カツオは遠洋回遊魚といって、ずっと泳ぎ続けている魚です。常に動いているために、その身は血色素で赤く、脂肪も多くて旨味が強いのが特徴です。初夏の初ガツオもさっぱりして美味ですが、秋の戻りガツオも脂がのって味わいがあります。

カツオたたきは、醤油ベースのポン酢だけでなく、塩味でいただくのもおすすめ。こちらは、塩たたきに、柚子胡椒をきかせた紫玉ねぎのトッピングをたっぷりのせています。

水菜を敷いた上に、カツオと玉ねぎを盛り、トマトなどを使ったタレをかけます。見た目も美しく、おもてなしの前菜などにも出せる一品。刺身とはまた違ったサラダ感覚がいいですね。

カツオのたたきに、カリカリにんにくのタレをかけたアレンジ。香ばしいにんにくの香りとサクサク感がおしゃれなアクセントになります。日本酒やワインなどにもよく合います。

旨味たっぷりで爽やかなニラとトマトのタレをかけたカツオのお刺身。ご飯も進みます。トマトの種を取って、水っぽくしない工夫もポイント。このタレは、冷しゃぶやから揚げにも合うようです。

煎り酒は、日本酒に梅干しを入れて煮詰めたもの。江戸時代まで調味料として広く使われていたといわれます。上品な梅風味をまとわせたたたきも、たまにはいいものです。

ポキは、代表的なハワイ料理のひとつで、マグロやタコをぶつ切りにして調味料で和えたもの。こちらではカツオを使っています。豆板醤などで辛みをきかせたアレンジがユニークです。

三重県の郷土料理として知られる手こね寿司。こちらは、寿司飯をポン酢とマヨネーズで味つけしたまろやかな味。漬けにしたカツオとよくなじみます。みょうがと大葉の爽やかさもポイント。

アルミホイルにカツオを並べ、にんにくをきかせたねぎ味噌をのせて、トースターで焼きます。こんがりと香ばしく焼けた味噌風味のカツオは、メインのおかずにもおつまみにもぴったり。

サッとソテーしたカツオにはちみつやバターのコクのあるソースをかけていただきます。ちょっと甘辛い味がクセになるカツオの炙り。お好みでレモン果汁をかけて食べるとさらに美味しさアップ！

ブランシールとは白く仕上げる、というフランス語。サッと短時間カツオを茹でて表面が白くなったらOK。少しだけ火を通すことで、表面と中の食感の違いも楽しめます。

カツオの刺身やたたきに、チーズやガーリック、ハーブの香りの衣をつけ、少なめの油で揚げ焼きにします。外側に火を入れるだけで、中はレアで大丈夫。おしゃれなイタリア風味のかつのできあがりです。

お刺身用が余ってしまったら、オイル漬けにして保存食にするという斬新なアイデア。ハーブ入りのオイルで煮ます。こちらは、マグロなどを使っていますが、カツオでも美味しそう。サラダのトッピングにもいいようです。

カツオを1匹さばいたら、腹皮もぜひ！いわゆるトロの部分です。グリルで香ばしく塩焼きにしたり、から揚げや煮物にするのもおすすめ。腹皮は、通販でも入手できるようです。

カツオのたたきが余ってしまった時のリメイクアイデアレシピです。エゴマの葉は栄養もたっぷりですが、なければ大葉で代用も。揚げたてのサクッとした食感も美味しいです。

カツオを使ったお手軽な加工品といえば、まずカツオフレークですね。もともとの和風味に、ナンプラーやスパイスを加えて、エスニック風のパスタはいかがでしょう。パクチーの香りもマッチします。

カツオの酒盗は、カツオの胃や腸を長期塩蔵し、熟成・発酵させたもの。天然のうまみ成分やアミノ酸をたっぷり含んでいます。好き嫌いがありますが、おつまみやご飯のおとも、そして冷奴のトッピングなどいろんな食べ方があります。