現実味のある未来―“5年後”を考える
習慣は、すぐに結果が出るものもありますが、ある程度の時間が必要なものもあります。そんな習慣の特性を生かして、“5年後がもっと充実する習慣”を取り入れてみませんか?5年後、自分がどうなっていたいか、今の自分からどんなふうに変わっていたいかを想像して、そうなるために必要な習慣は何かを考えてみればOK。
そういった習慣を実践していくと、自分が良くなっていく過程を実感することができ、日々の生活にも張り合いが出てくるはず。漠然とした未来への不安も、少しずつ小さくなっていくでしょう。
そういった習慣を実践していくと、自分が良くなっていく過程を実感することができ、日々の生活にも張り合いが出てくるはず。漠然とした未来への不安も、少しずつ小さくなっていくでしょう。
健康に効く習慣
体調の変化を記録していく
体調を崩したときは、そのことを手帳や日記などにこまかく記録するようにしましょう。とくに重要なのは、体調を崩すまえのシチュエーション。「残業が続いていた」「気温が20℃を下回った」など、できるだけこまかく書き留めます。
習慣化できれば、体調を崩すパターンがあきらかになり、効果的な予防ができるように♪予防できなかったときのために、「効果のある薬は何だったか」「治るまでに何日かかったか」などの情報も忘れずに書いておきましょう。
習慣化できれば、体調を崩すパターンがあきらかになり、効果的な予防ができるように♪予防できなかったときのために、「効果のある薬は何だったか」「治るまでに何日かかったか」などの情報も忘れずに書いておきましょう。
コンディションが整う睡眠時間を知る
出典:unsplash.com
人によって、ベストな睡眠時間はちがうもの。何時間、もしくは何時間半眠れば、自分がベストコンディションになれるのかを見つけましょう。見つかったら、毎日その睡眠時間が確保できるよう心がけます。ベストコンディションの日が多いほど、仕事や人間関係などで手応えを感じることが増えていくでしょう。5年後には、ベストコンディションであることがあたりまえになって、生産性もアップしているはず。
1日に歩く量のノルマを決める
運動は大事だとわかっていても、なかなか行動に移せないもの。そこでおすすめなのが、たくさん歩くことです。「なるべく階段を使う」「通勤時に1駅分歩く」など、工夫して歩く量を増やしてみましょう。習慣化するコツは、1日に歩く量のノルマを決めること。歩数計アプリなどを使えば、ゲーム感覚で取り組めますよ。
達成できないときは、散歩や体を動かす趣味に挑戦するなど、新しいことに取り組むのも◎。きちんと歩くことで、筋トレ効果も期待できます。
達成できないときは、散歩や体を動かす趣味に挑戦するなど、新しいことに取り組むのも◎。きちんと歩くことで、筋トレ効果も期待できます。
罪悪感のある食習慣をやめてみる
口にするたびに罪悪感をともなう、食べ物や飲み物はありませんか?ストレス解消のための深酒や、お腹いっぱいになるまで食べるスイーツ、子どもの頃からずっと飲んでいる炭酸飲料など、思い当たる方も多いかと思います。
果たして、身体はその食習慣にいつまで耐えられるのでしょうか?年を重ねるごとにはたらきが鈍くなる消化器官。その食習慣は、これからの5年に本当に必要なものなのか、一度見直してみることをおすすめします。
果たして、身体はその食習慣にいつまで耐えられるのでしょうか?年を重ねるごとにはたらきが鈍くなる消化器官。その食習慣は、これからの5年に本当に必要なものなのか、一度見直してみることをおすすめします。
歯を大切にする
あたりまえのように生えていて、あたりまえのように食べ物を噛むことができる歯。しかし、お手入れの仕方によっては、自分の歯で食事をすることが難しくなることも…。30代以上の3人に2人が歯周病と言われ、それが歯を失う原因になってしまうのです。
歯は噛むこと以外にも、発音をしやすくしたり、全身のバランスを整えたりと、私たちが思っている以上に大きな役割を担っているんです。歯周病にならないよう、定期健診を受けるなど、歯を大切にする習慣を取り入れましょう。
歯は噛むこと以外にも、発音をしやすくしたり、全身のバランスを整えたりと、私たちが思っている以上に大きな役割を担っているんです。歯周病にならないよう、定期健診を受けるなど、歯を大切にする習慣を取り入れましょう。
メンタルに効く習慣
日記をつける
日記をつけることで、自分を客観的に見ることができます。その日1日を振り返ることで、気持ちの整理ができたり、自分の課題が見えてきたりと、得られる効果はさまざま。また、数年前の日記を読み返すことで、「よくがんばってきたな」と自分を労う気持ちが生まれることも。日記を自分の成長記録と位置付けるのもおもしろいですよ。
落ち込んだときは身体を動かす
出典:unsplash.com
落ち込んだときは、部屋でじっとしているよりも外に出て散歩をするなど、身体を動かすのがおすすめです。トボトボ歩くのではなく、あえて早足でズンズン歩いてみましょう。気づいたら、なんとなく気持ちがスッキリしているはず。これは有酸素運動によって、幸せホルモン「セロトニン」が分泌されるためと考えられます。お金も道具も必要ないので、手軽に取り入れられますよ。
好きなものにたくさん触れる
好きなものに触れると、自然と笑顔になれるもの。笑顔になることで副交感神経が優位になり、リラックスできたりストレスが軽減されたりといった、いい影響をもたらしてくれます。メンタルのバランスを整えるためにも、1日に1回は好きなものに触れる時間をもちたいところ。心身ともに元気にしてくれる“好きなもの”とは、長く付き合っていけたら素敵ですね。
自分が自分のプロデューサーになる
自分のことを客観的に見るのはむずかしいもの。しかし、ときにはそういった視点を持たないと、望んでいない方向に進んでしまうことも。そこでおすすめなのが、自分で自分をプロデュースすること。プロデューサーである自分を想像して、今の自分を客観的に分析し「このままでいいのか」「何か改善点はあるのか」など、冷静にアドバイスを考えてみましょう。
その客観的な視点は、いずれ自分の軸になり、気持ちが揺さぶられるようなことが起こっても、落ち着いていられるようになるはずです。
その客観的な視点は、いずれ自分の軸になり、気持ちが揺さぶられるようなことが起こっても、落ち着いていられるようになるはずです。
好奇心に効く習慣
人のおすすめ本を読む
あまり興味のないジャンルでも、人にすすめられた本は読んでみるのがおすすめです。ランキング1位になっている本でもいいでしょう。普段手に取らない本を読むことは、新しい世界に足を踏み込むチャンスでもあります。自分の可能性を拡げるためにも、こだわりを緩めることも覚えましょう。単純に、気分転換にもなりますよ。
素敵な先輩のマネをする
出典:unsplash.com
SNSや雑誌などで、素敵だなと思える人生の先輩を見つけましょう。もちろん身近な人でもOK。その人のどこに一番魅かれるのかを自分なりに分析してみることで、自分がなりたい姿のヒントを得ることができるかもしれません。そして、マネできることはマネしてみましょう。続けていくことでモノにすることができ、自分自身のブラッシュアップにつながりますよ。
新しいものは試してみる
自分が好きなものや知っているものだけに囲まれていると、気づかないうちに心が凝り固まってしまうもの。新しいものを見つけたら、自分には関係ないとスルーせず、一度は試してみるのがおすすめです。
音楽なら一度は聴いてみる、映画やドラマなら予告編だけでも観てみるなど、ほんのすこしでも中を覗いてみましょう。その姿勢を持ち続けることができたら、世の中の変化に取り残されることもなく、常にフレッシュな気持ちでいられるはずです。
音楽なら一度は聴いてみる、映画やドラマなら予告編だけでも観てみるなど、ほんのすこしでも中を覗いてみましょう。その姿勢を持ち続けることができたら、世の中の変化に取り残されることもなく、常にフレッシュな気持ちでいられるはずです。
美容師さんの提案を受け入れる
美容院で、いつも同じようなオーダーをしている方も多いのでは?定番のスタイルは安心感があっていいのですが、たまには違うスタイルにしてみるのもおすすめ。美容師さんから新しい提案があったときは、思いきってそのまま受け入れてみましょう。
あなたに似合った、新しいスタイルにしてくれるはずです。髪型が変わると、セットの仕方はもちろん、場合によってはメイクや服装を変えたくなることも。「自分にもっと似合うものは何なのか」という好奇心が刺激されるでしょう。
あなたに似合った、新しいスタイルにしてくれるはずです。髪型が変わると、セットの仕方はもちろん、場合によってはメイクや服装を変えたくなることも。「自分にもっと似合うものは何なのか」という好奇心が刺激されるでしょう。
暮らしに効く習慣
仕事と暮らしのバランスをとる
仕事と暮らしのバランスを、今の自分に合うように調整していきましょう。「自分が今何に一番重きを置くべきなのか」を意識すると、自然とバランスが整ってくるもの。年度が替わるタイミングや、家族の形態が変わるタイミングのまえに、余裕をもって見直すようにしておくと、うまくいかなくなってから慌てなくて済みますよ。自分も家族も満足できるバランスが見つかると◎。
人に頼る
一人でできることには限界があります。自分が苦手なことは、得意な人に任せてみましょう。任せられたほうも、「頼ってもらえてうれしい」と思ってくれるかもしれません。人に頼ることを申し訳ないと思って、なんでも自分でやろうとすると疲れてしまいます。できればwin-winの関係が築けるように、こちらができることはどんどん引き受けていくのがポイント。
モノも不満も溜め込まない
家の中も心の中も、片付いた状態がキープできていると、いつも清々しい気持ちでいることができます。家が散らかっているときは、心の中も散らかっているもの。家も心も、不要なモノはなるべく減らして、どこに何がしまってあるのかがわかるようにしておきましょう。
心の中に入ってきたモヤモヤは、捨てていいモノなのか、それともどこかしまっておくべき場所があるのか。家の整理と同じように、この仕分け作業を習慣にすることで、むやみに散らかるのを防ぐことができますよ。
心の中に入ってきたモヤモヤは、捨てていいモノなのか、それともどこかしまっておくべき場所があるのか。家の整理と同じように、この仕分け作業を習慣にすることで、むやみに散らかるのを防ぐことができますよ。
5年後に向けて「習慣という種」をまく
ただ時間が過ぎていくのではなく、前進している感覚を持つためにも、少し先の未来を意識した習慣を取り入れてみませんか?5年後に向けて種をまくように、5年後に向けて習慣を持つ。その習慣を実行していくことは、まいた種に水やりをすることになるのです。5年後にどんな花が咲くのかを楽しみにしつつ、前向きな気持ちで暮らしていけたら素敵ですね。