豆腐を知って、もっと美味しく頂こう♪
まずは豆腐のあれこれ。基本の「き」
豆腐の原料や由来など…
◆豆腐の名前の由来◆
「豆腐」=「豆がくさる」?「腐」の字の冠である「府」には「くら」という意味もあり、もともとは「庫」という字を冠にしていました。「腐」は捕った獣の肉を庫に入れて保存しておく状態を表わした字で、初めは死後硬直で固くなっている肉が、食べられるくらいに柔らかくなってくることから、のちに肉に限らず、ぶよぶよと柔らかいものを広く指すようになりました。つまり、「豆腐」とは「柔らかい豆」という意味だというのが真相だそうです。
出典:日本豆腐協会│豆腐の歴史
豆腐はいつから食べられているの?
本格的に、庶民の食べ物として取り入れられるようになったのは、江戸時代です。天明2年(1782年)に刊行された豆腐料理の本「豆腐百珍」は、爆発的な人気を呼び、翌年「豆腐百珍続編」、翌々年「豆腐百珍余禄」が出版され、当時ブームとなった料理本〈百珍物〉のさきがけとなったといわれております。当時の豆腐の普及ぶりがうかがえます。
知ってる?豆腐の作り方
豆腐の絹と木綿の違いって?
出典:www.flickr.com(@United Soybean Board)
豆腐の「絹」と「木綿」の違いは、まず、その口当たりにあります。水分をたっぷり含み口当たりが滑らかな豆腐が「絹」になります。また、木綿の布を使い、重石をして作られたものが「木綿」になります。固めた後に水分を絞る木綿は、鉄分やカルシウムが水と一緒に流れ出ないため、栄養分も凝縮されています。しかし、絹もまた、木綿に比べ水に流れづらいビタミンやカリウムを多く含むので、絹も木綿も同じように摂取しくのが理想と言えます。
基本的に豆腐は大豆を一昼夜水に浸して柔らかくしてすりつぶし、それをこした絞り汁の豆乳を固めて作ります。木綿豆腐の場合は豆乳にニガリなどの凝固剤を加えて固めたものを木綿の布を敷いた型箱に流し込み、その上から重石をすることで水分を切って作られます。木綿豆腐の表面についている格子状の模様は、このときの木綿の布目なのです。
一方の絹ごし豆腐は木綿に使うものより濃い豆乳を型箱に流し込み、重石で水分を切ったりせずにニガリなどの凝固剤でそのまま固めて作ります。絹ごし豆腐の舌触りが柔らかなのは、水分をたっぷり含んでいるからなのです。
豆腐は、高たんぱく低カロリー、そしてヘルシーなので女性に嬉しい食材です。シンプルに豆腐にネギやショウガを乗せてそのまま頂いても、また湯豆腐にしても美味しいですが、それ以外のアレンジも色々楽しめるのがいいところ。そこで今回は、豆腐の基本的なお話しから、絹や木綿の豆腐アレンジレシピをご紹介したいと思います!