疲れたら、そっと本を開こう
今回は、『心の疲れ』と『体の疲れ』に最適な13冊の本を厳選してご紹介します。お守りになるような1冊を探してみてくださいね。
心が疲れたときに読みたい本
自分の心と対話する49のことば
身近な幸せを数えてみよう
■『小さな幸せ46こ』|よしもとばなな
家族、友達、愛犬・愛猫と過ごす日々の中で、著者が数えた小さな幸せをギュッと詰め込んだこちらのエッセイ。「忙しい日々が続いて小さな幸せを見落としがち...」そんな人にぜひ読んで欲しい1冊です。
読み終えた後は、日常の何気ない瞬間が愛おしく思えるかもしれません。
メンタルからくる不安をセルフケア
■『セルフケアの道具箱』|伊藤絵美
ストレスからくる疲れがドッと溜まったら、とりあえず暴飲暴食やネットショッピング...。本書は、まさにそんなループから抜け出すための救世主。イライラや不安の根本的な部分を見つめ直す100のメソッドがまとめられています。
メンタルの不調をロジカルに解決したい人向けの実用的な1冊です。
何気ない幸せに心和らぐ
■『幸せについて』|谷川俊太郎
何も考えたくないときでも、心にスーッと浸透していく谷川俊太郎先生の語り言葉。本作は、過去や未来ではなく、『今・ここにある』幸せをシンプルに見つめられるような全編書き下ろしの書籍です。
豊かな人生経験や詩人としての感性から生まれるみずみずしい文章に、疲れた心がどこまでも潤います。
モヤモヤを共感すると心が軽くなる*
■『思わず考えちゃう』|ヨシタケシンスケ
電車、カフェ、自宅...とにかくいろいろな場面で『考えすぎちゃう』著者・ヨシタケさんの日々の気づきや体験をまとめたエッセイ。遊び心が随所に散りばめられたイラスト共に、日常の些細なモヤモヤを共感しながら読み進めることができます。
ただ共感するだけでなく、ときにホッとしたり大切な気づきがあったり。心が励まされているような気持ちになれますよ。
不器用でも大丈夫!
■『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』|クルべウ
本当は、痛い、辛い、切ないのに、心の奥深くの声に蓋をして大丈夫なふりをしている人って、案外多いのではないでしょうか。
本作は、傷ついた心の栄養になるような32のエッセイが詰まった1冊です。疲れを感じている人には癒しに。ちょっとした心の拠り所が欲しい人には置き薬に。読む人の状態によって感じ方が変化するため、幅広い人におすすめです。
少しだけ現実と距離を置いて
■『8月のソーダ水』|コマツシンヤ
本作は、見応え抜群のコマツシンヤさんのフルカラー漫画です。「少し現実の世界と距離をおきたい」と感じたときに開いてみれば、キラキラと寄せては返す波、蜃気楼に浮かぶ幻の都市、自由に飛びかうカモメ...その全てが、あなたをファンタジーの世界へと引き込んでくれること間違いなし!
読み終えた後の余韻と共に眠れば、明日へのエネルギーをしっかりとチャージできますよ。
体が疲れたときに読みたい本
私にぴったりな対処法がきっと見つかる
■『SELF CARE BOOK 365日 ~やさしい疲れのとり方~』|小池弘人、朝野ペコ
①ちょっと疲れた、②今日はクタクタ、③毎日疲れている、④もうダメかも...みなさんの疲れレベルはどのくらいでしょうか?
本書は、ひとりひとりの体の疲れ具合に最適な対処法を提案してくれる1冊。肩こりなどの慢性的なものからむくみなどの一時的なものまで、とても幅広い不調を扱っているため、きっと自分にぴったりな解決策が見つかりますよ。
快適な眠りのためのアイディア120個!
■『GOOD SLEEP BOOK365日 ~ぐっすり快適な眠りのむかえ方~』|芦澤裕子、土屋未久
体の疲れを取るために欠かせない『睡眠』に特化した本書。一口に眠れないという不安のある方だけでなく、「寝る前にスマホを触ってしまう」「最近眠りが浅くなってきた」などの悩みを抱える人にも対応しています。
柔らかなタッチのイラストを中心に読み進められるので、ベッドサイドに置いて睡眠前のリラックスタイムに役立てるのも良いですね。
その疲れ、自分で治せるかも?
■『1Week Self-care Book ~自分の身体は自分で治す~』|山本華子
冷えやむくみなど、病院に行くほどではないけれど、じわじわと続く不調。ひとつは小さくても、それらが蓄積することで、体全体の不調に繋がってしまいます。
本書は、そんな不調を改善に導くためのケア方法が詳しくまとまった1冊。ヨガや東洋医学をベースにしたケア方法が、今日から始められるような手軽な習慣になって紹介されています*
薬膳をもっと身近に
■『オトナ女子の薬膳的セルフケア大全』|水田小緒里
一見難しそうに思える薬膳や漢方の知識も、こちらの薬膳的セルフケア大全なら、大切な部分だけを効率よく学んでセルフケアに役立てることができます。
一度理解してしまえば身近な食材を利用することもできるので、日々の暮らしはそのまま、不調との向き合い方はより一層丁寧に。初歩的な知識を学びたい人にもおすすめです。
専門医の実用的なアドバイスが満載
■「疲れないからだ」になれる本』|梶本修身
忙しくても生き生きとしている人の秘密って、一体なんなのでしょう? そんな素朴な疑問に、疲労回復の専門医である著者が徹底的ににアドバイス!
疲れる前に食べておくといいものとは? 横向きで寝ると疲れがとれるって本当? 読み出したら止まらない生活の知恵が満載。きっとすぐにでも実践したくなるような、眼から鱗の新習慣に出合えますよ。
疲れと一緒にネガティブ感情もリセット
■『ネガティブ感情1分流し 脱力ヨガ』|谷戸康洋
不安なときは太もも、イライラには胸、グッタリなときは背中など、体はストレスによって硬くなりやすい筋肉があるのだとか。
本書ではそんなメカニズムに沿って、1分でできる脱力ヨガのポーズを紹介しています。とても簡単なポーズなのに、ちょっとした体のリフレッシュと共になんだか気持ちも軽く!家事や在宅ワークの途中で取り入れてみれば、凝りと一緒にネガティブな感情もどこかへ流せますよ。
■『はかれないものをはかる』|工藤あゆみ
感情や願いなど、“はかれないもの”の本質に迫る49の言葉が綴られた本作。読み進めていくうちに、自分の心と対話するような感覚を覚えたり、肯定的な気持ちになれるはずです。
クスッと笑顔になれる柔らかなタッチのイラストにもとても癒されますよ。大切な人へのプレゼントにも◎