山菜おつまみ
子どものころは苦手だった山菜も、お酒を飲むようになってからその絶妙な味覚にハマる人も多いのではないでしょうか。日本の四季を愉しむ意味でも、春の山菜はとても魅力的です。今回は、代表的な山菜の基本とお酒と合う美味しい山菜料理をまとめました。ご家庭でも作れるレシピなので、ぜひご活用ください。
ふきのとうのおつまみ
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ふきのとうは、ふきの蕾の部分です。雪解けを待たずに、葉より蕾の部分が土から顔を出します。ほろ苦く、春を感じさせる独特の風味が特徴です。ふきのとうは、ビタミンやカリウムが豊富で栄養価が高い食材。特有の苦みは抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれているからこそ感じられます。地域によって時期がズレますが、雪解けの時期が収穫の目安です。
ふきのとう味噌(ばっけみそ)
ふきのとうとエリンギの塩麹オイル和え
ふきのとう、タラの芽、蕾菜のアヒージョ
ふきのとうと筍の春色キッシュ
タラの芽のおつまみ
タラの芽はウコギ科のタラノキの新芽を指します。ほのかな苦味、厚みのあるもっちりとした食感が特徴的です。タラの芽にはカリウムが多く含まれ、高血圧の人におすすめな食材。桜が咲く時期を目安に里山に行くと収穫できます。触るだけでかゆくなってしまうウルシと間違えやすく、収穫しづらい山菜でした。今では自生しているもの以外にも、栽培されてお店に出荷されるので、比較的食べやすくなっています。
タラの芽とはんぺんの生ハム巻き
タラの芽のごま味噌和え
鯛のムニエル~豆乳味噌タラの芽ソース~
トマトとニシンとタラの芽のオーブン焼き
つくしのおつまみ
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全国どこにでも自生しているおなじみにつくしも、春の山菜のひとつです。つくしはクセが少なく食べやすいのが特徴。茎についているハカマを取る下処理が大変といわれていますが、固い部分をハサミでカットするなど簡単な処理の仕方も◎。また、つくしはもやし似ていることから、もやしの代用として調理されることも多いです。カロテンという健康を保つための栄養素も多く含まれていますが、アルカロイドという毒性ある成分も含まれるので大量に食べるのは×。地域にもよりますが、よく採れるのは4月から5月といわれています。
つくしの酢の物
つくしのブルスケッタ
つくしと鶏ムネのふんわりごちそう卵とじ
つくしの佃煮のチーズ焼き
春の味覚をお酒のお供に
いかがでしたか?季節の旬の味覚を美味しいお酒といただけるのは、他にはない贅沢ですよね。ここで取り上げた山菜は比較的身近にある山菜ですが、わらびやコシアブラ、ウルイ、ミズなど色々な山菜も食してみたいですね。この季節しか味わえないほろ苦い味覚を存分に愉しみましょう。
別名”ばっけみそ”と呼ばれます。ふきのとう独特の風味は、キリっとしたスパークリングの日本酒に合わせても美味しいです。昔ながらのものですが、スティック野菜につけて食べたり、クリームチーズと一緒にクラッカーにのせたりすると、ちょっとおしゃれなおつまみに変身しますね。