スペインバルの定番タパス「アヒージョ」
出典:unsplash.com
アヒージョとは、オリーブオイルとニンニクで具材を煮込んだ料理でスペイン南部の伝統的な小皿料理(タパス)のひとつ。「ajillo(アヒージョ)」はスペイン語で“刻んだニンニク”という意味で、現地では「食材名+アル アヒージョ」で料理名として使われます。
バルや居酒屋メニューなど、日本でもおしゃれなおつまみとしてすっかり定番となり、最近はコストコのアヒージョも人気ですね。
バルや居酒屋メニューなど、日本でもおしゃれなおつまみとしてすっかり定番となり、最近はコストコのアヒージョも人気ですね。
野菜・魚介・肉・カマンベール、変わり種具材も人気!
エビなどのシーフードやきのこのイメージが強いアヒージョですが、海鮮以外にも、カマンベールや野菜・肉も合いますし、意外なところでは豆腐など、アイデア次第で節約メニューにもなります。また、定番の魚介は安いシーフードミックスを使うとより手軽ですし、あまり難しく考えず冷蔵庫にある食材でいろんな組み合わせにチャレンジしてみましょう。
スキレットやたこ焼き器を使うのもおすすめ
本場では、直火にかけられる耐熱陶器「Cazuela(カスエラ)」を使うことが多いようですが、手持ちのスキレットや直火OKの耐熱皿でも作ることができます。
その他にも、家族の人数が多い場合やホームパーティーでは、卓上で調理できるたこ焼き器ホットプレートを使うのがおすすめ。穴の数を活かしてお好みで具材を変え、一度にいろんな具材を楽しめるのもメリットです。
【基本】絶品アヒージョの作り方
アヒージョの作り方はとてもシンプル。定番人気エビのアヒージョを例にご紹介します。
材料&道具
アヒージョの基本材料は、エビ・オリーブオイル・にんにく・赤唐辛子・塩の5つ。お好みできのこ、具材をのせたりオイルを浸すバゲットも用意しましょう。
・エビ:10尾くらい
・にんにく:1片
・オリーブオイル:100ml
・塩:小さじ1/4
・鷹の爪:1本
・バゲット:適量
・にんにく:1片
・オリーブオイル:100ml
・塩:小さじ1/4
・鷹の爪:1本
・バゲット:適量
調理道具は、スキレット以外にも、お手持ちの小さな鍋やフライパン、直火OKの耐熱皿でもOKです。
作り方手順
【STEP1】
初めに、エビの殻むきや背わた取り、 尻尾付きの場合は先端をカット(油はね防止)など下処理をして下味を付け、赤唐辛子は種を出しにんにくも切っておく。
【STEP2】
スキレットにオリーブオイルを注ぎ、ガーリック・赤唐辛子を入れ、冷たい状態から弱火にかける。
【STEP3】
香りが立ってきたら具材を入れてじっくりと加熱し、全体に火が通ったら好みでパセリなど加え塩で味を整える。
初めに、エビの殻むきや背わた取り、 尻尾付きの場合は先端をカット(油はね防止)など下処理をして下味を付け、赤唐辛子は種を出しにんにくも切っておく。
【STEP2】
スキレットにオリーブオイルを注ぎ、ガーリック・赤唐辛子を入れ、冷たい状態から弱火にかける。
【STEP3】
香りが立ってきたら具材を入れてじっくりと加熱し、全体に火が通ったら好みでパセリなど加え塩で味を整える。
☑美味しく作るためのコツ
簡単にできるアヒージョですが、ほんの少しコツを押さえるだけでより本格的で美味しく仕上がります。
オリーブオイルの種類・下ごしらえ・具材の切り方・火加減のコツ
【オイルの使い分け】
具材の加熱用には、精製過程を経た青臭さがないピュアオイルを使うのがおすすめです。オリーブの実を搾った良質なエキストラバージンオイルは、香りと風味が飛ばないよう最終段階の仕上げに使いましょう。
【下ごしらえ】
根菜などの硬い野菜は下茹で、あるいはレンジ加熱して火が通りやすくしておくのがポイント。同様に、シーフードミックスなどの冷凍の魚介も下茹でしてしっかり水気を拭き取っておくと、油はね防止になります。
【具材の切り方】
あえて少し大きめにカットして食感を楽しむのもいいでしょう。にんにくの切り方は、押しつぶすとホクホク感を楽しめ、スライスすればよりも香りが強くなります。また、みじん切りは風味をより強く感じることができますが、焦げないように注意してください。
【火加減】
弱火でじっくり、にんにくがふつふつ泡が出るくらいに留めて。エビなど火が入りすぎると硬くなる素材は、他の食材と組み合わせる場合は時間差で入れたり、余熱で火を通すのがポイントです。
【簡単】アヒージョの時短レシピ
電子レンジ・たこ焼き器・缶詰などを使うことで、より時短で簡単にアヒージョが作れます。
電子レンジで早楽!
コンロがふさがっていたり、他の作業で手が離せないときは、電子レンジを使ってアヒージョを作ってみませんか。材料を耐熱容器に入れてふんわりラップをしレンチン加熱すればOK。こちらは、300wの低出力にするのがポイントです。
たこ焼き器を使った楽しい食べ方
ホットプレートのたこ焼き器を使ったアヒージョは、ホームパーティーのおもてなしにおすすめ。オリーブオイルやにんにくなどをたこ焼き器の穴に入れ、具材を加熱するだけ。食材の組み合わせを変えて一度にいろんなテイストのアヒージョを楽しめます。
缶詰まるごと即席
オイルサーディン缶を調味し、そのまま網の上で加熱する簡単アヒージョ。気を付けないと油がこぼれやすいので、気になる場合はホイルなどを敷いたオーブントースターで作るのもOKです。
【具材別】アヒージョのおすすめ人気レシピ
アヒージョは、アイデア次第で食材の組み合わせは無限大。おすすめの具材レシピをピックアップします。
カマンベールチーズのアヒージョ
きのこのアヒージョ
カマンベールとむきエビのアヒージョ
カマンベールチーズとマッシュルームのアヒージョ
エビとマッシュルームのアヒージョ
牡蠣とマッシュルームのアヒージョ
サバ缶とトマトのアヒージョ
ブロッコリーとしらすのアヒージョ
じゃがいもとアスパラベーコンのアヒージョ
砂肝と野菜のアヒージョ
タコのアヒージョ風
鮭とアボカドのアヒージョ
カツオとねぎのアヒージョ
豚肉とじゃがいものアヒージョ
牛ステーキ肉のアヒージョ
マッシュルームのアヒージョ
レンコンとドライトマトのアヒージョ
豆腐とソーセージのアヒージョ
オクラとカニカマのアヒージョ
鶏ささみとアスパラのアヒージョ
鶏レバーのハーブアヒージョ
そら豆のスパイスアヒージョ
ホタルイカのアヒージョ
サンマのアヒージョ
筍のアヒージョ
芽キャベツのアヒージョ
生らっきょうのアヒージョ
【アウトドア】BBQ&キャンプ向けおつまみアヒージョ
アヒージョは、屋外で楽しむアウトドア料理としても重宝します。バーベキューでお肉や野菜を焼いている間、網の片隅に材料の入ったカスエラやスキレットをポンとのせてほったらかし調理でもOKなので楽ちん♪専用の調理鍋がなくても、深めの使い捨てアルミ皿などで代用したり、缶詰のまま調理すると洗い物も少なく手軽です。
レンコンとベーコンのアヒージョ
バジル風味の塩鮭アヒージョ
鶏もつの和風アヒージョ
エビとホタテのアヒージョ
【活用】残り油のアレンジ&リメイク料理
アヒージョは、オリーブオイルを多めに使うので余ることもありますね。具材のうまみがしみ出した美味しいオイルを捨てるなんてもったいない。残り油や具材は、いろんな料理にアレンジしましょう。
ミニトマトのオイルパスタ
アホバカ鍋~アヒージョ牛しゃぶ
アヒージョ風ホットサラダ
サンマのアヒージョ炊き込みご飯
アヒージョ風たこ焼き
具材で広がるアヒージョをおつまみや献立に!
アヒージョは、ちょっとした思いつきや意外な食材の組み合わせで、どんどん味のバリエーションが広がります。お酒のおつまみやおもてなしの一品に取り入れて、スペインバルのおしゃれな雰囲気をおうちでも満喫しませんか?余ったオイルはパスタなど、ランチや夕食の献立にもぜひ活用してみてくださいね。
インパクト大のカマンベールチーズをまるごと使ったアヒージョ。こちらのレシピでは明太子を入れて、和のうまみもプラスしています。火が通ることでプチプチ食感も楽しい。
#スキレット #コンソメ