やっぱり紙の本もいい。今見直したい「紙の本」の13の魅力

やっぱり紙の本もいい。今見直したい「紙の本」の13の魅力

電子書籍の進化が目覚ましい今、紙の本の存在感は薄れつつあるようです。しかし、紙の本には紙の本にしかない魅力があります。「効率的じゃないから」という理由だけで紙の本から離れるのは、もったいないことかもしれません。紙の本の存在価値に目を向けて、今一度、紙の本との付き合い方を考えてみませんか?2021年11月05日作成

カテゴリ:
アート・カルチャー
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紙の本は好きですか?

「紙の本は値段も高いし場所も取る」「内容は同じなんだから紙にこだわる必要はない」そんな声が増えてきているなかで、紙の本を読む理由になるのは、その“魅力”しかありません。比べる対象があるからこそ浮き彫りになる「紙の本の魅力」とは―。

今回は、そのひとつひとつを丁寧にご紹介していきます。紙の本が大好きな方にも、紙の本から離れて久しい方にも、その魅力を再認識していただければ幸いです。

目次

媒体としての魅力

目にやさしい

やっぱり紙の本もいい。今見直したい「紙の本」の13の魅力
出典:unsplash.com
言うまでもなく、紙の本は紙でできているため、ページの表面からブルーライトが出ることはありません。あたりまえのように聞こえますが、ブルーライトなしに情報を得る機会が減ってしまったことを思えば、それも立派な“紙の本の魅力”なのです。

本の内容に集中しやすい

本を読んでいても何の通知も来ない。読んでいる本以外の情報が目に入ってこない。この「自分と本の間に何もない」という状況は、紙の本の特長のひとつです。そのぶん本の内容に集中しやすくなりますので、読書タイムが充実したものに♪とくに、小説など世界観に没頭したいものを読むときには、欠かせない要素ではないでしょうか?

ページをめくるワクワク感

ページをめくるという動作は、紙の本ならではのもの。めくるときの感触・音も手伝って、そのワクワク感は高まります。ページをめくるたびに物語が進んでいく体験は、紙の本でなければできません。「まえのページに戻って読み返す」「あのページはどこだったかと記憶をたよりに探す」。ページを行ったり来たりする煩わしさも含めて、紙の本を読むことの醍醐味なのかもしれません。

書き込みができる

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本に書き込めるということも、紙の本の良さです。読んでいて心に響いたフレーズにマーカーやアンダーラインを引いたり、出てきた言葉の意味を調べて余白に書き込んだりすることで、内容がより深く理解できたり印象に残ったりすることも。ほかにも、読んで感じたことを書き込んだり、大事なページに付箋を貼ったりとアレンジは無限です。そうすることで、“自分にとっての”その本の価値は上がっていくでしょう。

モノとしての魅力

装丁が楽しめる

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表紙のデザインやページの紙質、使われている書体やしおりの紐など、紙の本に関するデザインは一冊一冊違います。本の世界観に合わせてつくられた、それらひとつひとつにじっくり向き合ってみるのも楽しいもの。紙の本は、書いてある内容だけでなく、まわりのデザイン=装丁も楽しめるという、とても贅沢なアイテムなのです。

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インテリアにもなる

装丁が素晴らしい本は、インテリアとしても活躍します。置いておくだけでサマになるため、おしゃれさはもちろんのこと、知的な雰囲気も演出することが◎ディスプレイ目的で洋書を買うという方もいるほど、紙の本にはインテリアの要素があるのです。

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読みたい場所に置いておける

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ベッドサイドやトイレなど、本棚以外にも本を置いているという方も少なくないのでは?その場所だからこそ読みたい本、もしくは家族に読んでほしい本などを、それぞれ適した場所に置いておくことで、自然とその本に手がのびることに。読書装置をセットしていくような感覚で、至る所に本を置いてみましょう。きっと新たな読書体験がうまれるはずです。

本まわりのモノも楽しめる

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しおりやブックカバー、ブックエンドにブックスタンドなど、紙の本には関連するアイテムがたくさんあります。それらを選ぶ楽しみ・使う楽しみは、紙の本の魅力のひとつ。自分好みのテイストでまとめれば、本を読むことがより楽しく感じられるでしょう。

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貸し借りができる

紙の本はコミュニケーションツールにもなります。親しくなりたい人との距離を縮めたいとき、本好きな友人ができたとき、本の貸し借りは効果的なコミュニケーションの手段になるのです。自分の好きな本を貸すことは、心のなかを相手に知られるようで少しドキドキするもの。しかし、そこでお互いに興味を持つことができれば、その後いい関係を築ける可能性は高くなるはずです。

古くなる

長い間持っている本は、古くなります。日焼けをしたり、角がつぶれたり、ページが破れたり―。そんな古くなった本には、その本を買ったときの思い出や、夢中で読んでいたときの思い出もつまっているもの。

本棚の整理中に昔の本に手がのびて、つい読みふけってしまったという経験もめずらしくないはず。思い出のアルバムをめくるように、思い出の本をめくり、当時の自分のことを振り返る。紙の本は古くなると、自分を振り返るためのアイテムにもなるんですね。

場所にまつわる魅力

本屋で自分を知ることができる

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本屋に行くことは、“今の自分”を知ることにもなります。自分が手に取った本=自分が興味のあることなので、「どんな本に手がのびることが多いか」が自分を分析するための材料になるのです。

なので「自分の好きなことがわからない」「やりたいことがない」と思ったときは、本屋に行くのがおすすめ。本屋でたくさんの本を見て回るうちに、頭の中が整理されていき、店を出るころにはだいぶ答えに近づいているはずです。

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ブックカフェでまったり読書タイム

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カフェのなかに本棚があり、自由に本が読めるブックカフェ。読書に集中するも良し、普通のカフェのようにおしゃべりを楽しむのも良し。飲んだり食べたりしながら、好きなように過ごせるのがブックカフェの魅力です。図書館とはひと味違った、店主の好みが反映された本のセレクトにも注目!

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大切にしたい、本のある風景

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本のある風景は、紙の本ならではのもの。図書室や本屋さん、実家の本棚など、本のある風景があたりまえだった時代は、少しずつ変化しているようです。だからこそ大切にしたい、本のある風景。それは本を読む人がいる風景であり、本を介したコミュニケーションがある風景。

これからますます貴重になっていくであろう紙の本。少しでも長く楽しめるよう、本のある暮らしを大切に営んでいけたら素敵ではないでしょうか?

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