出典: 二色丼に、のっけごはん。
「肉そぼろ」は誰もが好きなご飯のお供ですよね。
出典: でも、冷めてからいただくときなど、脂っぽいと感じることはありませんか?
油で炒めてから調味したり、調味液に肉を入れてから炒ると、脂と臭みが残りやすく、時間がたつと脂分が白く残ったりすることも。調理時に肉どうしもくっつきやすく、均等に熱や調味液もうまく染み込んでいかないこともあります。
そういう問題を解決するには…
【「肉そぼろ」は、“下茹で”してから調理しましょう。熱湯に挽肉を入れると、かなりのアクが浮き出てきます。一度ザルに上げてから調理すれば、すっきりとした味わいの「肉そぼろ」に。】
「肉そぼろ」は、熱湯で“下茹で”してから調理すると、冷めても美味しい「肉そぼろ」になります。挽肉は、綺麗にほぐれ、余分な脂と臭みが抜け、時間が経っても風味が落ちません。
出典: 「肉そぼろ」を仕込んでおけば、様々な料理に展開できます。
以下では、“下茹で”してから作る、美味しい「肉そぼろ」の作り方と、他の料理に展開しやすい、万能常備菜「塩そぼろ」の作り方を紹介します。
“下茹で”するのがコツ。冷めても美味しい「肉そぼろ」の作り方
ひき肉は、牛・豚・合いびき肉・鶏、好みのものを使います。なるべく脂肪の少ない赤身80%以上のものがお勧めです。
出典: ◇基本の作り方◇ 熱湯で下ゆで▶調味料で炒り上げる
出典: 下茹ですることで、こんな風にきれいなパラパラのそぼろに。
お肉に火を通しすぎないように注意して、ザルに上げてアクと余計な脂を取り除けば、一味違う美味しい「肉そぼろ」になりますよ。
湯通しのコツと、美味しいそぼろの作り方はこちらから。
せっかくの牛肉を、水を使って“下ゆで”するのは…。
と、ちょっと抵抗を覚えるのなら、日本酒や白ワインを使いましょう。酒で一度炒り上げてからザルに上げて、臭みや余計な脂肪を取り除きます。お酒で下ごしらえすれば。肉も柔らかになり、臭みも消えます。
出典: フッ素加工のフライパンにひき肉を入れて、日本酒を回しかけ火にかけます。
パラパラになるまで炒り上げたら、一度ザルに上げます。ひき肉をフライパンに戻して、好みの調味料を加えて炒り上げます。
お湯を沸かしたり、ザルにあげたりするひと手間がかけられない場合は、フライパンや鍋でいためた「肉そぼろ」から出た脂分をキッチンペーパーなどでぬぐい取る方法もあります。もちろん、湯通しをおこなうほうが脂分はしっかり落とせますが・・・。
出典: ひき肉とお酒を一緒にフライパンで炒め、お酒を吸わせるようにして…最後に脂を拭きとることで、脂っぽくならずヘルシーに仕上がります。
出典: 豚肉を湯通ししてからつくる「そぼろ」なので油浮きせず、お弁当にもぴったりとのことです。ワサビ菜を最後にトッピングしてぴりりとさわやかさも口に残ります。
たくさん作り置きしておけば、時短メニューに大活躍してくれます。
おにぎりはもちろん、炊き込みごはんや、きのこと一緒に混ぜご飯にしても。
ごはんが進む甘辛のそぼろは、メインおかずにももってこいです。
出典: 甘辛い「肉そぼろ」は、やっぱりこれが王道。炒り卵と一緒に盛り付けて、夕飯でもお弁当でもみんな大好きメニューですね。
出典: 甘辛肉そぼろと大葉の卵かけごはん。しっかり目に味付けしたそぼろを加えたら、卵かけご飯も一気に豪華に。
温泉卵にしても美味しそうです。
出典: 「鶏そぼろ」のパスタもあっという間に。ノリとネギの風味を効かせて和風のパスタはいかがでしょうか?
出典: パパッとできちゃう冷やしうどんにも、温泉卵とそぼろをのせるだけで、満足の一品になりますね。
出典: こんにゃくやインゲンでつくる合いびきの「そぼろ」白和えです。さっぱりとしていながらもお肉のうまみを感じられる前菜になりそうです。
出典: 豆&きのこがたっぷり入った中華風の豚肉そぼろをおにぎらずに。ヘルシーでおいしそうです。こちらの「そぼろ」の作り方はキッチンペーパーで油をふき取って作られていますが、先に豚ひき肉を湯通ししても作れますよ。
出典: 味噌と日本酒で作った肉味噌そぼろにマヨネーズとチーズを加えたトースト。普通の醤油の甘辛味の「そぼろ」でもいけそうです。ランチにいただきたい一品です。
出典: ひき肉から作るレシピも、すでに味付けができているそぼろで作れば、時短メニューになりますね。アイディア次第でアレンジは無限大です。
醤油と砂糖やみりんで甘辛く仕込んだ“肉そぼろ”も美味しいものですが、塩味の肉そぼろを仕込んでおくと、和食、洋食問わず、様々な料理に展開できます。作り方は、基本と同じに、一度茹でこぼしてから作ります。
出典: “下ゆで”する時に、ネギと生姜の皮を加えれば、豚の臭みがよく取れます。たっぷり作ったら冷凍庫へ。
「塩」を「塩麹」にかえれば、深みのある味わいになります。甘みの出る玉ねぎを加えても、ミートソースやドライカレー等の洋風アレンジに合うのでおすすめです。
出典: 常備菜の塩そぼろでつくるレシピです。素揚げにしたとろけるナスに、塩そぼろの餡かけをプラスしてやさしいお味に。
お家で食べる「そぼろ」もいいですが、評判のお店の「そぼろ丼」も試してみたくないですか?
【古民家カフェ蓮月(れんげつ)】(東京都池上)・温玉そぼろ丼
出典: 趣きのある築焼く90年の古民家カフェで「温玉そぼろ丼」はいかがでしょうか?とろ~りと流れる卵の黄身とそぼろ飯の相性は抜群ですよ。
出典: 料理がとてもおいしいと評判の高いお店。メニューはなく、お任せコースのみというユニークさ。「そぼろ丼」は軟骨入りの鶏そぼろです。最初はそのまま食べて、ついてくるお出汁を途中からかけて食べるという人が多いようです。
出典: 鶏もも肉の代わりに3種類の鶏肉を使ってつくる“肉そぼろ”。それを卵ととじて親子丼にしており、こちらの名物ランチが”かま定食”。香りもよく、つゆが多めのジューシーな味で人気のランチです。
出典: 蒲田で鶏を食べるならここしかないと言われる評判の高いお店。鶏肉だけの喉ごしが良い丼メニューです。 締めにおススメとのこと。
出典: “肉そぼろ”は、人気のご飯の友。
作りたての温かい「肉そぼろ」なら、脂が多目でもコクや甘味に通じて美味しく頂けますが、冷めてからお弁当や丼にのせて頂くのなら、紹介した調理法が断然オススメです。次回“肉そぼろ”を仕込む時は、一度茹でこぼしてから煮上げてみましょう。ちょっとのひと手間ですが、余分な脂や臭みが消え、一段上の味わいになります。ぜひお試しあれ。
二色丼に、のっけごはん。
「肉そぼろ」は誰もが好きなご飯のお供ですよね。