みょうがは高知県で多くハウス栽培されていることもあり、一年中手に入るイメージですが、実は6月～10月が旬。
その中でも夏にとれるものは「夏みょうが」、秋に取れるものは「秋みょうが」と呼ばれています。秋みょうがの方が、ふっくら丸みがあり大きいのが特徴です。

成分の90%以上が水分で占められ、ビタミンC・ビタミンB1・B2のほか、ミネラル成分のカリウムや葉酸、アントシアニンなども含まれていて栄養価の高いみょうが。100gあたりのカロリーは12kcalのヘルシーな食材です。

みょうがは、種実類や豆類、野菜類に多く含まれるマンガンも含んでおり代謝を促進したり、抗酸化作用を強めたりする効能があります。また、リラックス効果や集中力を高める効果のあるαピネンを含んでおり、食べるとすっきりとした気分に。

みょうがは、歯ごたえとピリっとしたアクセント、爽やかな香りで他の野菜、お肉、お豆腐……など、様々なものと合わせても美味しく食べられます。和食だけでなく、中華やイタリアンにも使えるのが魅力です。

みょうがは、そのシャキシャキの歯ごたえを守るために、残った場合はラップをかけて野菜室で保存しましょう。香りが命とも言える食材ですのでなるべく早く使い切ってくださいね。

みょうがは乾いた根元を少し切り落とし、縦半分に切ります。鍋に湯を沸かして1分ほど茹でたら、ざるに上げ、全体にうっすらと塩をふりかけ、粗熱を取ります。

粗熱が取れたら、みょうがを手でぎゅっと絞り水分をとります。あとは、保存容器に合わせた調味料と一緒に、冷蔵庫で3〜4時間ほど漬け込みます。

食べるときは、水気を切って焼き魚の箸休めに添えたり、冷奴に載せたり使い方はいろいろ。漬け込んでから1週間以上は楽しめますが、次第に赤みが退色するので、5日以内に食べきるのがおすすめです。

みょうがの香りをまとわせた、食感の良い紫キャベツの甘酢漬け。塩もみした紫キャベツは程良くしんなり、ギュッギュッと噛みごたえがあって、思わず手が伸びる夏の箸休めに♪

夏が旬のゴーヤとみょうがで作る一品はお酢を加えてさっぱりと。かつお節が水分を吸ってくれるのでお弁当にもぴったり。そのままでも、冷奴やお浸しにプラスしても◎

和食との相性はとにかく最高！きんぴらごぼうにみょうがを加えることで爽やかな香りが口中に広がり、いつもよりお箸がすすみそうです。

ササっとなにか一品……そんな時におすすめなのが簡単で美味しいこちら。きゅうりとみょうがを薄切りにし、塩を入れて軽く揉み込んで水分を切ったら、鰹節と醤油で味をととのえるだけ。みょうがのアクセントが効いたさっぱりおいしい一品に。突然の来客もこわくないですね。

こちらもおつまみに喜ばれそうな一品！生姜たっぷりの冷やしあんをかけてたべる冷奴は、まるでお店で出てきそうなお味。上に乗せたみょうがのアクセントでさらに味わいがアップします。

素揚げした野菜を手作り麺つゆに浸すだけの簡単レシピは、ピーマン、みょうが、茄子など、夏野菜の旨味で箸も進みます。暑い日に食べたいレシピです。

シャキシャキした歯ごたえとピリッと爽やかなみょうがを豚肉で巻いて、こっくり美味しい甘酢だれを絡めれば、パクパクいくらでも食べてしまいそうな美味しい一品の完成です♪しっかりした味付けですのでお弁当にもピッタリ。

ごま油で焼いたなすと茗荷のおみそ汁は、みょうがのさっぱり感が夏にぴったり。暑い夏を涼しげに乗り切ることができますよ。

きゅうり、みょうが、ねぎ、鰹節やゴマなど風味豊かな食材がたっぷり入った冷や汁レシピは、夏に飲みたい汁物です。大葉や茄子を入れても美味しくいただけます。

夏は冷たいものを飲んだり食べたりして体を冷やしてしまいがち。たまには温かいスープで、身体も心も温めて胃腸に優しい日も作りましょう。

香りだけでなく食感も楽しめるもち米をいれたみょうがご飯。もっちりとした食感で冷めても美味しく食べられます。みょうがの爽やかな香りと食感でお酒のシメにもピッタリです。

「オクラみょうがの和ピクルス」は、作り置きしておけば夏のお料理にぴったり。そうめんだけでなく、冷ややっこやお蕎麦などにもぱっとのせれば、あっという間に料理が華やかに。

いろんな食材と相性のいいみょうがを使った大人ごはんレシピを紹介しました。
そのまま使っても、スライスしても、みじん切りにしても、存在感のあるさっぱり大人味のみょうが。お酒にもよく合うアレンジで色んな味わいを楽しんでみてくださいね♪