暑い夏の日、冷たい飲み物を摂りすぎていませんか
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夏の暑さから冷たい飲み物やアイスを口にする機会が増えますよね。そんなときは体の中から冷やされてホッとひと息つける時間になるのではないでしょうか。ただ、冷たいものを取りすぎることは体を冷やしすぎてしまい、不調の原因に繋がりかねません。今回は冷たい飲み物や食べものとは違って、体内の熱を取ってくれる夏が旬の食材を使った夏から始める「食養生」についてご紹介します。
冷たい飲み物や食べ物が体に与える影響
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冷たい飲み物や食べ物が体の中に入ると口から食道、胃、小腸、大腸と消化器の中を進みます。その過程で消化器を冷やしてしまい、血行不良を引き起こし、胃もたれや食欲不振、便秘下痢などの症状がでることにくわえ、消化器の働きを低下させてしまうこともあります。
消化器の働きは食べ物を消化し栄養を吸収することです。消化・吸収がうまくいかないということは、食事をしても栄養が体の中に入っていかないということ。長引くと栄養不足の状態になり、全身のだるさ、太りやすくなる、爪が欠けやすい、髪がパサつく、むくむなどの不調につながります。
消化器の働きは食べ物を消化し栄養を吸収することです。消化・吸収がうまくいかないということは、食事をしても栄養が体の中に入っていかないということ。長引くと栄養不足の状態になり、全身のだるさ、太りやすくなる、爪が欠けやすい、髪がパサつく、むくむなどの不調につながります。
食べながら体調を立て直す『食養生』
養生という言葉を辞書で調べると“本来あるべき姿でいられるように保護すること”とあり、私たち人間の場合は“健康に注意して元気でいられるように努めること”が大切になります。
食養生は食へアプローチを、何をどのように食べることが健康維持・改善をする上で必要か?という視点から考えます。具体的には食材ごとの性質や働き、季節や体調に合わせて摂り入れるということをしていきます。
食養生と聞くと難しくとらえる人もいますが、実は普段の食事を少し気をつけてあげるだけで体を整えることができ、不調を取り除くこともできるようになるのです。
食養生は食へアプローチを、何をどのように食べることが健康維持・改善をする上で必要か?という視点から考えます。具体的には食材ごとの性質や働き、季節や体調に合わせて摂り入れるということをしていきます。
食養生と聞くと難しくとらえる人もいますが、実は普段の食事を少し気をつけてあげるだけで体を整えることができ、不調を取り除くこともできるようになるのです。
夏の食養生におすすめ◎熱やほてりを取る食材と効果
湿気が多く蒸し暑い日本の夏。胃腸をいたわりつつ、余分な熱と水分を体の外に出す作用のある食材を取り入れたいものです。ここでは代表的な食材5つを紹介します。弱った胃腸には負担になるものもあるので、その時はまず、体調回復を優先させてくださいね。
なす
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トマト
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体にこもった余分な熱を収め、食欲を高め消化促進します。水分を補充し渇きを収める反面、体内に水分をとどめやすいので胃腸が弱っているときは控えめに。
きゅうり
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体にこもった余分な熱を収め、尿の出をよくし余分な水分を排泄します。胃腸を冷やす働きがあるので漬物や炒め物などショウガやネギ、ニンニクなどと合わせて食べるのがよいでしょう。
とうもろこし
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消化不良や食欲不振を解消し、利尿効果で水分の滞りをなくします。食物繊維が豊富ゆえに胃腸の負担になることも。胃腸が弱っている人は控えめに。
あずき
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体内外の毒素を消し、利尿効果でむくみを解消します。もともと乾燥が気になっている人にはほどほどにしましょう。
夏から始める「食養生レシピ」
食欲不振や消化不良改善にもおすすめ「茄子」
たっぷり夏野菜と豚こまのポン酢炒め
なすチキンのトマトカレー
身体を潤す「トマト」
トマトのかき玉みそ汁
グリーンサラダ
食欲不振に「きゅうり」
きゅうりと豚肉のピリ辛炒め
きゅうりのにんにく醤油漬け
血行を良くする「とうもろこし」
ウィンナーとコーンのカレー炒め
とうもろこしご飯
むくみ解消「小豆」
小豆バターペースト
小豆茶
食養生を取り入れて健やかに夏を乗り切りましょう
暑い毎日ですが冷たい飲み物やアイスの食べ過ぎは体の負担になりかねないためほどほどに。食養生の「食べ物で体調を立て直す」という視点を普段の食事に取り入れ、無理なく自分の身体を労わりましょう。
体にこもった余分な熱を収め、熱っぽい、のぼせやすいを解消します。胃腸を冷やす働きがあるのでカレーや炒め物などショウガやネギ、ニンニクなどと合わせて食べるのがよいでしょう。