食のブログはたくさんありますが・・・
「白ごはん.com」の最大のポイントは、和食の知識を持たないひとにも一から教えてくれる丁寧さ、さらに“なぜ、そうするのか?”の考え方まできちんと展開してくれるところ。リニューアルしたサイトでは、おかずのヒントも一瞬にして手に入ります。初心者さんにもベテランさんにもおすすめです!
「白ごはん.com」の運営は、料理研究家の冨田ただすけさん。
使いやすい2大ポイントは
その1.旬の食材のレシピ
トップページを開くと、まず飛び込んでくる、旬の食材を使ったメニュー画像。レシピに直結しているので、「これ作ろう」と思ったら、すぐに作り方と材料をチェックすることができます。
秋のご飯なら「松茸ご飯」「銀杏の炊き込みご飯」・・・
「さんまの塩焼き」は、焼き方や塩加減まで細やかに指南
その2.条件の入力からレシピが検索できる
【ジャンル】(ごはん・おかず、汁物、ほか)、【種別】(野菜・魚介・肉、ほか)、【調理時間】(10分以下から60分以上まで10分刻み)からチョイスすると、さまざまなレシピ画像が表示されます。
例えば、【ジャンル】→おかず、【種別】→野菜、【調理時間】→10分以下、【キーワード】→なし”で検索すると…
レシピカテゴリーは「ごはん」「汁もの」「下ごしらえや基本」「おかず」「常備菜や保存食」「めんと鍋もの」「時短もの」「おやつ」ほか・・・
ご飯の炊き方、出汁のとり方、”基本のき”から
炊飯器でご飯を美味しく炊く方法、また、炊飯器を使わない炊き方、かつお節や煮干しから作る出汁のとり方を、一から丁寧に教えてくれます。炊き込みご飯やいかめしから、おかゆ、おもゆ、雑炊、お茶漬けなど、ヴァリエーションも豊富。
炊き上がりまで20分。「鍋炊きご飯」の炊き方
料理屋さんの味わいに。「土鍋ご飯」の炊き方
美味しいご飯が炊けるようになったら、憧れの焼きおにぎりにも挑戦しましょう。
出汁のとり方
「かつおだし(だし汁)のとり方。“20分”と“3分”の2ヴァージョンがあります。
昆布を用いてうま味を出す煮干し(いりこ)だしも2ヴァージョンが。
出汁とりが上達すれば、汁ものもより美味しく (^^)
昆布との相乗作用でうま味を引き出す「あさりのお吸い物」。
「なめこと豆腐の味噌汁」は、“煮干しでも、かつおだしでも”。
下ごしらえにも、丁寧な解説が
野菜のあく抜きや茹で方
魚介や肉の下ごしらえ
薬味の下ごしらえと保存方法
「包丁の研ぎ方」もしっかりと。
おかず・常備菜・保存食の数かず・・・
野菜・魚介・肉・卵・豆腐・大豆製品・乾物を用いたおかずたち。『常備菜』『保存食』でも検索できます。
めんと鍋もの
「冷たい和風めん」「あたたかい和風めん」のレシピがありますが、圧巻は「和風スパゲッティ」。きのこ、しらすおろし、納豆、明太子など10種類あまりの充実ぶり♪
常備の納豆やしらすが活躍。「和風スパゲッティ」
具の下ごしらえから出汁の作り方、火加減から味のしみ込ませ方まで。「おでん」
何がポイントになるかというと、
おでんを炊くときの火加減と、練り物を入れるタイミング、味を染み込ませる時間、
この3つです。 ・・・「白ごはん.com」より
「湯豆腐」のポイント“たれと薬味”を詳しく
冨田さんのおすすめは『土佐醤油』を薄めたものを、冷たいままであつあつの豆腐にかける頂き方!『土佐醤油』の作り方へのリンクもあります。
すぐにご飯の準備が必要な時に。“時短”もの
「5分でできる料理」「包丁いらずの料理」「レンジ活用の料理」「便利食材活用の料理」が紹介されています。
「おやつ」は和の味を中心に
「ぜんざい」や「大学いも」など、優しい味わいの和のおやつが中心となっています。子どもたちに人気の「フライドポテト」や「アイスクリーム」も♪
おせちも、レシピからあしらいまで
「黒豆の煮物」「たたきごぼう」「数の子」「田作り」「筑前煮」「さわらの西京焼き」など、念入りに書かれた調理のコツを添えたおせちのレシピがいっぱい。
昔は特にお正月に食事を作らなくてもよいよう、酢の物や味の濃いレシピで保存性の高い料理を中心に詰め合わせていました。
いまは時代が移り変わり、元旦でも食材が手に入り、外食もできて当然の暮らしとなりましたので、 特に保存のきくもの、ということにこだわらず、家庭それぞれに毎年決まって作るおせち料理を1~2品くらい定番にするのもいいのではないかと思います。 ・・・「白ごはん.com」より
おしまいに
レシピブログは数あれど、「白ごはん.com」の特色は、どのレシピにも画像と行き届いた解説が添えられ、下ごしらえのリンクが張ってあるため、和食の心得がないひとも迷うことなく調理が進められる点ではないでしょうか。「白ごはん.com」は初めてという方、こちらを参考に、この週末は何かひと品、お料理してみてはいかが?
冨田さんは、1980年、山口県下関市うまれ。
南山大学を卒業し、中食産業の会社に勤務後、辻調理師専門学校で学び、日本料理店で板前として修業。再び企業で商品開発に携わった後、2008年から和食レシピサイト「白ごはん.com」スタート。著書は「白ごはん.comの5分・15分・30分で『和』のおかず」 (講談社のお料理BOOK)、「家族の顔を見ながら、毎日ごはんを食べたいと思った。」(リベラル社)、ほか。一女の父。