私たちが毎日あたりまえのように行っている呼吸
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しなくては生きていけないのにあまり意識を向けることのない「呼吸」。呼吸は、いつも同じように呼吸しているつもりでも、不安や緊張、反対にリラックスなどを心の変化を如実に表すものです。
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呼吸にほんの少し意識を向けるだけで、気持ちと身体のバランスを整えることができたらとても嬉しいですよね。いつもの呼吸に目を向けて、今をよりプラスにするための方法を見ていきましょう。
どんな呼吸をしているか意識してみよう
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ところで私たちは普段、どんな呼吸をしているか、敢えて意識しなければ考えることもありませんよね。ですが1日を振り返ってみると、家でリラックスしている時と仕事中では呼吸の仕方が違うのではないでしょうか。さらに、仕事中でもうまく進んでいるときとトラブルに見舞われている時とでは、呼吸の仕方がきっと違っているはずです。
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人は、不安や緊張を感じた時、呼吸が浅く過呼吸になり、反対にリラックスしている時は、呼吸は深くゆっくりになるという研究データもあります。意識していなくてもできてしまう呼吸、だからこそ少し意識するだけで大きな違いが生まれると言えるでしょう。
深い呼吸は心と体にどんなメリットがある?
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私たちが行う呼吸は一生の間に6〜7億回にもなると言われています。呼吸は単に肺に酸素を送るだけではなく、心とも密接に関係しています。呼吸が心と体にもたらしてくれる良いところを見ていきましょう。
副交感神経を働かせてリラックスできる
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ゆっくりとした深い呼吸は副交感神経をスムーズに働かせてくれます。一方、交感神経が優位な状態が長く続くと、よく眠れなかったり、リラックスできず身も心も休まらない状態になってしまいます。
頭の中がスッキリして気持ちが整う
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深くゆっくり呼吸をすることによって脳に酸素が行き渡るので、スッキリと物事を捉えられるでしょう。焦った時や困った時こそ、まずは深呼吸をしましょう。また、呼吸をする事によって一拍置いて冷静になることも可能です。
気持ちの切り替えをさせてくれる
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がっかりしたり、嫌な思いをした時いつまでもその事について考えたくはありません。でもつい考えてしまう事もありますよね。そんな時は大きく呼吸をして、「よし、次っ」と気持ちを切り替えるきっかけにできるでしょう。
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ゆっくりと大きく呼吸をするだけでも心と体にこんなにもメリットをもたらす呼吸ですが、それをさらに「腹式呼吸」に変えることによって一層の効果が期待できるだけでなく、インナーマッスルが鍛えられ、気になるぽっこりお腹にも嬉しい変化があるかもしれません。
正しく覚えよう。腹式呼吸の方法
腹式呼吸の効果を最大限に得るためには、正しい方法で行う必要があります。まずはしっかりと方法を押さえ、慣れてきたら仕事中でも家事をしながらでも、腹式呼吸を取り入れてみましょう。
1.まずは深呼吸して心を落ち着かせる
まずはお腹が凹むことをしっかりと意識しながら、鼻からたっぷり息を吸って口からゆっくり息を吐き、数回行いましょう。
2.鼻から息を吸いお腹を膨らませる
次に5秒ほどかけて、お腹が優しく膨らむことを確かめながら鼻からゆっくりと息を吸い込みます。膨らませるのが難しいときは仰向けに寝ころぶと、お腹の動きがわかりやすくなります。
3.鼻からゆっくりと息を吐く
最後に息を吸い込んだ倍の時間をかけながらゆっくりと鼻から息を吐いていきます。5秒かけて吸い込んだなら、10秒かけて吐き出すという具合です。慣れてきたら時間を伸ばしていくとより効果的です。
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慣れるまでは、吸うことよりも息を吐くことや、最後までしっかり吐き切ることに意識を向けると腹式呼吸を行いやすいでしょう。自分が気持ち良いと思えるペースで進めてください。
呼吸を意識して今をプラスに導こう
いざ腹式呼吸をしようとすると、慣れていないと初めはすごく難しく感じるのではないでしょうか。鼻から息を吐き切ることや、お腹を膨らませることも難しく感じるかもしれません。
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腹式呼吸が難しければ深呼吸でも構いません。呼吸するだけとはいえ、今まで無意識で行ってきたことを意識しながらていねいに試みることは、心と体に良い影響をもたらしてくれるはずです。仕事中や家事をしながら、意識的に呼吸をして心も体もスッキリと過ごしたいですね。
下記の研究データを参考に書かせていただきました。ありがとうございます。