け、「ハム」「ツナ」「かにかま」「ちくわ」などの具が人気です。マヨ和えのほか、ナムルやチャプチェにしたりと、韓国風のアレンジも人気です。
・人気の食べ方①:かいわれ大根の【サラダ/和えもの/ナムル】
大根・かいわれ大根・カニかまのわさびサラダ
大根・かいわれ大根・ツナの簡単サラダ
【予算30円未満】即席かいわれ大根のナムル
なす・ツナ炒め・薬味(かいわれ大根・大葉・みょうが)でつくるサラダ
カイワレ大根と夏みかんのマー油サラダ
もやしとハムと貝割れ大根のサラダ
かいわれ大根とキャベツのヨーグルトサラダ
ミックス薬味(みょうが 2本 ・大葉 5枚 ・かいわれ大根 1パック)
ミックス薬味を加えてつくる、うま塩きゅうり
切り干し大根・かいわれ大根の梅肉おかかサラダ
新玉とカイワレとサラダチキンの簡単カレーマヨサラダ
もやしときゅうりとカイワレダイコンの、エスニック風サラダ
長芋とかいわれ大根の梅サラダ
鶏皮とかいわれ大根の梅ドレサラダ
かいわれ大根ときゅうりのエスニック豚サラダ
【予算50円未満】かいわれ大根・ちくわのわさびマヨあえ
貝割れ大根とセロリの塩ゴマ和え
かいわれ大根・切り干し大根(乾燥)・ささみの梅マヨあえ
カイワレ大根とワカメの酢の物
頼れる節約料理!もやし・かいわれ大根のナムル
わかめとかいわれ大根のうま塩ナムル
・人気の食べ方②:かいわれ大根の【加熱料理(炒め物・煮物)】
貝われ菜とベーコンの炒め物
豚肉と卵とかいわれ炒め
油揚げと貝われ菜のユズ煮
砂ずりとカイワレ大根の梅ポン炒め
・人気の食べ方③:かいわれ大根の【味噌汁】
大根と貝われ大根のおみそ汁
渡り蟹と貝割れ大根の漁師風味噌汁
油揚げとかいわれ大根のみそ汁
・人気の食べ方④:かいわれ大根の【スープ/さっぱりした汁物】
かいわれ大根と鶏むね肉の食べるスープ
カイワレダイコンのスープ
詳しいレシピはこちら
【おまけ】かいわれ大根を「おいしく生で食べる」組み合わせアドバイス
「かいわれ大根サラダ」に、マヨネーズ和えが多かったように、かいわれ大根を美味しく食べるポイントは、ややコクや淡泊な味わいの調味料&具との組み合わせ。かいわれが、上手に味の引き締め役になりますよ。
最後に、「かいわれ料理」ではなく、料理の仕上げにちょこんと「かいわれを添える」だけでも美味しい、組み合わせアドバイス&一押しレシピをお届けします。
最後に、「かいわれ料理」ではなく、料理の仕上げにちょこんと「かいわれを添える」だけでも美味しい、組み合わせアドバイス&一押しレシピをお届けします。
やみつきおつまみたまご
かいわれ大根&チーズのくるくる生ハム巻き
貝割れのハム巻き♪アンチョビマヨソース
イカと舞茸の醤油バター
▼「キナリノ」 - 関連記事
美味しい「かいわれ大根」で彩り豊かな食卓を
栄養もあってリーズナブルで、家計の味方といえる「かいわれ大根」。美味しく食べられるバリエーションを増やすと、日々の食卓が豊かになりますね。短期間で家庭栽培もできるので、トライしてみると、植物の成長を楽しみつつ、自然の恵みに感謝して食べられますよ。可愛らしい「かいわれ大根」をもっともっと活用してみてくださいね♪
画像のご協力ありがとうございました
かいわれ大根とは、ダイコンの種から発芽した胚軸(※)と子葉を食用とする、スプラウト(新芽)食材の一種。漢字で「貝割れ大根」と書くように、可愛い双葉が二枚貝が開いたように見えるのが名前の由来。
平安時代の貴族の高級食材だったという記述もあり、古くから日本で愛されてきた野菜でもあります。
(※)胚軸(はいじく)とは、子葉に続く茎にあたる部分。