春の恵み、味わいませんか?
おひたしにしたり、煮物にしたり、天ぷらにしたり……。
ほろ苦い味わいは歳を重ねるごとにその良さがわかります。
では、山菜や野草には具体的にどんなものがあるのでしょうか?
今回は、春に楽しめる代表的なものとそのおすすめレシピをご紹介します。
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
『ふきのとう』
旬:12月下旬~3月下旬
カリウムが豊富で、高血圧やむくみなどに効果的。
胃腸の働きを整える作用も。
まずはこれ。【ふきのとうの天ぷら】
春の常備菜【ふき味噌】
『わらび』
『わらび』はその歯ごたえが好きな人も多いかと思います。おひたしや炊き込みご飯などにすると素材の良さをそのまま味わえますよね。選ぶ際は、産毛が多いものを選びましょう。
旬:4月~5月
ビタミンEを比較的多く含んでいます。
わらびは灰汁(あく)が強いので、調理の際はしっかりと灰汁抜きをしましょう。
やはりご飯と一緒に♪【わらびご飯】
ねばねば、コリコリ。【わらびの納豆あえ】
『たらの芽』
『たらの芽』も、ほろ苦い大人の味わいの山菜です。天ぷらやおひたしの他、パスタなどにもおすすめです。
たらの芽は芽が伸び過ぎでも、小さすぎてもNG。芽のつぼみが少し開いて芽の部分が3~5cm位伸びているものが食べやすいようです。
旬:3月~6月上旬
カリウム、β-カロテン、ミネラルが豊富。
ほろ苦、大人味。【たらの芽とベーコンのパスタ】
『やまぶき』
煮物にするとだし汁をよく含み、柔らかいのにシャキシャキする不思議な食感の『ふき』。茹でて灰汁抜きをした後はサラダ感覚でいただくのもおすすめです。
旬:3月~6月
食物繊維、ミネラルが含まれています。
毎年の定番に。【ふきの炊き込みご飯】
歯ざわりを楽しむ。【ふきのきんぴら】
『つくし』
春の代名詞でもある『つくし』ですが、食べられることを知って驚いている人もいるかもしれませんね。おひたしや佃煮などが一般的な食べ方です。
旬:3月~4月
ビタミンE、カロテンが豊富。ビタミンEは野菜でトップクラスの含有量、カロテンもブロッコリーやオクラなどよりも多いんだそう。
甘さの中に隠れるほろ苦さがクセになる。【つくしとくるみの佃煮】
イタリアンにアレンジ!【つくしのブルスケッタ】
『よもぎ』
とても身近に自生しており、見かけたことがある人も多い野草です。よもぎ餅など香りの良い印象がありますね。
もしもご近所で摘むなら、今年になって出てきた新芽の柔らかい部分を摘みましょう。
旬:3月~5月
不溶性食物繊維が豊富に含まれているので、便秘解消に効果的。他にもクロロフィル、β-カロテン、ビタミンKも多く含まれています。
また、その爽やかな香りにはアロマ効果も。
香り高いもちもちおやつ。【ヨモギ白玉】
若草色がとても綺麗♪【ヨモギのカンパーニュ】
『セリ』
春の七草粥にも用いられている『セリ』。たくさん手に入ったらセリ鍋なんかもおすすめです。
野生のセリは灰汁(あく)が強いので、灰汁抜きをしっかり行ってから調理しましょうね。
旬:1月~4月
ビタミンC、ミネラル、β-カロテンが豊富な野草。
食物繊維も豊富で便秘解消やコレステロールの排出にも効果的。
爽やかな香りの鍋【セリたっぷり豚味噌鍋】
エスニック風にアレンジ♪【セリと大根のエスニックサラダ】
【注意!】自然のものを採る場合は注意が必要です
・知識をしっかりと学んでから行きましょう。→毒性のある植物もあります!
・訪れる場所の下調べをしましょう。→山菜狩りが可能な場所なのか、危険な場所はないか、など。
・服装や持ち物もきちんと備えて行きましょう。→虫よけ、ケガ、気温差などの対策をしっかりと!
春の恵みをたっぷりいただきましょう。
女性にとって嬉しい栄養素を含む山菜・野草もあるので、春はぜひ積極的に食べたいものです。
もし、スーパーなどで見かけたら敬遠せずに手に取ってみてくださいね。
雪解けのころ、いっせいに芽を出す『ふきのとう』。まさに今が旬です。つぼみがきゅっと締まった小ぶりなものの方が、苦みが柔らかで食べやすいようです。