「梅しごと」の季節♪おうちで梅を漬けてみませんか?
出典: 長期保存ができる「梅」は、保存食として、日々の食卓にあると嬉しい食材です。
自家製の梅酒で、癒しの時間を過ごしたり、梅酢を使った一品を晩御飯のおかずにしたり、白いご飯で握った梅干しのおにぎりを頬張る時は、まさに日本人に生まれて来たことを幸せに感じる瞬間なのではないでしょうか。
出典: 昔、おばあちゃんが漬けてくれた梅干しが、そうだったように、手をかけて漬けた「梅」は、愛情いっぱい!優しい味であふれています。皆さんも、是非、今年は「梅仕事」に挑戦してみませんか!
出典: 「梅雨」という名前からも、昔から「梅雨は梅の季節」と言われています。梅は雨が降ることによって水分を蓄え、太陽の光を浴びて……という天候の変化を繰り返すことにより、どんどん成長していくそうです。
そのため、梅の収穫は早くても梅雨入りを迎えた頃ということになります。また、梅はその間にも、どんどん成長していくので、雨が多くなってきたタイミングで実際に梅の実の状態を見ながら収穫時期を決めていくのがおすすめです。
出典: ちなみに、青梅は梅酒や甘露煮シロップ漬けなどに、黄色く完熟した梅は、梅干しや梅ジャム作りに適しています。
最近では、スーパーなどで青梅、黄梅など、「梅づくり」に適した梅が手軽に手に入るので、是非、活用してみて下さいね!
梅酒や梅シロップ、梅干しなど、その年に収穫した梅を使ってつくる常備「梅」。
梅を漬ける前に、いくつかの基本工程があるのをご存知ですか?ちょとひと手間かかりますが、仕上がりを左右する大事な作業なので、丁寧にしっかりと行いましょう。
出典: 梅が手に入ったら、まずは梅をボウルなどに入れ、洗います。強い力を加えると、梅が痛む原因にもなるので、ひとつひとつ優しく丁寧に洗うのがポイントです!
何を作るかにもよりますが、青梅の場合は、梅を水に浸してあく抜きをする必要があります。あまり長時間水に漬けているとトラブルの原因にもなるので、2~4時間を目安にしましょう。この段階で、傷があったり傷んだ梅は、漬け込んでいる時にカビの原因にもなるので、取り除くのがおすすめです。
ちなみに梅干し作りには完熟梅を使うので、あく抜きをする必要はありません。
出典: 水洗い(あく抜き)が終わったらザルなどにあげ、まずは自然に乾燥させます。
出典: その後、ひとつひとつキッチンペーパーや清潔な布巾などを使い、ヘタの部分に溜まった水もしっかりと拭きとります。水分が残っていると失敗につながることもあるので、ゆっくり丁寧に行いましょう。
出典: 最後の仕上げとして、梅のヘタを取り除きます。竹串や爪楊枝などを使い、梅に傷がつかないよう、ひとつづつ丁寧に行いましょう。
出典: まず、一番大切なのは、食品用の保存容器を使うこと。その理由は、実はガラス製品は、鉛の量を増やすことで透明度が上がる特性あるそうです。もし、食品用でない保存容器を使うと、場合によっては、その鉛が溶け出してしまうことも…。
同様に、プラスチック製品や金属類でも同じようなことがいえるので、そこに注意しながら用意しましょう。
出典: 梅を長期間保存する場合に、特に心配なのが、雑菌やカビの繁殖。手をかけてせっかく作った梅酒や梅シロップを、良い状態を保ちながら保存するためには、「梅づくり」の前に、保存容器をしっかりと消毒することが大切です。
そういう点を考えると、やっぱり保存容器には”ガラス瓶”を選ぶことをおすすめします。”ガラス瓶”は、熱湯消毒やアルコール消毒しやすく、扱いやすいということで、多くの人が使っているアイテムです。
また、”ガラス瓶”は遮熱性が高く、発酵しにくいので、失敗が少ないのも嬉しいポイントです!
その3:広口で中身の確認が出来る、密閉タイプのものを選びましょう!
出典: 「梅づくり」を進めて行く中で、広口のものは、やはり手入れや作業が楽ちんです♪また、保存期間中に何か変化が無いか、こまめに覗くことも大切なので、見やすい瓶を選ぶこともポイントです。
また、雑菌の侵入や乾燥などを防ぐために、しっかりと密閉出来るものというのはマスト。特に、梅酒や梅シロップ作りが初めてという初心者さんなどは、スーパーなどでよく見かける赤い蓋の梅ジュース用の保存瓶などもおすすめ!比較的、リーズナブルに手に入るので、チェックしてみて下さいね!
その4:瓶のサイズは梅の重さの”2.5倍”のものを目安に用意しましょう!
出典: あまり知られていないのですが、梅酒や梅シロップの出来上がりは、瓶の大きさの違いによって発酵の過程が変わり、味なども変化すると言われることがあります。
例えば梅シロップを作る時に使う保存容器のサイズを選ぶ場合、通常は2倍の容量があれば入るのですが、その年の梅の大きさの違いなどで、場合によっては1回で入りきらない場合も…。
ですので、余裕をもたせて「梅の重さの2.5倍の大きさ」を目安に用意しましょう。例えば、梅がを1キロを漬けるなら3L、2キロなら5Lのサイズを選べば大丈夫!
迷った時には、大きい方を選ぶといいいかもしれません!ちなみに、小さいサイズの保存容器を2つに分ける方法もあります。お好みで用意してみて下さいね。
出典: 「梅しごと」には、保存瓶の消毒はマスト。消毒の方法には「煮沸消毒」と「アルコール消毒」の2種類があります。保存容器が入る大きさの鍋が無い場合や、より手軽にできるのは「アルコール消毒」です。度数が35度以上のお酒をキッチンペーパーに浸し、保存瓶の内側を隅々まで丁寧に拭く方法です。次に、「煮沸消毒」ですが、沸騰した熱湯の中に保存容器をいきなり入れるのは、ガラスが割れてしまう危険があるので避けましょう!保存容器が丸ごと入るサイズの鍋に水を張り、水の状態で保存容器を火にかけ沸騰 させます。沸騰したまま15分程度過熱し、鍋から出して乾燥させればOK。
漬け込んでいる過程で、殺菌が入らないよう、必ず、消毒は行いましょう!
出典: イチゴがトレードマークの、ドイツのガラスメーカーWECK(ウェック)の保存容器は、豊富なサイズが揃うので、梅を漬けるのにぴったり!キッチンにさりげなくあるだけで、どことなくお洒落な雰囲気に…。
出典: こちらのキャニスターは、液漏れしないシリコンキャップ カバーが付いているので、梅酒や梅シロップ作りの際、全体にエキスが浸透するように逆さまにしても大丈夫。
出典: 「WECK」では密閉保存をするための、ゴムパッキンとクリップが別売りで用意されているので、梅を漬け込む時には一緒に準備することをおすすめします。
出典: また、梅を漬けこむ前にには、煮沸消毒は必須です。「WECK」は、ゴムパッキンも容器も煮沸消毒が可能!容器をしっかりと洗浄した後、水かぬるま湯に入れ、沸騰してから5分間煮沸すればOK。
長期保存する前に、必ず行いましょう!(煮沸する際は沸騰したお湯に直接入れると、温度差が大きく破損の原因になるのでやめましょう。)
出典: 種類豊富なワインナップの中から、お気に入りを選んでみてはいかがでしょう。
せっかくなので、ちょっとお洒落なガラスの容器を用意して、仕込んでから食べ頃になるまでの時間をお洒落に演出してみるのも楽しいかもしれませんね♪
出典: ガラス製品の製造、販売を行う「星硝株式会社」から誕生した「セラーメイト」の保存瓶は、優れた耐久性と脱気機能で、サビにくいステンレスを使用した日本製のガラス保存瓶。梅酒、梅干しなどの漬物には勿論、果実酒作りや、手作りジャム、さらにはお米、乾物などの保存にもぴったりです。
出典: セラーメイトの保存瓶は、口が広く、出し入れしやすい形になっています。また、全てのパーツが分解でき、ひとつづつ水洗い出来るのも嬉しいポイント!長く使うものだから、清潔に使って行けるのがいいですね。
出典: サイズは、0.5L、1L、2L、3L、4L と5種類がラインナップ。作る量によって、使い分けることが出来るので、とっても重宝しそう。1L~4Lまでは取っ手が付いているので、持ち運びにも便利。小さめの0.5Lはジャム作りに、たっぷりと仕込める4Lサイズは、果実酒や果実シロップを漬けるのにおすすめです。
出典: 野田琺瑯の保存容器、”ホワイトシリーズ”は、様々な食材の保存に重宝すると、評判のアイテムです。
こちらのスクエア型(Lサイズ)は、程よい高さがあるので、梅干しやジャムの保存にも最適。琺瑯のガラス質は、酸に強く、臭いもつきにくいので、清潔に使って行くことが出来ます。
出典: 取っ手が付いているタイプも持ち運びに便利なので、お好みに合わせて選んでみて下さいね!野田琺瑯の”ホワイトシリーズ”は、様々な食材の保存に適しているので、つくりおきおかずの保存容器として使ったり、下ごしらえした食材を保存しておいたりと、とっても便利なアイテムです。冷蔵庫に入れても、ホワイトカラーが、スッキリとした印象にまとめてくれます。
出典: 「梅干し」作りといえば、”干す”工程は欠かせない作業。「つきじ 常陸屋」オリジナルの干しかごは、手作りならではのこだわりが詰まったアイテム。日本製の素材にこだわり、網の部分には漁で使う網を使用することで、強度や耐久性を持たせているそうで、扇状に縫い付けられたファスナーは、ざるや食材を出し入れしやすいようにと考えられています。干しかごはひとつひとつが手作りで作られているので、完成するまでに手間も時間もかかるそう…まさにこだわりの道具ですね!
出典: キッチンに、ぱっと花が咲いたようで、お料理時間がいつもより楽しくなりそうな「花ふきん。」
「梅しごと」の工程のひとつ、梅の実を丁寧に拭く作業の際に大活躍するアイテムです。
この付近は、もともと奈良県の特産品であった蚊帳生地を現代に活かそう、という発想から生まれたものだそうで、目の粗い蚊帳生地を2枚重ねにしただけの薄手のふきんなのですが、折り畳んで重ねると吸水性が増し、広げて干せばあっという間に乾くので、とても衛生的。
出典: また、580×580mmと大判サイズなので、勿論「梅しごと」以外でも、活躍の幅は広がります。蒸し物をする時、 野菜の水気を取る時、ダシを濾すとき……などなど、この薄さと広さがとっても魅力的です!
出典: 新潟県燕市で大正11年に創業した老舗道具店「工房アイザワ」からは、長い柄の杓子(しゃくし)状計量スプーンをご紹介します!柄が長いので、梅酒のような大きなビンに入れたシロップなども スムーズに楽に救うことが出来ます。
また、持ち手の先が曲げられているので、使わない時には、ちょこっとどこかに引っ掛けておけるのも嬉しいポイント!
初心者さんにもおすすめ!「梅しごと」でつくる基本のレシピ
出典: 「梅酒」作りというと、難しそうなイメージがありますが、今回ご紹介した「梅しごと」さえ、しっかり行えば、あとは初心者さんでも、とっても簡単に作ることが出来ますよ♪暑くなるこれからの季節に、冷たく冷やした「梅酒」でのんびり癒しの時間を過ごしませんか…。
出典: まず最初に、用意したガラスの容器(保存瓶)を熱湯消毒するか、アルコールできれいに拭いておきましょう。
その後、「梅しごと」の基本の工程を、しっかりと行い、梅に水分が付いていないことを確認したら、保存瓶に青梅、氷砂糖を交互に2~3段に入れて行きます。
出典: 最後にホワイトリカーを注ぎ入れれば、「梅酒」漬けの作業は完成。
あとは日光の当たらない”冷暗所”で保存すれば、3か月程で美味しい「梅酒」を頂くことが出来ます。瓶を開けてみて、アルコール臭がなくなり、まろやかな香りになった時が飲み頃!また、保存期間を伸ばした1年後には、梅酒に深みとコクが加わり、さらに美味しくなるんだそうです。是非、挑戦してみて下さいね!
出典: お酒が苦手な人には、梅シロップがおすすめです。
作り方は、梅酒作り同様、とっても簡単!「梅しごと」の後、熱湯消毒した保存瓶の中に同量の氷砂糖と青梅を交互に入れて行くだけ。シロップが完成に近づく、その様子も一緒に楽しんでみて下さいね♪
出典: こちらは、ハチミツ+スパイスバージョン。
中に入っているのは、青梅、ハチミツ、甘夏、八角、この4種類。
「梅シロップ」作りも、シンプルで簡単な作業なので、自分好みにアレンジすると、新たな発見に出会えそうで、とても楽しいですね!
市販品では味わえない!はちみつ使用のすっぱい梅ジャム
出典: 夏にぴったり!スッキリとした甘さが嬉しい「梅ジャム」は、砂糖不使用、はちみつの優しい甘さが特徴。
ヨーグルトに入れたり、クラッカーにのせたり...常備しておくと、色々使えそう!
出典: 「梅しごと」に加え、下漬け、土用干しなどのひと手間がありますが、自家製の梅干しは、やっぱり絶品。
何度も漬けることで、自分だけのオリジナルレシピを見つけてみて下さいね!
出典: 毎年のルーティンにしたくなる「梅しごと」。
瓶を選び消毒し、梅の実ひとつひとつをキレイに仕上げる…少し面倒なようにも思える作業ですが、手をかけて、丁寧に仕込むからこそ、なんだか愛おしく、出来上がりが楽しみに…。梅酒、梅シロップ、梅ジャム、梅干し…たっぷり漬けて、長~く楽しむ。新しい習慣を初めてみませんか!
長期保存ができる「梅」は、保存食として、日々の食卓にあると嬉しい食材です。
自家製の梅酒で、癒しの時間を過ごしたり、梅酢を使った一品を晩御飯のおかずにしたり、白いご飯で握った梅干しのおにぎりを頬張る時は、まさに日本人に生まれて来たことを幸せに感じる瞬間なのではないでしょうか。