「手作り味噌」を作ってみよう!
手作り味噌は、その家庭によって味が違います。
そんな手作り味噌が最近見直されてブームとなっています。
味噌作りの時期は、昔から「寒仕込み」と言って、雑菌が繁殖しにくい1月~2月に仕込むのが、一般的で間違いのない味噌の作り方です(但し、暖房の効いた屋内に保存したら寒仕込みの意味が薄くなるので要注意)。夏場など雑菌が繁殖しやすい季節は味噌の仕込みには向きません。
基本の作り方
手作り味噌の基本の作り方をご紹介します。
注意点や保存方法もまとめてみました。
材料
味噌作りに必要な材料は【大豆、米麹、食塩】です。
だいたい大豆1kgに麹が1~2kg、食塩が500gぐらいで5kgほどのお味噌ができます。
作りたいお味噌の種類や麹の酵素力・水分等によって配合が変わる場合があるので、詳細な分量は麹をお買い求めのお店のレシピに従ってください。
材料の分量を作りたいお味噌の量から逆算できるサイトもあります。
お味噌の種類別の配合表や熟成期間なども掲載されているので、次のサイトを参考にしてみてくださいね。
道具
●必要な道具類
・保存容器
・内ふた
・重石
・ラップ
・大きな鍋
・ザル
・すり鉢とすりこぎなどの大豆をつぶす道具
・ボウル
保存容器・タッパー
味噌作りに最も適した時期は?
また、大豆の収穫時期は秋なので新鮮な大豆を使うことができます。
さらに冬は雑菌が少ないので、夏に仕込むより失敗せずに作れます。
作り方の手順
大豆をお水につけたり煮るのに何時間もかかるので、味噌作りには2日間必要です。
仕込みの主な工程
もどす ─ 生の硬い大豆を洗い、水に漬けて戻す
煮る ─ 水を吸った大豆を煮る
潰す ─ 煮て柔らかくなった大豆を潰す
混ぜる ─ 潰した大豆と麹と塩を混ぜる
発酵 ─ 混合した味噌を保管容器に移し、発酵熟成させる
(1)大豆を水でよく洗います。
(2)大豆の3倍の量の水に一晩以上(10~15時間程度)浸します。
大豆が2倍以上の大きさになります。
(3)大豆を、指でつぶれるぐらいの柔らかさになるまで煮ます。(2時間以上かかる場合があります)
(4)煮えた大豆を冷まします。
(7)空気を抜いてボール状にしながら、容器につめます。
投げ入れるといいらしいです。楽しそうですね。
(10)外蓋をして保存します。
容器の中に何も入らないように、新聞紙などで覆い紐でしばっておくといいです♪
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どのくらい持つの?保存方法など
できた味噌は冷暗所で保存しましょう。
なるべく温度変化の少ないところが適しています。
賞味期限は特に決まっていません。みそは仕込んでからおよそ6ヶ月くらいで食べ始めることができますが、1年を過ぎた頃がよりおいしくなります。発酵が進むと栄養価は高くなりますが、風味が落ちるので合わせみそで使うことをおすすめします。保存方法によっては2~3年もつこともありますが、温度管理が難しいので1年を目安に食べきるほうがいいでしょう。
もう少し簡単に作りたいときは…
味噌作りセット
大豆、米麹、お塩、保存容器、レシピがセットになっています。
本樽のセットもあると、本格的ですね。
もっと簡単に作りたい時は…
また、あらかじめ煮てつぶしてある大豆(煮大豆)を使えば、麹と混ぜるだけで簡単に作れます!
煮潰した大豆と塩を混ぜた「塩切り大豆」と「塩麹」をセットにした、とってもお手軽な「簡単味噌作りセット」もあります。
使う道具も少なく、約2時間で出来ます♪
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ご家庭の味で作ってみてくださいね
手作り味噌の作り方や保存方法、便利なセットの紹介まで幅広くまとめてみました。
少し時間はかかりますが、手間をかけて作ったお味噌はきっと格別に美味しいもの。
みなさん、ご自宅でお味噌は使っていますか? 日本食には欠かせない調味料の1つ、お味噌。
昔は、それぞれのお家で手作りした自家製味噌を使うことも珍しくありませんでした。