そもそも「茶色い食卓」にならない方法ってあるの?
出典:unsplash.com
毎日の献立を考えつつ、栄養バランスにも気づかう…これって本当に大変です。
「朝食はサッと簡単に、でもしっかり一日のエネルギー源になるものを。」
「昼食は仕事や勉強の合間のリラックスタイムでもあるから、楽しめる要素もほしい。」
「夜はみんなで食卓を囲む温かさのあるものがいいな。」
なんて思いつつ3食、それも365日!!台所に立ち続けるって、それだけでも深い愛情にあふれた行動です。
「朝食はサッと簡単に、でもしっかり一日のエネルギー源になるものを。」
「昼食は仕事や勉強の合間のリラックスタイムでもあるから、楽しめる要素もほしい。」
「夜はみんなで食卓を囲む温かさのあるものがいいな。」
なんて思いつつ3食、それも365日!!台所に立ち続けるって、それだけでも深い愛情にあふれた行動です。
そんな毎日の繰り返しの中で、出来上がった食卓を見渡したら「全部茶色いお料理」なんてこともありますよね。できることなら「いろどりのいい食卓」にしたいとは思っていても、煮物や揚げ物、お惣菜などで手早く作ろうと思うと、なんとなく地味な色合いになってしまった…と、ちょっと反省したり。
この「茶色い食卓」問題、なんとかならないものでしょうか?
この「茶色い食卓」問題、なんとかならないものでしょうか?
食事の色合いと栄養バランスを整える「5色」を覚えよう
出典:unsplash.com
そんな「茶色い食卓」ができてしまうことを防ぐ方法があります。「5色の食材をそろえる」という方法です。そろえる色は基本の3色「赤・黄・緑」と+α2色「白・黒」の合計5色。だたこの食材を揃えるだけで、食卓のいろどりも栄養も整ってしまうのです。
毎日の食材選びに欠かさず使いたい【基本の3色】
食品は色と栄養素に深いつながりがあるので、何かの色にかたよった食卓は栄養バランス的にもちょっと見直しが必要な場合も。だからこそ、いろどりのいい食卓は大切です。
まずは【基本の3色】「赤・黄・緑」。この3色がそろえば、食卓の色合いだけでなく、栄養バランスもグッとよくなりますよ。
まずは【基本の3色】「赤・黄・緑」。この3色がそろえば、食卓の色合いだけでなく、栄養バランスもグッとよくなりますよ。
不足しがちだからこそ取り入れたい【+α2色】
+αの2色はモノトーンの「白」と「黒」。ファッションやインテリアだけでなく、食卓にも欠かせない2色です。どちらも骨や髪をつくる栄養素なので、女性は特に意識して取り入れたい食材です。
①「赤」の食材は、「筋肉や内臓などの体をつくる」栄養のかたまり
出典:unsplash.com
「赤」の食材の栄養は「たんぱく質」がメイン。筋肉や内臓などの身体をつくる栄養素です。それだけでなく、免疫物質やホルモンなどにも関係し、強い体を維持するためには必須の栄養素です。赤い食材の代表は、肉・魚・豆など。脂質を多く含む食材もあるので、高たんぱく・低脂肪のものを上手にとるようにしてください。
ひき肉料理はパプリカで巻いちゃおう!
肉+ケチャップで最強の「赤」レシピ
人気者の魚「サケ」でパパッといろどりアップ
②「黄」の食材は「エネルギーの源」となる栄養がぎっしり
出典:unsplash.com
「黄」の食材は炭水化物が栄養素のメイン。エネルギーのもとになる食材です。ごはん・パン・麺などの食材がこれにあたります。「黄」の食材は、多くの食物繊維も含みます。またバターや油などの「油脂」もエネルギーのもとになるので、この「黄」の食品グループに入ります。どちらも撮りすぎてしまうと、脂肪として体に蓄えられてしまうので、健康的な量を3食に分けていただくのがベストです。
ご飯ものでも茶色くしない!「黄」の食材でいろどり豊かなレシピ
トマトをプラスすれば、味もいろどりも魅惑的
まぜご飯ワザで「茶色い食卓」を回避!枝豆とみょうがで風味も豊かに
茶色いご飯がみるみる鮮やかに。さやいんげんを冷凍ストックしよう
③「緑」の食材は「体の調子を整える」うるおいの宝庫
「緑」の食材は、ビタミン、ミネラル、食物繊維といった、体の調子を整える栄養が豊富です。野菜(淡色野菜や緑黄色野菜)や果物などが属します。ジャガイモなどのイモ類は、多くの炭水化物を含みエネルギー源になるため「黄」の食材と考えることもできます。しかし、あまり主食として食べることはなく、おかずとして献立が組まれるため、「緑」の食材として考えます。1つの「緑」の食材からとれる栄養は限られています。一日のうちにいくつかの食材を取り入れるのが理想的です。
「緑」の食材でパパッと一品できちゃえば、食卓のいろどり上級者!
少しの工夫で長持ちするの?
ブロッコリーの日持ちするゆで方/ゆで時間
ブロッコリーの日持ちするゆで方/ゆで時間
レンチンですぐどうぞ!
にんじん+明太子で華やか小皿
にんじん+明太子で華やか小皿
ごぼうよりも人気かも!?
脱・甘煮の「かぼちゃのきんぴら」
脱・甘煮の「かぼちゃのきんぴら」
④「白」の食材で「骨太美人」をめざす
出典:unsplash.com
「白」の食材でとりたい栄養はカルシウム。骨や関節をつくる栄養です。牛乳やチーズなどが「白」の食材にあたります。他にも骨ごと食べられるしらすなどの小魚もこの仲間です。
「白」の食材の多くは、たんぱく質が多く含まれるので、栄養素の働きから分けられた食品グループ上では、正しくは赤の仲間になります。でもカルシウムを積極的にとることは忘れがち。ぜひ「白」の食材として毎日の食卓で取り入れてください。
「白」の食材の多くは、たんぱく質が多く含まれるので、栄養素の働きから分けられた食品グループ上では、正しくは赤の仲間になります。でもカルシウムを積極的にとることは忘れがち。ぜひ「白」の食材として毎日の食卓で取り入れてください。
料理のキャンバス「白」の食材は、カラフルにトッピングを楽しんで
「しらす+大葉+青ネギ」で
いろどり豊かな「白」のどんぶり
いろどり豊かな「白」のどんぶり
クリームの力で食材が鮮やか!
アレンジも可能なつくり置きレシピ
アレンジも可能なつくり置きレシピ
⑤「黒」の食材で「うるおい美人」をめざす
出典:unsplash.com
「黒」の食材はビタミンやミネラルなど、体の調子を整える食材です。基本の3色の食品グループでは「緑」に属しますが、野菜類として考えると忘れがちな食材でもあります。例えば、キノコや海藻などが「黒」の食材です。エノキダケやノリなど、佃煮でご飯のおともにしやすいものもあります。積極的に工夫して取り入れたいですね。
「黒」の簡単食材を活用して、キリリとテーブルを引きしめて
包丁いらずで「無限料理」!
塩昆布とキャベツで黒×緑をテーブルに
塩昆布とキャベツで黒×緑をテーブルに
イロもカタチもインパクト大!
”やみつきブラックキューブ”の正体は?
”やみつきブラックキューブ”の正体は?
5色の食材を使い分けて「茶色い食卓」とお別れ
出典:www.instagram.com(@utosh)
食材選びの「5色」を意識すれば、「今日のごはん、何にしようか…。」という悩みが減ります。買い物に出かけた時にも色に注目すれば、あまり手にしようとしなかった食材にもトライする気持ちが持てるはず。「今日は“緑”と“黒”の食材が足りないわ。」とか、「挑戦したことのないキノコを買ってみよう!」とか、スーパーに行くことがワクワクしてきます。そんな心が手に入れられれば、もう「茶色い食卓」に出くわすことはなくなるかもしれませんね。
ひき肉を使ったお料理は大人も子どもも大好きですよね。お財布にも優しくて助かる「赤」の食材です。でも調理後には「茶色」になってしまう代表選手でもあります。そこでカラフルな「パプリカ」を使ってくるりと巻いてしまいましょう。火を通しても色があせないパプリカがあれば、お皿の色味はグッと華やいで、栄養価もアップで言うことなしです。