ツーンとした辛味と清涼な香りが堪らない!
日本古来の風味“わさび(山葵)”
江戸期の蕎麦や寿司の発展がなければ、ワサビが現在のように普及することはなかったかもしれません。そして現在、和食の世界的ブームも相まって、ワサビ製品は世界のスーパーで目にするほど有名になりました。
「ワサビ」の種類
「生わさび」の栽培は、環境整備や手間がかかり、また収穫までには3~4年程かかるため、値は張ります。手頃な価格でワサビを供給するには、チューブ入りのワサビや粉ワサビの原料に西洋ワサビを用いるのは仕方がないことですね。
生わさびの豆知識
晩秋から冬の「ワサビ」は独特の辛味が強い
良いワサビの選び方
まず、見た目は鮮やかな緑色でみずみずしいものを選んでください。
そして、持った時にずっしりした重さを感じるものが充分に水分を含んでいて良いものです。
また、表面の凹凸が詰まっているものが時間をかけて成長した証ですので、味も良くなります。
美味しさの決め手は、“すり方“にあり
辛味と香りが最も発揮されるのは、すり下ろしてからわずか10分!
あのツーンとした辛味が後を引かないからこそ、爽快感があり、料理の味を引き立てることが出来るのです。
“食べる直前にすり下ろす”ことが鉄則。
【すり下ろす時のポイント】
①金物ではない、細かい「おろし金」を使うこと。
②円を描くようにして、細胞をすり潰すように下ろすこと。
「生わさび」を使ったレシピをご紹介します
生わさびは風味・味とともに最高ですが、練りワサビやチュープなどでももちろん、代用は可能です。その時は加工品のほうが刺激が強いので控えめにお使いください。
「ワサビ」がないと始まらない…定番食材の薬味として
まずは、お刺身に
豆腐の薬味にも
素麺の薬味として
おつまみや前菜に載せたり、混ぜたり
わさびオイルカマンベール
のど越しのいい“じゅんさい”もワサビ味をきかせて
生わさびを効かせた大人のディップ
2種類のディップでおいしさもひろがります
お肉にも「生わさび」の薬味が最高
牛肉をお野菜&ワサビでさっぱりと
ワサビの薬味が決め手のローストビーフ丼
時には豪快にシンプルな味つけで
洋風料理にもワサビで味を引き締める
お野菜とも仲良しなワサビ!
お豆腐ハンバーグにも生わさびが決め手!!
サイドディシュッの隠し味にも
日本古来の食材だけでつくるおいしさ!
生わさびを使ったアイデアソース
ポテサラにもワサビ!
冷たいポタージュにワサビをトッピングして
ごはん+「生わさび」レシピ
生わさびが残ってしまった時にもつかえるレシピ
暖かなご飯にアボカドと刻みわさびで
天むすのタレとワサビが好相性
番外編!
な、なんと生わさび入りのお酒
新鮮な生ワサビを味わうなら、”大王わさび農場”へ
長野県安曇野市にある大王わさび農場は、国内最大級のわさび農場。一面わさび畑が広がる景色は圧巻です。北アルプスの湧き水をつかったワサビ作りがおこなわれており、広大な場内は15万平方メートル。ワサビについての史料館、ワサビ漬けをつくる体験工房、橋や神社など散策も楽しい小道が続いています。
本わさびソフトクリームや、わさびそば、本わさび丼、わさびビール、わさびジュースなど、ワサビ尽くしのグルメも楽しめますよ。
美味しい生わさびをたっぷり召し上がれ♪
晩秋から冬の季節。「生わさび」を店頭で見かけたら、紹介したレシピをぜひ試して下さい。
「生わさび」の味わいは、”下ろしたて”にあることを、どうぞお忘れなく。
頭にツーンとした抜ける“辛味”と、山の清水と緑を思わせる“清涼な香り”。ワサビは、食卓に欠かせない“日本の味“です。