出典: キーマカレーは、ひき肉と野菜で作るインド料理。カフェやビストロでも大人気のメニューです。
挽き肉のコクと旨味。たっぷり刻んだ野菜。そしてスパイシーな香り。具材と香りが渾然一体となった美味しさは、「キーマカレー」ならではの味わいです。
出典: 大阪の人気カフェ「フォークオールドブックストアー 」の素揚げ野菜がたっぷりのった《野菜たっぷりキーマカレー》。お店によって、具材にも個性があり、色々な味を楽しめるのも魅力です。
出典: キーマカレーとは、インドの言葉で「ひき肉カレー」のこと。ひき肉がヒンディー語でキーマということから名前が付きました。インドでは宗教上の理由から、牛や豚の挽肉は使用せず、マトンや鶏のひき肉を使用することがほとんどなのだそう。汁気の多いものもあり、水分量に決まりはありません。
出典: 一方、ドライカレーは水分の少ないカレー全般を指す名前。日本ではカレー風味のピラフ「カレーピラフ」などを指すこともあり、これらにはひき肉が使用されない場合もあります。ひき肉とみじん切りにした野菜を炒め、カレールーで味をつけて水分を飛ばした"キーマカレー"のようなルーをご飯にかけて食べるものもドライカレーと呼ぶこともあります。いずれにしても、水分が少ない、ほとんどないことが「ドライカレー」の定義であり、材料に決まりはありません。
アレンジもできる◎ キーマカレーの簡単レシピをご紹介♪
「キーマカレー」をたっぷり仕込んでおけば、グラタンやパスタ等様々な料理に展開できます。今記事では、基本の「キーマカレー」の作り方から簡単レシピ、展開料理のヒントの数々をたっぷりとご紹介します。
出典:www.flickr.com(@[puamelia]) 「キーマカレー」の良さは、思いついた時にサッと手早く作れること!記事を参考にさっそくおいしい「キーマカレー」を作ってみましょう。
スパイスが決め手!インドの家庭の味 “ガラムマサラ”
カレーは、香りが大切。市販のカレールーを使うのも良いですが、本格的な味わいを求めるのなら、香辛料を揃えてみましょう。
キーマカレーに用いる主な香辛料は、クミン・コリアンダー・レッドペッパー・ターメリック・ガラムマサラ。他にシナモン、ローリエ・クローブ等。この中でぜひ揃えておきたい香辛料は、“ガラムマサラ”。
出典:www.flickr.com(@erik forsberg) 「ガラムマサラ」は、インドの家庭料理では欠かせないミックススパイスです。
インドでは“おふくろの味”的な香辛料で、各家庭で配合が異なります。調合されているスパイスの基本は、シナモン・クローブ・ナツメグの3種。その他にカルダモンやクミンなどが調合されています。
カレー作りの最後の仕上げで一振り入れると、奥行きのあるスパイシーな香りが立ちます。「ガラムマサラ」は、カレー以外に多用できるスパイスですので、ぜひ用意しましょう。
◆ガラムマサラの用途など紹介しています。参考にしてみましょう。
本格派◎基本の「キーマカレー」レシピ(材料&作り方)
「キーマカレー」の良さは、フライパンや中華鍋一つで簡単に手早く作れること。香辛料を除けば、ひき肉と常備している野菜で十分に作れます。
以下で紹介するのは、スパイシーな基本のキーマカレーのレシピの数々です。スパイシーなカレーが好きな方は、ぜひ一度本格的なレシピで「キーマカレー」を作ってみましょう。
出典: 【材料】
ひき肉、玉ねぎ、しょうが、にんにく、プレーンヨーグルト
香辛料は、カルダモン、シナモンスティック、ローリエ、クローブ、鷹の爪、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、パプリカパウダー、レッドペッパー、シナモンパウダー、クローブパウダー
※香辛料を揃えるのが大変であれば、カレーパウダー+ガラムマサラ(+唐辛子等など)
1.油をひいた鍋で、カルダモン、シナモンスティック、ローリエ、クローブ、鷹の爪を炒め香りを出す。
2.鍋にみじん切りの玉ねぎを加え、焦がさないようあめ色になるまでじっくりと炒める。
2.水(50cc)、しょうが、にんにくを入れて、馴染むようによく炒める。
3.ターメリック、クミンパウダー、コリアンダーパウダー、パプリカパウダー、レッドペッパーを混ぜ炒める。
6.ひき肉を入れてよく炒めたら、プレーンヨーグルト、シナモンパウダー、クローブパウダー、水(450cc)を加え、弱火で煮込む。
※焦がさないように気をつけましょう!彩としてグリーンピースを加えてもOK◎
ぐるっと混ぜてレンジで5分チンするだけ!チキンキーマカレー
出典: 耐熱ボールに材料をどんどん入れてぐるぐるっと混ぜ合わせたら、レンジで5分加熱するだけの時短レシピ♪包丁もまな板も不要なので、洗い物も少ないのも嬉しいですね!
出典: カレー粉を使って作るキーマカレーのレシピ。炒めたひき肉と玉ねぎに薄力粉を混ぜたら水を数回に分けて加え、牛乳をプラス。煮立ったらカレー粉と調味料を加えます。こちらのレシピでは、子ども食べやすいようにスライスチーズを入れてまろやかに仕上げています。
出典: シリコンスチーマーと電子レンジを使って手軽に作れるレシピです。こちらはカレールー(フレークタイプ)を使用。材料をセットするだけなので、待つ間にサラダなどもう1品作れてしまうかも♪
レトルトカレーでつくる!セロリとバナナのキーマカレー
出典: レトルトカレーをベースに使ったレシピです。ひき肉、セロリ、バナナを加えて炒めれば、あっという間にキーマカレー風に。卵黄をトッピングすれば、まろやかな味わいも楽しめます♪
出典: 合挽き肉に細かく刻んだラム肉を加えた、ちょっぴり豪華なキーマカレー。たまねぎをたっぷり入れた甘みのあるカレーです。タイ米を使っていますが、普通の白米でもOK◎。
出典: ひき肉ではなく手羽元を使ったキーマカレー。白ワインで蒸し焼きにした手羽元に野菜もたっぷり加えたボリューム満点のレシピは男性にも喜ばれそう。
忙しい方は冷凍保存で!キーマカレーの作り置きレシピ
ひき肉がメインのキーマカレーは冷凍しやすいのもうれしいポイント◎。ただ普通のカレー同様、にんじんやじゃがいもを使う場合は解凍するとスカスカになるのでつぶすか取り除くかのひと手間を加えるのがおすすめ。
出典: こちらは冷凍保存することを前提としたキーマカレーのレシピ。調理時間は長めですが、その分肉や野菜から旨味がでておいしく仕上がります。時間に余裕があるときに作り置きしておきましょう!
出典: ひき肉と一緒に野菜や調味料を揉み込んだら冷凍保存。食べるときは解凍なしで炒めるだけです!下味冷凍することでひき肉がしっとりし、味も染み込みます。冷凍庫で2週間ほど保存可能◎。
トマトにナスにズッキーニも。『夏野菜のキーマカレー』
出典: ゴーヤ、ズッキーニ、ミニトマトなど夏野菜たっぷり&彩り鮮やかな見た目にも楽しいキーマカレー。お皿もビビッドカラーで元気にテーブルを演出しましょう!
出典: シャキシャキとした根菜の食感が美味しさをアップ。この食感を残すには炒め過ぎないのがポイントです。
出典: レタスたっぷりのキーマカレーは、めんつゆやケチャップなど冷蔵庫にある調味料で簡単にできます。レタスはしっかりと焼き目をつけて香ばしくするのがポイントです。
出典: フードプロセッサーやすり鉢などでペースト状にしたほうれん草を使っています。これなら、青臭さも感じにくいので、お子さまも喜んで食べてくれるはずです。
出典: モロヘイヤのほんのりとろみがついたキーマカレーは、お豆の歯ごたえも楽しめる一品です。
出典: オクラとなすを使ったキーマカレーのレシピです。野菜を蒸し煮にすることで、素材の持つ甘みが引き出され旨みもアップ!
出典: 乾燥豆を水に浸さずそのまま圧力鍋に入れるお豆たっぷりのキーマカレーは、ごはんもパンも両方合います◎
出典: カブ3つ分の葉っぱを使ったキーマカレー。葉を捨てるなんてもったいない!お味噌汁やお漬物を作った際にぜひ試してみてくださいね。
出典: ピーマンに黄パプリカも加えた色鮮やかなキーマカレー。ピーマンの食感を残すために煮込みすぎないように作るのがポイントです!
女性に人気!お豆腐で作る、カロリーオフのヘルシーレシピ
出典: お醤油が隠し味の、お豆腐を使ったさっぱりヘルシーなキーマカレーです。
出典: 高野豆腐を加えれば、ボリュームアップ&カロリーダウンのヘルシーなキーマカレーの出来上がり! 高野豆腐はうまみをたっぷり吸ってくれるのでひき肉に負けない満足感も◎
出典: 水切り不要のお豆腐と茄子のキーマカレーです。レンジで玉ねぎの甘さを出すのがポイント!
出典: トマト缶の水分で作る、野菜たっぷりのヘルシーなキーマカレー。にんじん、玉ねぎ、じゃがいもなどプラスする野菜はお家にあるもでの自由にアレンジして大丈夫です!とろみがあるので、ご飯はもちろんナンと合わせてもおいしい◎。
出典: ツナと野菜で作るヘルシーなキーマカレー。ココナッツミルクでまろやかな味わいに♪
出典: サバ缶を使ったお手軽ヘルシーなキーマカレーです。枝豆が井戸ロリのアクセント!
出典: ひき肉が無い!というときでも大丈夫!こちらはさけ缶で作るキーマカレーのレシピです。
「キーマカレー」を仕込む時はたっぷりと。
カレーは残っても様々に展開できる素敵な料理。特に汁気が少ない「キーマカレー」はお弁当やサンドイッチの具などにも使えて便利です。野菜が少なめなら、冷凍保存すればいつでも使えて便利です。
出典: キーマカレーを流行りのクリームポテトにアレンジしませんか?ナツメグやローズマリーなどスパイス&ハーブでおしゃれに演出♪
出典: キーマカレーを中華麺にかけていつもとは違った焼きそばにアレンジ♪
残り物×余り物でハイブリッドランチ キーマカレーミートパイ
出典: 冷凍パイシートを使ってサクサク具沢山のキーマカレーパイを作ってみませんか?
出典: マイルドなクリームポテトとスパイシーなキーマカレーを巻きずしのように薄焼き卵で巻いた、可愛らしいレシピ。おもてなしやお弁当にもぴったりのアレンジレシピは、覚えておくといざというとき助かりそう!
出典: キーマカレーにもナンで食べるなんていかが?意外と簡単につくれるナンのレシピをご紹介します。
強力粉や薄力粉などの材料を入れたら、ぬるま湯とサラダ油を足して混ぜ合わせます。そのあとは、台の上でなめらかになるまでこねて、発酵させます。材料や作業はシンプルなので、一度覚えてしまえば、思ったより簡単に作れてしまうんです。焼き立てのナンで食べれば、美味しさが倍増しそう♪
2種類のカレーにターメリックライスとデザートをプラス
出典: 豚ひき肉と鶏ひき肉を合わせたキーマカレーに、ココナッツターメリックライスを添えたエスニック感満載な献立。デザートにはパイナップルのデザートをプラス。スパイシーな料理の後にぴったりなさっぱりとしたデザートです。
出典: お野菜が苦手な子供でも食べやすいキーマカレーがメインのお子様ランチ。ポテトフライにれんこんチップ、サラダとコーンスープも加えたバランスの良い献立です。
出典: 酷暑が当たり前になった、日本の夏。
食欲が落ちるままに栄養不足でいると、涼しい風が吹いてくる頃に酷い夏バテがやってきます。
カレーに使うスパイスには、発汗や血行を促し、食欲を増進させ、胃腸を丈夫にし、新陳代謝を高める効果があります。タンパク質豊富なドライカレーはまさに、夏バテ防止にうってつけの料理です。
思い立ったらすぐに作ってみましょう。仕込む時は、ぜひたっぷりと。
キーマカレーは、ひき肉と野菜で作るインド料理。カフェやビストロでも大人気のメニューです。
挽き肉のコクと旨味。たっぷり刻んだ野菜。そしてスパイシーな香り。具材と香りが渾然一体となった美味しさは、「キーマカレー」ならではの味わいです。