お家で簡単♪あさりのパスタ「ボンゴレビアンコ」を日常の献立に*
出典: アサリやハマグリといった貝を使ったパスタとして親しまれている「ボンゴレビアンコ」。貝のふっくらとした食感、そして旨みがつまった出汁の味わいが人気で、イタリアンなど、パスタが美味しいお店の看板メニューになっていることも多いですよね、
そんな「ボンゴレビアンコ」を、ぜひお家で作って、満喫してみませんか。貝は一年中スーパーに並んでいるのがうれしいところ。そんな身近な食材なのに、殻付きのアサリなどは見た目が華やかで、おもてなし料理にぴったり。
美味しく作るポイントをおさえて、お家で簡単にプロの味を楽しみましょう♪
「ボンゴレビアンコ」とは南イタリア発祥の、あさりを使った塩味のオイルソースのパスタのこと。
イタリア語でボンゴレ=あさり、ビアンコ=白を意味します。具は、基本、あさりだけというシンプルなパスタですが、白ワインで蒸し煮にした、ふっくらとしたあさりの身の美味しさが絶品です。
ボンゴレロッソ、ボンゴレヴェルデなど・・・兄弟レシピもあります。
出典: その他にも、「ボンゴレ(あさり)」を冠したパスタメニューがあります。
「ボンゴレビアンコ」のビアンコは白という意味ですが、こちらは、ロッソ=赤という意味を含んだ「ボンゴレロッソ」。
トマトが使われているため、赤い仕上がりに。こちらも人気が高いパスタです。
出典: また、バジリコを使った緑色の「ボンゴレヴェルデ」(ヴェルデ=緑)、このような、イカスミを使った黒い「ボンゴレネロ」(ネロ=黒)もあります。バジリコ、イカスミも、あさりとの相性は良好。
名前には「色の意味」が隠されているんですね。
作る前に:調理前の下準備「あさりの砂抜き」を済ませましょう
出典: せっかく美味しいあさりを買っても、一口目でジャリっと砂を噛んでしまったら、台無し。基本的にあさりを調理する前には、あさりを海水程度の塩水に数時間ひたして、砂抜きを行ないましょう。
スーパーで売られていたあさりでも、「砂抜き不要」と書いてないかぎり、3時間程度砂抜きしたほうが安心。あさりが活動しやすい(砂を吐き出しやすい)暗い場所に置くとよいです。
塩抜きした後は、貝と貝をこすり合わせるようにして、殻の汚れをしっかり落としましょう。
基本の手順:【1】あさりのソースを作る⇒【2】パスタと絡める(乳化)
ボンゴレビアンコを作るステップは、大きく2つ。
1.(パスタを茹でている間に)あさりのソースを作る
2.あさりのソースに、茹でたてパスタを絡める(乳化) です。
はじめに、それぞれのコツをおさえておきましょう。
出典: 【ボンゴレソースの基本の作り方】
1.フライパンにオリーブオイル、にんにくを弱火でじっくり炒め、香りを出す。
(お好みであわせて赤唐辛子(鷹の爪)を加えて、辛みがいきわたったら、取り出す)
2.アサリ、白ワインを加えて中火に。蓋をして弱火で蒸らし、あさりの貝が開いたら、あさりのみ取り出す。
フライパンに残ったソースを弱火で煮詰めたら、できあがり。
キャベツなど、他の具を加えても美味しいです。
【2】あさりのソースを「乳化」させて、パスタと絡める
出典: 水と油は本来交じり合わないものですが、それが混ざるという現象「乳化」。
この「ボンゴレビアンコ」をはじめ、「ペペロンチーノ」など、オイルソースがベースとなっているパスタは、
このパスタを茹でたときの汁(水)と、あさりソースに含まれる油分を、この「乳化」させて絡めることで、美味しく仕上げることができまます。
どうしてお湯ではなく、パスタの茹で汁を活かすの?という理由は、以下の通りです。
パスタ茹で上がり2分前くらいになったらお玉1杯分(約60ml)のパスタのゆで汁を入れます。
茹で上がり直前のゆで汁はデンプンが溶けだしています。このデンプンが乳化しやすくしてくれます。また塩味もここでつけることができます。
出典: 上記の理由にもとづいて、パスタの茹で汁を、あさりのソースに加えます。
ゆで汁を加えて煮詰めていくと、白濁してきて、とろみが出ます。これが「乳化」です。乳化させることで、ソースのオイルと茹で汁が分離せず、すなわち、茹であげたパスタに、ソースががしっかり絡みます。
もちろんこの手順は、他のオイルパスタにも応用できますよ。
※「ボンゴレビアンコ」のレシピの中には、この「乳化」を省いた作り方も多く見受けられますが、今回はプロの味わいに近づけるため、「乳化」を紹介しています。
それでは、やっと実践編! おすすめの「ボンゴレビアンコ」レシピをご紹介します。
作ってみよう!おすすめ「ボンゴレビアンコ」レシピ <4選>
【お馴染みの味わい*】基本の材料でつくる、ボンゴレ・ビアンコ
出典: 上でご紹介した、基本のSTEPをとりいれやすい、基本にぴったりなレシピです。パスタは、その後さらにフライパン上で加熱することを加味して、すこし固めに茹で上げておきましょう。
仕上げ用のパセリもお忘れなく。ドライパセリでも、良いアクセントになります。
【動画なので、安心】バターの風味も美味しい、ボンゴレ・ビアンコ
イタリア料理店のシェフが、わかりやすく解説しながらつくる、簡単な「ボンゴレビアンコ」レシピです。
基本的な材料は、あさり、バター、オリーブオイル、白ワイン、そしてスパゲッティだけ。
さらに唐辛子やにんにくが無いので、その独特の味に抵抗がある女性やお子さんの方に向けても、気軽につくりやすいレシピです。
【フライパン一つで済むのが嬉しい】大葉が決め手のボンゴレ・ビアンコ
出典: フライパン一つで、時短で完成!
細くて早く火が通る1.4ミリのパスタを使って、オリーブオイル入りのお湯でパパっと麺を茹で上げ、仕上げてしまうという、ユニークな手順。
先程ご紹介したSTEPは、いったんは置いといて・・というレシピですが、まずは気軽に味わいたい初心者さんにオススメ。
【シリコンスチーマーで、レンジでチン*】簡単すぎるボンゴレ・ビアンコ
出典: こちらのレシピも、上でご紹介したSTEPは関係なしの作り方ですが、シリコンスチーマーにお酒も少量加えてレンチンすることで、アサリもふっくらしあがります。
はじめの一歩としては、チャレンジしやすいですね。
【知っとく①】白ワインではなく、日本酒で代用できます
出典: 白ワインの代わりに、あさりの酒蒸しでおなじみの、日本酒・清酒を使っても美味しく仕上がります。
たとえば、あさりのバター酒蒸しなどをたくさん作ったなら、
それをボンゴレビアンコに応用しても◎。自分なりに美味しい作り方の幅を、広げていってくださいね。
【知っとく②】冷凍あさりで、日常の献立にボンゴレを*
ちなみに、あさりは冷凍できることをご存知でしたか?いつも冷凍庫にあさりを常備しておけば、気軽にボンゴレパスタを楽しめますね!
こちらの動画で、用意の仕方をご紹介しています。砂抜きを済ませたものを冷凍するので、いろんな料理に取り入れやすいですね!
もっと味わいつくそう♪ ボンゴレの「アレンジレシピ」をご紹介
さらにボンゴレ(あさり)の美味しさをパスタで味わいつくしましょう!
ボンゴレビアンコのような、貝のオイル系パスタ、スープパスタなど、アレンジを色々まとめました。
市販の魚介スープの素で味わう、ボンゴレスープパスタ
出典: 洋風魚介スープの素をつかった、美味しいスープでいただくレシピ。寒い季節にぴったりですね。
お酒は日本酒を大さじ1だけ。簡単なお醤油味の和風ボンゴレ
出典: たっぷりの水菜を合わせた、しゃきしゃき食感!醤油味が美味しい、和風アレンジのボンゴレレシピ。
もちろんあさりの出汁、にんにくの風味も美味しく、年配の方にも喜ばれそうです。
出典: 普段のボンゴレビアンコに、アンチョビを入れるだけで、さらにおいしさがグレードアップします。濃厚でコクのある味わいで、ワインなどにもよく合う大人の味です。
ホウレン草、シメジなど、野菜たっぷりのボンゴレスープパスタ
出典: ほうれん草など、たっぷりの野菜を楽しめるボンゴレパスタです。固形スープの素を使うので、味わいの調整も簡単です。
色鮮やかで、おしゃれ* ボンゴレをペンネで楽しむレシピ
出典: スパゲッティやリングイネなどのロングパスタを使うことが多いですが、美味しくつくるSTEPを押さえればペンネなどのショートパスタを使っても、味がしっかり絡んでおいしくできます。
スナップエンドウと筍がキレイな、春が香るボンゴレビアンコ
出典: 筍とスナップエンドウが春の香りを感じさせてくれます。アサリのうま味がたっぷりしみ込んだ筍は絶品。山椒がピリッと効いた、ちょっと大人の味のボンゴレです。
ハマグリでいただく♪アスパラが美味しい和風アレンジ
出典: ちょっと豪華に、ハマグリを使った和風のボンゴレです。アスパラガスやエノキも入って、見た目も華やかな上に、栄養バランスもばっちり。
出典: トマトの酸味が、アサリのうま味を引き立てます。ボンゴレロッソは見た目も華やかな、おもてなし料理にぴったりです。
出典: バジルの香りが食欲をそそる、緑のボンゴレヴェルデ。隠し味のアンチョビと松の実がポイントです。市販のジェノベーゼソースを使えば、さらに簡単に作れます。
出典: 人気のボンゴレビアンコも、コツさえマスターすれば、誰でもプロの味に近づけます。覚えておけばお手軽ランチにも、おもてなし料理にも重宝するはず。簡単に手に入る、お手頃価格の優良食材のアサリを使って、さまざまなアレンジメニューも楽しみましょう。
アサリやハマグリといった貝を使ったパスタとして親しまれている「ボンゴレビアンコ」。貝のふっくらとした食感、そして旨みがつまった出汁の味わいが人気で、イタリアンなど、パスタが美味しいお店の看板メニューになっていることも多いですよね、
そんな「ボンゴレビアンコ」を、ぜひお家で作って、満喫してみませんか。貝は一年中スーパーに並んでいるのがうれしいところ。そんな身近な食材なのに、殻付きのアサリなどは見た目が華やかで、おもてなし料理にぴったり。
美味しく作るポイントをおさえて、お家で簡単にプロの味を楽しみましょう♪