話題の「花椒(ホワジャオ)」って、どんなもの?
花椒と山椒の違いは?
花椒は「中国山椒」「四川山椒」とも呼ばれ、山椒と同じ、ミカン科サンショウ属の落葉低木。山椒のややおだやかな辛みに比べ、花椒はしびれるようなパンチのある辛さ。また、花椒は実(果皮)を乾燥させた香辛料ですが、山椒は実・若葉・木の芽などさまざまな部位を薬味などで使うのも特徴です。
花椒の使い方
ホール(粒)の使い方
ホールで買った花椒は、ミルで挽くと香りが抜群に素晴らしく、おすすめです。漬物・ピクルスや煮込み料理などには、ホールのままの花椒を使いますが、そのほかの料理には挽いて使うことが多く、ミルがあるととても便利。風味が飛びやすいので、お早めに。
また、ホールの花椒を油に漬けた「花椒油」も中国料理でよく使われます。料理にかけたり、たれに混ぜたり、使い方いろいろ。作り方は簡単。花椒(ホール)5gを植物油200mlとともに弱火で10分程度火にかけて香りを移し、濾して保存します。
市販の花椒粉(パウダー)も便利
市販の花椒粉も便利ですね。スーパーで手軽に買えますので、初めての方はまずはこの1本から始めてみるのもいいですね。
爽やかな香りと、しびれるような感覚。花椒は、中国・四川料理に欠かせないスパイスで、とくに麻婆豆腐や炒め物をはじめ、煮込み、蒸し料理にも使われます。少量使うだけでも、本場・中国の味が楽しめ、人気が高まっているスパイスです。