生の落花生は「地下結実性」。種まきのあと、黄色い小さな花が咲いて枯れると、つる状のもの（子房柄）が伸び、これが土の中に入ります。その先端が膨らんで実になるのが落花生です。

落花生の中にある実（ナッツ）と、ピーナッツは同じもの。一般的には、殻がついたままのものを「落花生」、実は「ピーナッツ」と呼ばれています。

ミックスナッツやお菓子類のピーナッツも美味しいですが、茹でた落花生の美味しさは格別。ゆで落花生は、新鮮な生の落花生からでしか楽しめないので、ぜひ、旬の季節に生落花生を手に入れてみてくださいね！

南米が原産の落花生ですが、国内では千葉県が全体の8割を栽培しているといわれています。旬の時期に、千葉県内のお土産屋さんや直売所・道の駅などで手に入れることができるほか、収穫体験が楽しめるところも♪

生の落花生は新鮮なうちにゆでましょう。泥がついている場合は、よく洗ってから。ポイントは、お塩をしっかりきかせること。水1リットルに対して、塩大さじ2を目安に、3～4％の塩を入れてゆでましょう。

できたてのゆで落花生は、ホクホクで甘くてとっても美味しいです！お菓子にもおつまみにもぴったり♪塩加減が足りない場合は、そのまま塩水に10分ほどつけておくのがいいですが、冷めるときに塩味が浸透するのでしょっぱくならないようご注意を。

圧力鍋を使えば、高圧にしてから10分弱でおいしくゆでることができますよ♪おうちに圧力鍋がある方はこちらの方法もおすすめです。

ゆでるほか、素焼きにしていただくのも◎大きめのフライパンに重ならないように広げて30分～50分（大きめのもの）炒りましょう。焦げ目がついてきたらできあがりです。

ナッツ類にはたくさんの脂分が含まれているので、プロセッサーなどで砕くだけでペースト状に。甘みをつけたい方はこのあとに加えましょう。はちみつやシロップで甘みをつける場合は、ヘラなどで混ぜ合わせて。

自然な味をそのまま楽しむ、甘みを加えない100％ピーナッツのレシピ。出来上がったピーナッツバターは冷蔵で1か月ほど保存できますよ。

生の落花生を素焼きする場合は、フライパンではなくオーブンでもOK！バターをプラスして香り豊かなピーナッツバターのレシピです。

沖縄名物のジーマーミ豆腐も、ピーナッツバターを使えばおうちで作ることができます。このときは、甘さ控えめのピーナッツバターがいいですね。

おやつにも、おつまみにもぴったりのローストピーナッツと、ご飯のお供に食べたいピーナッツ味噌のレシピ。ローストピーナッツは、塩の他、お砂糖やきなこをからめても美味しそう！

落花生のごまコールスロー。箸休めにいかがですか？

ホクホクのかぼちゃと香ばしい落花生の風味がたまらないサラダです。彩りもとってもキレイなのでお弁当にもおすすめです。

いつもの人参のラペに茹で落花生を加えれば食感も楽しいサラダに♪レモン汁を使って爽やかに仕上げています。

豆乳と落花生を使った和風のスープ。優しい味わいです。

豆ごはん感覚でおにぎりに。ショウガの香りがアクセントになっています。

採れたての落花生は、茹でたり、炒ったり、シンプルな食べ方以外にも、いろいろな料理の食材としても活躍してくれそうです。美味しくて栄養価も高いのですが、高カロリーなので、くれぐれも食べ過ぎには気を付けてくださいね。