おせち料理を作ったものの、品数が多くて盛り付けに戸惑ってしまうことってありませんか?しかも約束事もいろいろあって、普段とは随分勝手が違います。そこで今回は、重箱の詰め方の基本的なルールや美しく詰めるコツなどをご紹介します!あわせて、大皿やプレートなどを使った現代風の盛り付けのアイデアもいろいろと…。定番の三段重からワンプレートまで、華やかに彩って縁起良く新年をスタートしましょう♪2017年07月31日更新
おせちの盛り付けは、基本を知ってコツさえつかめば誰でも簡単!新年を祝う大切な伝統料理だからこそ、美しく盛り付けて、食卓を華やかに彩りたいですね。
元々おせち料理は、自然の恵みや収穫に感謝して神様に供えていた料理が発祥といわれており、お重を積み重ねることで「めでたさを重ねる」という想いが込められています。
昔ながらの正式なおせちは五段重ですが、ライフスタイルの変化により、現代では簡素化されて三段までが一般的。お重に入れる料理も段ごとに決まっています。さらにそれぞれの段には、吉数である5、7、9種類の料理を詰めて縁起を担ぎます。
おせちはお重ごとに入れる料理が決まっており、それぞれの料理に縁起や祈願をかけた意味があります。三段重を例にして、どの段にどんな料理を詰めるのか、一般的なものをご紹介します。
壱の重は「口取り」や「祝い肴」といって、黒豆などの甘い物や、昆布巻きやかまぼこなどのお屠蘇に合う料理を詰めます。品数が多い分、華やかな見た目になります。
二の重は、海老や鯛の塩焼き、ブリの照り焼き、のし鶏などの焼き物がメイン。それにプラス酢の物も盛り付け、豪華なメインディッシュに仕立てます。
三の重には、うま煮や筑前煮などのお煮しめを入れます。彩りを考えながら、ボリューミーに盛り付けて。
容器を縦横に分け、3×3の9種類の料理を並べます。たくさんの品数を盛り付けられるので、壱の重でよく使われる詰め方です。
その名の通り、漢字の「田」の字のように4つに分ける、シンプルな詰め方です(写真右)。ひと品のボリュームが多い時に用います。
重箱を横に仕切って、3種類または5種類の料理を並べる方法です。盛り付けやすく、見た目もすっきりとまとまります。
真ん中に1種類、その周りに6種類の料理を配置する七宝詰め。料理が中央から放射状に広がる様子から、縁起が良い盛り付けといわれます。このほか、斜めに入れる「枡かけ詰め」や、中央を四角に盛り付け、四隅を三角に詰める「隅切り詰め」などの詰め方があります。
詰める時は、崩れにくいものを奥から順に入れていきます。厚みのないものは重ねて、高さを均一に揃えましょう。
料理の仕切りに小さな器を使うと、それだけでなんだかおしゃれ!汁気の多いものでもおさまりやすく、味が混ざらないのもいいですね。
日本では左を「善」とする思想が古来からあるため、海老や魚を詰める時は頭を左向きに揃えて縁起を担ぎます。
南天、はらん、裏白(うらじろ)などのあしらいも、おせちには欠かせません。料理に彩りを添え、お正月らしい風情をもたらします。
小さめのガラスの容器などを多用しておせち料理を詰めるのもおすすめ。ガラスならば、美しい料理の色彩をさえぎることもありません。すき間にかまぼこや卵焼きなどを詰めて、空間ができないように工夫しましょう。
仕切りのある重箱も、詰めやすく、しかも味が移らないので使いやすいですね。いまはモダンなデザインの重箱もたくさんありますので、ひとつあっても新鮮でいいかもしれませんね。
重箱がなくても、たとえば赤い大皿などがあれば、お正月らしさを演出できます。黒い大皿なども、南天や裏白などをあしらうことでぐっと特別な雰囲気に。また、2日目以降、重箱おせちにすき間ができてきたら、大皿に盛り付け直すのもいいですね。
大皿やプレートでオードブル風にするのも、いまどきのおもてなしですね。チーズやハムなどとともに、おせち料理を盛り付けるのも違和感がありません。
一般的な器も、水引などお正月らしい小物を添えることで、立派なおせちになります。素敵なあしらいですね。
お正月は、デザートなどを小さな重箱で供するのもセンスあるおもてなしですね。黒と赤の組み合わせは、きりりと引き締まった印象を与えます。
近年では、家族が少なくて、三段重ほど立派なものじゃなくてもいいというご家庭も増えています。そこで、少人数向けの小さなおせちの盛り付け例を集めてみました。
松花堂弁当に詰めるだけの、1~2人用の簡単なおせち。たとえば、買ってきたおせちなどもこんな風に詰めると、本格的な雰囲気が出せますね。
こちらの小さめのお重は、なんと餅菓子の空き箱だとか。お土産の箱などとっておくのも役立ちそうですね。また、木のお弁当箱(2段)を重箱代わりに使うのも、サイズが小さいのでおすすめ。
彩り鮮やかなワンプレートおせち。一人分ずつ、盛り付けるのも素敵ですね。できるだけ大きめのお皿を使い、空間を生かしましょう。
こちらは、透明な一人用おせちBOX。おしゃれで若い人向きかもしれませんね。
こちらはお正月のオードブルですが、少量のおせち料理なら、仕切り皿に盛り付けるのも簡単でいいですね。
おせち作りは大変ですが、やはり自家製にはそれだけの価値があり、特別感があります。ぜひ最後の盛り付けまでこだわって、華やかに新年をお迎えください♪
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