【脱・トラブル】洗濯の苦手意識は、『予防する』でなくせます

【脱・トラブル】洗濯の苦手意識は、『予防する』でなくせます

洗濯は洗濯機におまかせ。そんな方も多いのではないでしょうか?しかし、洗濯機ができることには限界があります。「洗濯機だけでは落ちなかったシミ」「洗濯機で洗って縮んだセーター」。こんな経験、一度くらいあるのでは?これらはよくある洗濯トラブルですが、そこに「予防」というひと手間を加えていれば、そのほとんどを防ぐことができたかもしれません。洗濯トラブルを予防できるようになれば、洗濯の苦手意識は減っていくはず。今回はその予防法をメインに、すこしでも洗濯が好きになれるような情報をお伝えします。2021年07月23日作成

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洗濯スキルは、最低限あれば◎

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家事のなかでも、「スキルが人目につきやすい」のが洗濯。料理や掃除のスキルは、家に呼ばないかぎり知られることはありません。しかし洗濯のスキルは、その人が着ている服を見れば簡単にわかってしまいます。もちろんそれだけでなく、衣類を長く着続けるためにも、洗濯のスキルは重要です。心理的にも経済的にも重要な洗濯スキル。それなのに、苦手意識をもっている方は少なくないようです。

洗濯を苦手だと感じている原因は、“効率的なやり方”がわからないからではないでしょうか?効率良く洗濯するためには、なにより「予防」が大切です。予防の種類はいくつかありますが、とりあえずポイントだけでもおさえておきましょう。“予防法を知ってるか知らないか”が大きく影響する洗濯スキル。この記事で、すこしでも苦手意識を減らすお手伝いができたら幸いです。

目次

洗濯の基本ステップとそのコツ

ステップ1:下準備をする

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洗濯は、洗濯機に入れるまえからはじまります。まずは、衣類のポケットにものが入っていないかを確認しましょう。ものが入ったまま洗濯機に入れてしまうと、「紙類がボロボロになってほかの洗濯物にまとわりつく」「小銭がほかの衣類や洗濯槽を傷つける」などの、面倒なことが起きてしまいますよ。

次に、必要に応じて下準備をしていきます。「シミが落ちない」「衣類が縮んだ」などの洗濯トラブルを防ぐことが目的です。これらの作業をするためには、衣類を1枚ずつチェックする必要があります。このひと手間があとで大きな差を生みますので、面倒がらずに丁寧に行いましょう。

ステップ2:洗濯機をまわす

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下準備が終わったら、洗濯機をまわします。そのとき、洗濯機に洗濯物を入れ過ぎないようにしましょう。1回で終わらせたいからとギュウギュウに詰め込んでしまうと、「モーターに負担がかかり故障につながる」「摩擦によって衣類が傷む」「汚れが落ちにくくなる」などの原因になってしまいます。1回にまわす洗濯物の量は、多くても“洗濯槽の金属部分が小指の長さ分見えているぐらい”までにしましょう。

また、洗剤や柔軟剤の入れ過ぎ・入れなさ過ぎもよくありません。洗剤の入れ過ぎは、洗濯物が黒ずむ原因になりますし、入れなさ過ぎだと、洗浄力が不足して汚れが落ちにくくなります。洗剤や柔軟剤の効果をきちんと発揮するために、パッケージに記載されている規定量をしっかり守るようにしましょう。

ステップ3:乾かす

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洗濯機をまわし終わったら、すぐに乾かしましょう。乾燥機を使う場合は、乾いたバスタオルを一緒に入れることで、衣類から出る水分を吸収し、時短につながります。乾燥機での乾燥は、自然乾燥にくらべて衣類が傷みやすいもの。乾燥機の使用時間を減らすことは、衣類が傷むリスクを減らすことにもなるんですね。

自然乾燥の場合は、干し方が大事になります。ハンガー干しが基本ですが、そのほかに知っておきたい干し方が2つあります。1つは“平干し”。衣類を平らなところに広げて干す方法です。ハンガー干しだと伸びがちな「ニットアイテム」、絶対に伸びてほしくない「Tシャツ」などにおすすめです。平干し専用のアイテムを使えば、手軽に干すことができますよ。もう1つは“つり干し”。物干し竿などのポールに、衣類を直接かけて干す方法です。平干しと同じように、衣類の伸びを防ぐことができます。物干し竿があればできるため、平干しよりも手軽に干せるのが嬉しいポイント。
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“洗濯トラブルを予防する”下準備5選

シミは“その日のうちに”手を打つ

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シミは、時間が経てば経つほど落ちにくくなります。繊維の奥まで汚れが入り込んでしまうのが、その原因。そのため、シミを落とすためには、“シミがついたその日のうちに”アプローチすることが肝心です。そのまま一晩放置し、翌朝洗濯機に入れます。シミがついた衣類を、なにもせず洗濯機に入れるのはNG。シミが落ちなかったからと、慌てて部分洗いなどをしても、“シミがついた日にするアプローチ”ほどの効果を得ることはむずかしいでしょう。

シミへのアプローチ方法は、2通りあります。1つは“洗剤の部分づけ”です。汚れの種類に合った洗剤を、シミの部分にだけつけます。そのまま一定の時間をおいてから、洗濯機に入れるというやり方です。小さなシミや、時間がないときにおすすめ。もう1つは、“つけおき”です。バケツやタライにお湯をはり、洗剤を溶かし入れてから衣類を入れます。そのまま数時間~一晩おき、洗濯機に入れるというやり方です。大きなシミや、手ごわそうなシミ、少し余裕のあるときなどにおすすめ。
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オールマイティな汚れに対応したアイテム。部分づけだけでなく、つけおきや洗濯機での使用も可能です。手肌に優しい処方なのもうれしいポイント。

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縮みは“洗濯表示のチェック”で予防

衣類は「洗濯→着用」を繰り返すだけでも、気づかないくらい少しずつ縮んでいくものなのです。しかし、目に見えてわかるほどの縮みは“間違った洗濯・乾燥”が原因。新しく衣類を買ったときは、タグに表記されている洗濯表示をチェックしましょう。手洗いマークがないか、乾燥機の表示がどうなっているのかが肝心です。

水の入ったバケツに手を入れているのが“手洗いマーク”。このマークは、洗濯機が使えないことを表しています。正方形のなかに円が入っているのが“乾燥機のマーク”。円のなかの点が2つなら高温(80°まで)、点が1つなら低温(60°まで)、そしてマーク全体に×がついているものは「乾燥機の使用がNG」という意味です。このマークの対象になるのは、コインランドリーの乾燥機やご家庭のドラム式洗濯乾燥機です。乾燥機を使う場合は、きちんとこれに従いましょう。一度縮んだ衣類をもとに戻すのは、手間がかかるうえに完全には戻りにくいもの。だからこそ、縮むまえに予防することが大切なんですね。

Tシャツは“優しく取り扱う”と伸びない

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セーターやおしゃれ着なら、伸びないように注意して洗濯しますよね。では普段着であるTシャツはどうでしょうか?つい何も考えず、大胆に取り扱ってしまいがちでは?気がついたらなんとなく伸びているのは、普段からの取り扱い方に原因があるのかもしれません。Tシャツは“優しく取り扱う”ことが基本です。

洗濯機から取り出すときは、洗濯物をほぐしてから優しく取り出しましょう。力まかせに強く引っ張るのはNGです。つかんだところが伸びてしまいます。また、ハンガーにかけるときに襟ぐりからハンガーを入れるのもNG。ハンガーを裾から入れることで、襟ぐりが伸びるのを予防できます。普段着=タフだと思い込まず、少しだけ取り扱いに気をつけてみましょう。

黒い服は“目の細かいネット”で守る

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黒い服を洗濯したら、細かいホコリがたくさんついてしまった。こんな経験はありませんか?このホコリ、取ろうと思ってもなかなか取れなくて、かなり厄介。そうならないために、黒い服は「目の細かいネット」に入れて洗いましょう。目の粗いネットだと、ホコリを通してしまいます。また、柔軟剤を使うのもコツ。柔軟剤は静電気を発生しにくくするため、ホコリがつくのを防いでくれます。

一緒に洗うものに気をつけることも必要です。とくに「新しいタオル」を洗うときは、黒い服とは別にしましょう。タオルの繊維がついてしまうことを防ぐためです。

色移り防止は“単品洗いから”はじめる

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一緒に洗った衣類の色がほかの衣類に移ってしまう“色移り”。色移りのもとになりやすいのは、色の濃い衣類です。とくに買ってはじめて洗うときには注意が必要。新品であればあるほど落ちる色の量が多く、その分ひどい色移りを起こしてしまうからです。そのため、1回目の洗濯時には単品洗いがおすすめ。洗濯後に色落ち具合を確認し、2回目以降の洗濯方法を決めましょう。

色落ちがひどければ、単品洗いを続けるか手洗いを検討します。色落ちがほとんどなければ、2回目からはほかのものと一緒に洗っても問題ないでしょう。その際は、「ネットに入れる」「洗濯が終わったらすぐ取り出す」などのポイントをおさえておくと、より安心です。また、色落ち・色移りを防ぐためには、お湯ではなく“水で洗う”のがおすすめ。お湯で洗うと汚れ落ちがいい反面、色も落ちやすくなるからです。気になる場合は、残り湯での洗濯を控えておきましょう。

洗濯を楽にするアイデア

下準備キットをつくる

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“洗濯の下準備に必要なアイテム”をひとまとめにしておけば、すぐに使えて便利です。洗濯ネットや洗濯ばさみ、シミ取り用の洗剤などを「コンパクトなケースに入れる」「専用の引き出しにしまう」などして、キットにしてみてはいかがでしょうか?洗濯へのモチベーションがUPするかもしれませんよ。

洗濯機のお手入れをする

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洗濯後の衣類に、小さなゴミやホコリがついていることはありませんか?取り除くのも大変なうえに、“洗ったのに汚れる”という理不尽さへのストレスも…。そういった汚れが付着する原因は、糸くずフィルターや洗濯槽のお手入れ不足かもしれません。

洗濯を楽にするためには、余計な仕事を増やさないことです。「洗濯後に毎回糸くずフィルターのゴミを取る」「月に1回洗濯槽クリーナーを使う」などの習慣をつくるほうが、毎回付着した汚れを取るよりも手間はかかりませんよ。
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洗い終わった洗濯物に汚れがついていたり、ニオイが気になったりする時は洗濯槽が汚れているのかもしれません。洗濯槽を定期的に掃除しないと、見えない部分にカビが溜まってしまっていることも…。洗濯で衣類をキレイにするためには、洗濯槽の中もキレイであることが大切です。そこで今回は、洗濯槽の掃除方法について紹介します。洗濯槽クリーナーの種類や掃除のやり方、おすすめのクリーナーまで幅広く解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

洗濯機をタイマー代わりにする

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洗濯物は、洗い終わってすぐに取り出すことで、「色移り」「臭いの発生」「シワ」を防ぐことができます。しかし、洗濯完了のブザーが鳴っても、すぐに取り出せないケースもあると思います。「ほかの家事から手が離せない」「動画に夢中になって動けない」など、その理由はさまざま。

そんなときは、洗濯機をタイマー代わりにし、「ブザーが鳴るまでこれをやる」と決め、そのあいだはそのことに集中。そしてブザーが鳴ったらスパッと切り上げる、という活用の仕方はいかがでしょうか?気持ちにメリハリがつき、スムーズに洗濯機に向かいやすくなりますよ。

予防を知れば、楽になる

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洗濯で起こるトラブルは、ほとんどが想定できるものばかり。なので、予防する方法を知っていれば、なにもむずかしいことはないのです。もし、自分の手には負えないと感じた場合は、クリーニング店に相談するのがおすすめ。ときには専門家の力を借りることも大切です。洗濯トラブルを自然に予防できるようになれば、次第に苦手意識もなくなっていくでしょう。
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