チーズの種類
- 寒さに負けない体を目指す!ゆらぎがちな冬のご自愛ケアキナリノ編集部
フレッシュタイプ
〜モッツァレラチーズ〜
ピッツァやカプレーゼなど、イタリア料理でおなじみのモッツァレラは、鮮度が命のフレッシュチーズです。モッツァレラの語源はイタリア語で「引きちぎる」という意味で、こねては引きちぎって形作っていく製造過程に由来しています。
〜リコッタチーズ〜
通常のチーズは、生乳にタンパク質凝固物質を添加し、固まってきたものを使いますが、リコッタチーズの場合、残った水分である乳清(ホエー)を煮詰めて作ります。リコッタとはイタリア語で「二度煮る」という意味です。
ウォッシュタイプ
〜タレッジョ〜
イタリアで一番有名なウォッシュタイプチーズです。タレッジョは表面を塩水で洗いながら途中で生えた余分なアオカビなどをそぎ落として、40日~60日ほど熟成させ作られます。もっちりとした舌触りで、ウォッシュタイプの中でもマイルドで食べやすいのが特徴です。
〜エポワス〜
ウォッシュタイプチーズの代表格のエポワス。フランス・ブルゴーニュ地方のエポワス村が名前の由来です。マール酒によって何度も洗い熟成しているため、表面は美しいオレンジ色です。内側にはクリーム色のとろりとしたやわらかな中身が詰まっています。
ハードタイプ
〜パルミジャーノ・レッジャーノ〜
「イタリアチーズの王様」と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノ。世界的に有名なチーズで、DOP(原産地名称保護制度)の認定を受けたものだけが刻印を押され「パルミジャーノ・レッジャーノ」を名乗ることができます。1日1回しか作ることができないため、産地イタリアでも大変貴重なチーズとして扱われています。
〜ペコリーノ・トスカーノ〜
ペコリーノとは、ヒツジの生乳で作られたチーズで、イタリア語でヒツジを意味する「ペコラ」に由来しています。ヒツジの生乳はタンパク質も脂肪分も多いので、チーズにすると濃厚な味のものができあがります。一般的な牛の生乳で作ったハードタイプチーズは、ほろほろとした舌触りですが、ペコリーノ・トスカーノは口の中で溶けていくような食感が特徴です。
セミハードタイプ
〜ゴーダチーズ〜
オランダを代表するセミハードタイプチーズで、世界中でも愛されています。黄色い表面はワックス(ロウ)で、内部は乳白色をしています。マイルドな味わいは日本人の嗜好に最も合ったチーズとも言われ、プロセスチーズの原料としても使われています。そのままおつまみや軽食、サンドイッチなど、幅広い料理に利用できます。
〜マリボー〜
デンマークを代表するチーズの1つで、ローランド島の町の「マリボー」からその名がつけられました。オランダのゴーダの製法を元に作られ、きめがやや粗く弾力性があります。そのままカットして食べたり、加熱するととろみが出てよく伸びるため、チーズフォンデュにも最適です。
青カビタイプ
〜ゴルゴンゾーラチーズ〜
ゴルゴンゾーラはイタリアの代表的なチーズの一つです。世界三大ブルーチーズとしてフランスのロックフォール、イギリスのスティルトンと並んで広く知られています。
薄黄色のやわらかなチーズに青かびが筋状に入っていて、なめらかでピリっとした刺激があります。青カビタイプとしては比較的やわらかい風味で、塩分も控えめ、青カビ独特のクセが少ないチーズです。
〜スティルトン〜
スティルトンは世界三大ブルーチーズの一つで、ブルーチーズらしい青カビの描くマーブル模様が美しいチーズです。
ブルーチーズの中では水分が少なめでシャープな味わいです。塩味が効いていて、青カビタイプのチーズ特有の強い匂いと、刺激とコクのある濃厚な味わいを持ち合わせています。
白カビタイプ
〜カマンベール〜
カマンベールは表皮が白カビに覆われ、中がやわらかい小型のチーズです。熟成が進んだものは内部がとろりとして大変やわらかく、丸い木箱に詰めて型崩れを防ぎます。濃厚ながら上品でクリーミーな味なので、誰にでも食べやすく人気が高いチーズです。
〜ブリー・ドゥ・モー〜
ブリー・ドゥ・モーは、フランスを代表する有名な白カビチーズで、カマンベールチーズよりもさらに古い歴史を持ちます。ブリーチーズの製法がカマンベール村に伝わって生まれたのがカマンベールチーズだと言われているほどです。カマンベールが手のひらサイズなのに対し、ブリーは直径27~36cmほどあります。熟成すると中身がとろりととけて、気品のある味わいが楽しめます。
シェーブルタイプ
組織はやわらかく、山羊特有の強い個性のある風味で、初心者には少しハードルが高いチーズですが、やみつきになる人も多いそうです。
作りたてから完熟するまで、どの状態でもそのときどきのおいしさが楽しめるのが特徴です。黒い炭のついたもの、そのまま熟成させたもの、白カビを表皮に植え付けたものがありますが、その種類によって熟成の度合いも異なります。
〜クロタン・ド・シャヴィニョル〜
山羊乳特有の発酵臭があり、濃厚な味わいのチーズで、シェーブルタイプとして人気があるものの一つです。 栗のような食感があるのが特徴で、若いうちはやわらかく、熟成が進むと硬くなり、それを切るための「クロタンナイフ」という専用ナイフもあります。
〜サント・モール・ド・トゥレーヌ〜
サント・モール・ド・トゥレーヌは、山羊のミルクを使ったチーズ特有の強い個性を持っています。細長い円筒状の形をしていて、表皮には木炭の粉がまぶしてあるので黒くなっています。型崩れを防ぎ、空気を通すために中心に1本の麦わらが通してあるのが特徴です。
最初は白くやわらかなチーズですが、熟成が進むにつれて水分が抜けて硬くなり、薄く色づいて風味が増していきます。
プロセスチーズ
日本でもなじみの深いプロセスチーズは、ナチュラルチーズを1種類または数種類混ぜて加熱し、再び型にいれて固めたものです。ナチュラルチーズに含まれていた乳酸菌やカビなどはこの時点で死んでしまいますので、チーズ特有の熟成というものがなく、味が一定で保存性に優れています。
いかがでしたか?
ご紹介したチーズとおすすめレシピを参考に、ぜひみなさんも様々なチーズを堪能してみてくださいね。
一言で「チーズ」といってもその種類は様々です。チーズは大きく6つのタイプに分類されます。今回は、それぞれのタイプからいくつかピックアップして、そのチーズに合うおすすめレシピをご紹介します。