お味噌、使い分けてますか？
お味噌は基本的にすべて「大豆、塩、水、麹」で作られています。なのに、なぜ種類が分かれるのかというと、それは「作り方」が違うからなんです！
お味噌の種類別に美味しいお味噌汁のレシピをご紹介していきます。
寒さに負けない体を目指す！ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
甘くてクリーミー。柔らかな「白味噌」
甘味が強い「白味噌」は柔らかな味わい。茹でた大豆で作ることで味噌に大豆の色味が残り、白い味噌ができあがります。関西より西の地域で作られることが多いんだとか。
京都などでは白味噌を使ったお味噌汁が主流。白味噌に合う具材は、豆腐や油揚げ、きのこなどのシンプルなもの。濃厚で甘みのある、クリーミーな味に仕上がります。
白味噌を使った、ちょっと変わったお味噌汁
"セロリのすりおろし味噌スープ"
白味噌を使った、さわやかでクリーミーなお味噌汁。苦手な人も多いセロリですが、すりおろして入れるのでたくさん食べられますよ。とってもヘルシーなお味噌汁です。
"鮭の豆乳味噌汁"
身体がほっこりとあたたまる、優しい味わいの豆乳のお味噌汁。白味噌と豆乳の相性は抜群です。
"昆布だし＆昆布だしで作る味噌汁式かんたん豆乳ホワイトシチュー"
まるでクリームシチューのようなお味噌汁のレシピ。白味噌を使うことによって、とろりと甘みの強いお味噌汁に。
コクがあり、しっかりとした味わい。「赤味噌」
●メイラード反応
魚や肉、パンなど食材の中に含まれるアミノ酸と糖が加熱によって結びつき、起こる反応。香ばしい風味と褐色の焼き色が出る。
赤味噌は塩分が高く、栄養価も高いと言われています。コクのある貝類やきのこ類、さらにはお野菜などとの相性が良いんです。
赤味噌を使った、ちょっと変わったお味噌汁
"マロニーのお味噌汁"
鶏肉のだしがしっかりと効いた、コクのあるお味噌汁。マロニーでボリューム満点！リーズナブルで美味しいお味噌汁のレシピです。
"トマトとみょうがのお味噌汁"
トマトとみょうがという意外な組み合わせですが、とってもクセになるお味噌汁。黒胡椒がぴりりと効いて良いアクセントに。
"ほうじ茶と大根おろしの赤だし"
大根おろしにはビタミンCがたっぷりと含まれ、二日酔いを和らげてくれる効果が。ほうじ茶と赤味噌の味の相性もとっても良いんです。
独特の旨味と芳醇な香り。「麹味噌」
「麹味噌」は、原料に麹を多く使用している味噌のこと。豆麹から作られる「豆味噌」は、「名古屋味噌」「八丁味噌」などと呼ばれ、昔から各地方で親しまれてきました。
「豆味噌」は塩気が強く、独特の旨味が特徴です。「麹味噌」は香りが良いため、味噌の味を活かせる具材がおすすめ。牛肉やきのこ類、ねぎなどとの相性も◎
麹味噌を使用した、ちょっと変わったお味噌汁
“さつまいもときのこの豆乳ごま味噌スープ”
さつまいも、しめじなど、具だくさんのお味噌汁。豆乳と麹味噌の相性抜群！さつまいもの甘さ引き立つレシピです。
"きのこのコーンバター味噌汁"
えのき、まいたけ、ぶなしめじ、たっぷりと3種類のきのこを入れた食べごたえのあるお味噌汁。バターのコクが麹味噌の旨味を引き立ててくれます。
"ごま油と生姜が香る豚こまの豚汁"
具だくさんでちょっとリッチな豚汁。栄養価の高い麹味噌を使っているので、これ一杯で大満足のレシピです。
塩分少なめ、あっさりとした味わい。「麦味噌」
麹味噌の中でも、麦麹から作られるものを「麦味噌」といい、四国や九州地方を中心に愛されてきました。
「麦味噌」は甘めであっさりとした味わい。使われている麹の量が多いため、他の味噌に比べて塩分が少なめなのも嬉しいポイントです。
麦味噌を使用した、ちょっと変わったお味噌汁
"大根と落とし卵のパルミジャーノ味噌汁"
だしと麦味噌で作ったスープに、パルミジャーノをふりかけていただく、和洋折衷なお味噌汁。和食にも洋食にも合う、濃厚でコクのある一品です。
"南瓜と小松菜のお味噌汁"
お味噌汁の具としてはあまり登場しないカボチャですが、あっさりとした麦味噌とカボチャの甘みが絶妙にマッチ。ホクホクとした舌触りは、思わず笑顔に♪
デトックスが期待できるどくだみ茶でだしを取る、薬膳味噌汁。しょっぱすぎないさっぱりとした味わい。身体も喜ぶレシピです。
お味噌を使いわけて、美味しいお味噌汁を
お味噌の特徴を知れば、いつものお味噌汁が美味しく大変身！お味噌にもちょっとこだわって、ワンランク上のお味噌汁を作ってみませんか？
お味噌にはいろいろな種類がありますが、どれを使えば良いのかわからないという人って、実は意外と多いのではないでしょうか？お味噌の特徴がわかれば、今よりもっと美味しいお味噌汁が作れます♪