魚介と野菜のマリアージュ♡ペルーの郷土料理、「セビーチェ」
南米でよく食される魚介料理「セビーチェ」は、新鮮な生の魚介を柑橘の果汁で〆て、フレッシュな野菜や果物と和えたもの。材料は旬の素材でいくらでもアレンジでき、栄養のバランスが取れているのもうれしい。今、世界中のグルメシーンで多くの人を魅了しています。
太平洋に面し、温暖な気候で滋味豊かな食材に恵まれたペルー料理は、日本人の口にとてもよく合います。その中で「セビーチェ」はペルーの文化遺産にもなっているお料理。1533年スペインに侵略されたことで、もともとあった郷土料理がいくらかアレンジされ生み出されたフュージョン料理なんだとか。今やペルーの人々が世界に誇る、国を代表するお料理になりました。
「セビーチェ」を作るときのポイント
「セビーチェ」は火を使わずにできるお料理。生の魚介を使いますが、柑橘の酸で軽く調理されたようになるので、生臭さが苦手な人も大丈夫です。マリネ液(柑橘の果汁)に漬け込む時間の長さによって、魚介の質感、風味が変わるので、注意が必要です。味付けはオリーブオイルと塩だけ。お好みの香草を散らして、アクセントを効かせるのが、今っぽいアレンジです。
とにかく素材は新鮮なものを選んで。シンプルなお料理なだけに、素材がものをいいます。本場ペルーでは、おろしにんにくやハラペーニョを加えたものが多く、爽やかだけどパンチがある味わい。食欲をそそります。
「セビーチェ」に欠かせないのは、ライムやレモンなどの柑橘類のフレッシュなジュース。柑橘の種類を変えることで、毎回違った香りや味わいを楽しめます。お肌に嬉しいビタミンCをたくさん摂れるのも魅力的。さらに、お魚の良質な動物性たんぱく質の吸収をよくしてくれる役割も。おいしいだけでなく、理に適ったお料理なのです。
野菜や果物はサイコロ状に大きさを揃えてカットすると、見た目もきれいで味も馴染みやすくなります。柑橘のマリネ液も1種類だけではなく、いくつかを合わせてみて、よりオリジナル感を出すのもよいかも。
素材を楽しむ♪「セビーチェ」のレシピ
白身魚のセビーチェ
イサキのセビーチェ
カマスのセビーチェ風カルパッチョ
カブとサーモンのセビーチェ
貝、タコ、エビもおすすめ♪
すだちのセビーチェ風サラダ
ホタルイカのセビーチェ
蛸とアボカドのセビーチェ
魚介の組み合わせで楽しむセビーチェ
エビとタコのタイ風セビーチェ
真鯛と帆立のセビーチェ
フルーツを加えたセビーチェ
鰹とグレープフルーツのセビーチェ
南国風セビーチェ☆シャンパンジュレ
セビーチェ風と美肌系フルーツサラダ
生の魚介じゃなくてもOK!セビーチェのアレンジレシピ
しめ鯖のセビーチェ
ホームパーティーの華やかなオードブルとして
カップやグラスに入れれば、水分が出てきても気になりません。ポップでかわいい雰囲気も素敵。色々な種類のセビーチェを味わえます。
大勢が集まるホームパーティーにおすすめのスタイル。手に取りやすく食べやすくて◎
フレンチレストランのような、おしゃれな一品。アイディア次第で色々なアレンジができるのも、セビーチェの良いポイント。
「セビーチェ」を生んだのは、日本から遠く離れた南米の国、ペルー。古代文明や世界遺産で名高いそのイメージは私たちに憧憬の念を与え、より遠い国に感じさせます。一方で日系人も多く、実は親日的な国でもあります。