クールでのびやかな音色。金属製の風鈴
スタイリッシュな鉄の風鈴（鋳心ノ工房）
950年もの歴史を持ち、きめ細やかな鋳肌と薄さが特徴の「山形鋳物」。そんな山形鋳物の伝統美を活かしつつ、日々の暮らしに潤いを与えるユニバーサルなデザインを提案し続ける「鋳心ノ工房（ちゅうしんこうぼう）」の鉄の風鈴をご紹介します。
円錐形のすっきりとしたデザインと、鋳物ならではのマットな質感が魅力。緑と黒の2色展開で、和風のインテリアにも洋風のインテリアにも馴染みます。スタイリッシュなデザインなので現代の住宅にも取り入れやすく、設置するだけでおしゃれな空間を作り出してくれます。
真鍮の風鈴（能作）
400年にわたる富山県高岡市の伝統工芸品である高岡銅器のトップブランド「能作」。真鍮の風鈴は、能作を一躍全国的に有名にした代表作でもあります。
透き通った伸びのある音色に、無駄のない洗練されたデザイン。どっしりとした金属の見た目とは裏腹に、作りだされる繊細な音色に心が癒されます。
見た目の透明感で涼しさを演出「ガラス」の風鈴
シャボン玉みたいな風鈴（Sghr スガハラ）
千葉県の九十九里町を拠点とし、繊細で透明感のあるガラスを製作する「Sghr スガハラ」から、目と耳に涼しい風鈴が届きました。シャボン玉のような繊細なガラスで作られたその風鈴の名は「虹色風鈴」。
一見シンプルなガラスの風鈴。ところが、窓辺に吊るして光が当たると、まるでしゃぼん玉が浮かんでいるかのように虹色に輝いて見えるのです。音色だけでなく見た目の美しさも楽しめる風鈴です。
吹きガラスの風鈴（能登島ガラス工房）
ガラスと貝のコンビネーション（中川政七商店）
シンプルなガラスの素材感が際立つ「江戸風鈴」。大正時代から続く老舗「篠原風鈴本舗」が、昔から受け継がれる「宙吹き(ちゅうぶき)」というガラス玉を膨らませる技法でひとつずつ仕上げています。
切り口をあえてギザギザのまま仕上げることで、わずかな風でも良い音を楽しめるように工夫されているとか。吊り下げられたアコヤ貝が見た目にもとても夏らしく、カランカランと爽やかな音を奏でてくれます。
土の温もりを音色にのせて。「陶磁器」の風鈴
茶道具がモチーフのユニークな風鈴（224porcelain）
佐賀県嬉野市で開窯400年以上の歴史を誇る肥前吉田焼のブランド「224porcelain（ニーニーヨンポーセリン）」が作り出す磁器の風鈴「neiro」。
日本有数の茶どころ・佐賀県嬉野ならではの、茶道具をモチーフにした他にはないモダンな風鈴です。シンプルで滑らかなフォルムに、上品な白さが際立つスタイリッシュな風鈴は、和室はもちろん、現代風のインテリアにも違和感なくマッチします。
温かみのある益子焼の風鈴（中川政七商店）
素朴であたたかみのある益子焼の特徴を生かして、やさしい音色の風鈴ができました。口部分にのみ釉薬をつけ、あとは土そのものの風合いが楽しめるよう素焼きに。釉薬の色とツヤがいいアクセントとなり、土のざっくりとした質感を引き立ててくれます。
陶器ならではの、カラカラと軽く涼やかな音。ガラスや金属にはない独特の音色を楽しめます。
遊び心たっぷり。ユニーク系風鈴
思わず笑顔になるユーモラスな風鈴（能作）
目にする人を笑顔にしてくれるユーモラスな風鈴。こちらは、UFOをモチーフにデザインされた風鈴。短冊には今にもUFOにさらわれそうな人の姿が！
ミラーボールをモチーフにした風鈴。窓辺に吊るすと、風でくるくる回ってミラーボールのようにきらめきます。短冊にデザインされているのは、スポットライトの下で踊る人の姿！見ているとテンションが上がる、楽しいデザインの風鈴です。
南部鉄の空飛ぶツバメ（中川政七商店）
南部鉄器の産地である岩手県で作られた、音のなるツバメのモビール。南部鉄で作られたツバメの家族は、触れ合うとチリンチリンと軽やかで涼しげな音がします。風に吹かれて揺れる姿は3羽が仲良く飛んでいるよう。
モノトーンでスタイリッシュな見た目も素敵ですね。幸せを願う気持ちを伝える贈りものとして、新生活を始める学生や社会人へ、新しく家族となる２人への結婚祝いに贈るのもオススメです。
おわりに
うだるように暑い日でも、視覚と聴覚から涼しい気分にしてくれる夏の風物詩・風鈴。デザインや音色からお気に入りのものを選んで、夏の窓辺に飾ってみませんか？
日本の夏の風物詩・風鈴。風が吹くたびに優しくそよぐ姿と澄み切った音色が、視覚と聴覚から涼しさを運んできてくれますよね。古くから、夏の厳しい暑さを和らげてくれるアイテムとして人々に愛されてきた風鈴。現代的なインテリアにも馴染み、おしゃれなオブジェとしても飾れるおすすめ風鈴をご紹介します。