圧力鍋でとろとろのチャーシューに仕上げるには、コツがあるようです。まず、お肉はロースやヒレ肉ではなく、豚バラ肉や肩ロース肉などがおすすめ。こってり感が苦手な場合は、ほどよく脂ののった肩ロースがいいでしょう。

調味料を先に入れてお肉を煮てしまうと、どうしてもかたくなりがちです。そこで、まず肉のみを圧力鍋で下茹でし、そのあとに調味するととろとろに仕上がるようです。

圧力鍋は、長時間煮過ぎると、むしろお肉がパサパサになるようです。圧力鍋の種類やお肉の大きさにもよりますが、一般的な圧力鍋なら20分ほどの加熱で十分火が通ります。

最初から調味料を加えて作る方法は、一番ポピュラーですね。この方法は、手間も時間もかからず、忙しい方にもおすすめです。豚肩ロースなどのブロックをタコ糸でしばり、表面をフライパンでじっくりこんがり焼き、調味料とともに圧力鍋で調理します。

どうしても肉の上部が煮汁に浸りませんので、圧が抜けてふたを開けたら、肉をひっくり返して煮詰めます。あとは、保存袋などで入れておくと、まんべんなく味がしみわたります。

圧力鍋の種類もいろいろ。こちらは、ドイツ「WMF（ヴェーエムエフ）」の人気圧力鍋、パーフェクトプロ。スプリング式で加圧音がとても静か。開閉もスムーズで、デザインもおしゃれです。

WMFパーフェクトプロは、高圧と低圧が簡単に切り替えできるのでとても便利。写真の鶏チャーシューは、高圧モードでたった3分煮るだけです。

火を使わない電気圧力鍋は、火力調整もいらず、ほったらかしで調理できるのがメリット。キッチンに置くスペースがある方にはいいかもしれませんね。

肉と調味料を入れて、スイッチを入れるだけです。電気ですので、コンロがふさがらないのもうれしい点。ただし、ブレーカーが落ちないようにご注意を。

低圧ですが電子レンジ調理ができる「電子レンジ圧力鍋」。簡単・時短で、しかも軽くてリーズナブルなのがメリットです。材質は、おもにポリプロピレンだとか。

ブロック肉と調味料を入れてレンジにかけるだけで、とろとろのチャーシューが完成します。レンジにかけている間にサラダなど作れば、あっという間に贅沢なディナーが準備できますね。

豚のかたまり肉を玉ねぎスライスに一日漬け込むことで、よりお肉がやわらかくなります。玉ねぎソースの自然な甘みがお肉にからむ絶品のメイン料理です。

とろとろのチャーシューに、高菜を巻き込んだアレンジレシピ。高菜のシャキッとした歯応えとさっぱりした風味が、濃厚チャーシューと意外な相性のよさでいい味わい。

チャーシューには、脂の少ないヒレ肉は向かないといわれますが、脂が苦手な方やヘルシー志向の方には、もちろんヒレ肉もアリですね。さっぱりとしていて、野菜と合わせたり、サンドイッチの具などにもよさそう。煮過ぎないなど、かたくならない工夫を。

糖質が気になる方は、砂糖やみりんなどの材料を抜いて作ることもできます。このレシピでは、お酒も糖質ゼロのものを使用して、さっぱりとした味わいに。

豚肉だけでなく、鶏モモ肉もチャーシューにおすすめ。圧力鍋を使えば、短時間でも味がよくしみた、ほろほろの鶏チャーシューができあがります。

お休みの日などたっぷり時間があるときには、圧力鍋なしで本格チャーシューを作るのもいいですね。圧力鍋のときと同様に、本格的に作るならまず下茹でを。余分な脂を取り除いてから、タレに漬け込んだり、煮からめたりします。

チャーシューにほんの少し手を加えるだけで、また違った味わいの絶品おつまみに。ねぎや酢、ラー油などの調味料を加えて和えるだけです。

チャーシューを少し炙ることで、香ばしい風味が生まれ、丼物にするとなんともいえないおいしさに。焦げないようにご注意を。

肉を下茹でした鶏ガラスープを、ラーメンスープに使う本格派。お休みの日などに、お店のようなチャーシュー麺を手作りしてみるのも楽しそうですね。