ハウス栽培なら12月くらいから。路地物ならば春に旬を迎えて、3頃にたくさんスーパー出回るのが、こちらのフルーツ「デコポン」。

袋入りで 一個あたり100円くらいの値段になることも多く、お財布にも優しいですよね。

頭の部分が出っ張っていて、何ともユニークで愛らしい形が印象的ですが・・・そもそも「デコポン」って何かをご存じですか？

なんだか似ているオレンジやポンカンとの違い、どう食べたらよいかなど、気になりますよね。そこで今回は、「デコポンとは？」というあなたへ、特徴や美味しさ、食べ方をご紹介します。

実は、かなり甘い柑橘で、子供や高齢者からも好かれやすいフルーツ。箱買いしたり、贈答品としてギフトとして贈ったりするのも人気なので、「デコポン」の基本情報をおさえておきましょう。

デコポンは、熊本県果実連が商標登録したもので、日本園芸農業協同組合連合会傘下の農協だけが使える名称です。基準をクリアした不知火のうち、こうした農協から出荷されたものが、デコポンという名前で流通しています。

デコポンは1991年3月1日にはじめて市場に出荷されました。15周年を記念した2006年には、初出荷の3月1日が「デコポンの日」に制定されたことでも話題になりました。比較的、新しい果物なのですね。

路地物の収穫は1月頃から行われていますが、そこから1、2か月ほど時間をかけて貯蔵し、酸を抜いてから出荷されます。出荷は3月中旬以降が多くなり、5月頃まで続きます。

お家に庭がある方は、デコポンの苗木を買ってきたら、植えて育てることもできますよ。

デコポンは1本でも結実するため、家庭でも育てやすい樹木のひとつといえます。植え付けは3月から4月頃が最適。日当たりの良いところを好む植物で、大きく育ちます。

デコポンの皮をカップに使った可愛らしいデコポンゼリーです。宝石のような果実をたっぷり使った鮮やかな色合いが魅力です。

デコポンをフードプロセッサーにかけて、とろとろの状態にした贅沢なゼリーです。トップにカットしたデコポンを飾ると、よりゴージャスな雰囲気に。おもてなしにもぴったりのひと品ですね。

大きな容器に作るデコポンゼリーです。固まったところをスプーンですくって豪快にいただきます。きらきらのゼリーがとてもきれいです。

必要な材料は、デコポンの果肉、砂糖、レモンのしぼり汁だけという、シンプルなジャムレシピ。

容器の瓶をしっかり殺菌消毒して詰めれば・・手作りの果物ジャムは、二か月くらいは持つことが多いですよ。ただし、いったん封を開けたら二週間ほどで食べきるようにしましょう◎

こちらは、デコポン×リンゴを組み合わせた手作りジャムの作り方。材料はデコポン、リンゴ、そして砂糖とレモン汁だけで、シンプルな素材の美味しさを味わえます。リンゴは、蜜が多いふじがおすすめです。

デコポンの皮で作ったマーマレード。やわらかなデコポンの皮は、香りもよく、食べても美味しいんですね。ゆるめに作ると、冷めてもかたくなりすぎません。

上のご紹介でつくった「デコポンピールのマーマレードジャム」を使って、風味豊かなパウンドケーキも作れます。ほんのりオレンジ色で見た目も可愛いですね。ぜひジャムを作ったら、こちらも試してみて♪

低温でじっくりと焼いたデコポンの皮にグラニュー糖をたっぷりとまぶしています。ついついつまんで、いつの間にかなくなってしまいそう。食べ過ぎに注意ですね。

国産のフレッシュなデコポンが手に入ったときにおすすめなのが、デコポン酵母です。天然酵母のパンは旨みの強い美味しいパンになります。

ポテトサラダにデコポンをアレンジすると、フルーティで食べやすくなります。鮮やかなオレンジ色が素敵ですね。ホームパーティの前菜としてもおすすめのひと品です。

ごろりとカットした大きめデコポンと細切りの人参のバランスがユニークで、口のなかで新鮮な驚きが生まれます。白ワインビネガーでちょっぴり大人の味わいに。

ジューシーで甘味もたっぷりのデコポン。フレッシュな実を頬張ったら、気持ちもぐんと上向きになりそうですね。次のお買い物で、デコポンに出会ったら、ぜひ手に取ってみてください。春の香りを堪能できますよ♪