お菓子作りの前に、マスターしておきましょう!
上手に作るにはちょっとしたコツが必要なんです。
そこで今回は続編、その2"材料と作り方のコツ"についてご紹介していきます。
「お菓子作りって難しそう」なんて印象を抱いている方もいるかもしれませんが、お菓子作りの成功の要(かなめ)ともいえるポイントをおさえておけば完成度はグンとUPします。小麦粉やたまごなどの材料や、オーブンなどの扱い方をしっかりマスターすることでお菓子作りもきっと楽しくなるはずです。
お気に入りのお菓子作りの道具たちもきっと大活躍してくれますね。
お菓子作りの時にお菓子を焼くいい香りが広がって、なんだかワクワクしてきます。
出来上がったら、好きな音楽をBGMに流して、お茶と一緒にゆっくり味わって。
上手にできたら、嬉しい気持ちと一緒に誰かにおすそ分けするのもいいですね。
~お菓子作りの基本の材料とその選び方~
プラス、材料を選ぶ際に覚えておきたいことやちょっとしたコツをご紹介します。
小麦粉
バター
バターは無塩バターを使いましょう。無塩バターはお菓子の風味を損ねることなくバター本来の風味をプラスしてくれますよ。また、植物性のビーガンバターなどでも作ることができ、味はあっさりとした仕上がりになります。自分で作ることもできるのでナチュラル派の人は下記も参考にしてみてください。
砂糖
砂糖はデコレーションの一つとしても使われています。粉砂糖を茶こしなどでポンポンとふるうと雰囲気のある仕上がりに。ココアパウダーなどで色付けしてもきれいですね。
卵白
卵白は泡立てたものを"メレンゲ"といいます。メレンゲはシフォンケーキなど、ふんわりとした焼き上がりを出したい時に使います。
作ったメレンゲに小麦粉などを混ぜる時は、ふんわり感をつぶさないようにしながらさっくりと切るように混ぜましょう。なかなか角が立つほど固くならない時は、氷水にボールをひたしながら泡立てると早めに仕上がって時短になりますよ。
卵黄
生クリーム
お菓子のデコレーションで王道なのが生乳から作られるこっくりとした生クリーム。生クリームのほかにも、植物性の原料で作られたホイップクリームもあります。生クリームよりもさっぱりとした風味で、乳化剤や安定剤などが含まれいているため生クリームより日持ちするのですが、ナチュラル派さんはやはり生クリームを選びたいところ。
メレンゲ作りと同様に、氷水でボールを冷やしながら泡立てると固いクリームがいつもより早く完成しますよ。
ケーキ全体にコーティングしても絞って飾りつけしても、見映えよく仕上がってくれる生クリームは、シナモンやココアを混ぜて泡立てたり、ジャムを一緒にトッピングしても美味しく仕上がるので試してみて下さいね。
~知っておくと便利!素材を生かすお菓子作りの知恵袋~
材料の温度
お菓子作りをするときには、必要な材料は室温に戻しておきます。材料に温度差があるとうまく混ざらなかったり、分離やダマの原因になることがあります。
バターは指で押すとすぐつぶれる程度、卵は触ってみて冷たさを感じない程度が目安です。小麦粉などを冷蔵庫で管理している人は、忘れずに一緒に常温に戻しておくようにしましょう。
湯せん
生地に混ぜたり、トッピングするときにバターやチョコレートなどを溶かすときには湯せんをします。直火で溶かすと焦げ付いたり風味がかわってしまうこともあるのです。
ボールや鍋に熱湯を注ぎ、その上に材料を入れたボールを浮かべてゆっくり混ぜ溶かしていきます。
~メカが苦手でも大丈夫!お菓子を焼く時のコツ~
仲良くなることでお菓子作りの腕が上がるかも!
オーブンやトースターにも特性があります。例えば、配置する場所によってお菓子の焼け方が違ったり。
お家にある調理器具の個性を知ることも大切です。工夫した配置をしたり、早く焼けるところを先に取り出すことで失敗を未然に防ぐことができますよ。
オーブン
レシピを見ると"オーブンを○○度に予熱して"とありますよね。予熱の温度は、トレーを出し入れするときにオーブン内の温度が下がってしまうため、記載よりも少しだけ高めに設定しておくのがポイント。
トースター
ビスコッティやクッキーなど簡単な焼き菓子ならトースターでも作ることができます。トースターもあらかじめ予熱しておくときれいに焼きあがります。付属のトレーにアルミホイルを敷いて使うと、あと片付けもラクですよ。
トッピングでバリエーション広がる!
トッピングでデコレートしたらもっと美味しくなりそう♪
同じクッキーやケーキもトッピングをかえるだけでバリエーションが楽しめます。
スライスしたアーモンドやナッツで歯ごたえにメリハリをつけたり、オレンジピールやジャムで味にアクセントをつけたり。また、リキュールをプラスして、ちょっぴり贅沢な大人スイーツに仕上げてもおしゃれですね。
生地を作る時点で、小麦粉にココアパウダーや抹茶などを一緒に混ぜて焼き上げてもGOOD。固めの生地のクッキーやケーキならあえてざっくり混ぜて焼くとマーブル状に仕上がりますよ。
いかがでしたか?
お気に入りのお菓子の道具で作った、自分だけのオリジナルのお菓子。コツをマスターして美味しいお菓子をいろいろ作ってみて下さいね。
出来上がったら喜びもひとしおで、とても愛おしく感じそうです。
次回の"お菓子作り1年生へ贈る、これだけは覚えてスタート!"は、"その3・基本のお菓子レシピとラッピング"をご紹介します。お楽しみに♪
お菓子作りのその1では、お菓子作りの道具についてご紹介しました。
雑貨屋さんなどで見かける可愛らしいお菓子の焼き型は、集めて飾っているだけでもほっこりしますよね。でも、せっかく集めた道具はやっぱりお菓子作りに使ってこそ!ですよね。