イライラの原因は相手ではなく、自分の中にある
イライラしやすい人は、そうでない人に比べて幸福感を感じにくいため、人生を楽しむこともできずに損しているかもしれません。ですが生まれつき怒りっぽい短気な性格の人であったとしても、心の訓練次第では穏やかに毎日を過ごせるようになります。
それにはちょっとしたコツが必要なので、こちらでご紹介していきたいと思います。イライラを感じたら早めに気持ちを切り替えて、心穏やかな状態に戻してあげることが大事です。イライラが止まらない苦しい状態から一刻も早く自分を解放してあげましょう!
心を穏やかに保つ7つのコツ
自分以外はコントロールできないものだということを頭に叩き込む
イライラする原因の一つとして、相手が自分の思い通りに動いてくれないから、ということが挙げられます。ですが自分以外の全ての物事は天気と同じようにコントロールなどできません。
天候だって人だって仕事だって、まず思い通りにいくわけがないのです。最初から、コントロールできるのは自分自身だけだと理解すれば、大抵のことは「まあ、しょうがないか」と思えるようになり、イライラも消えていくでしょう。
いちいち無駄な反応をしない
悟りを開いたブッダの教えにもありますが「無駄な反応をしない」こと。すべての苦しみは、自分が「反応する」ことによって始まるのです。誰かがあなたに理不尽なことを言ってきたとしても、さらっと受け流して気にしないことです。
いちいち反応してしまうと相手もますますヒートアップしたり、攻撃を加えてくることさえあり、余計に関係がこじれてしまいます。まずは自分が動じない心を強く持ち続けることが大事です。
起こり得ることを想定してみる
人間は想定外の出来事が起こった時に、怒りを感じたり強いストレスを感じます。例えば、渋滞に巻き込まれると誰でもイライラするとは思いますが、予め渋滞するとわかっていればそれなりに「スマホに好きな音楽を入れておく」、「皆が楽しめるDVDを用意する」など、時間をつぶす準備ができるので、ストレスもさほど感じないでしょう。
このように、起こり得る事態を予測して心の準備と出来うる限りの対策をとっておくと、イライラも感じにくくなります。
イライラしている自分を客観的に見つめる
それでもイライラっとする瞬間は誰にでもあるものです。そんな時は「あ、私いま、イライラしているな」と自分の素直な感情を認めてあげましょう。
興奮している自分を俯瞰して見ることで、すっとクールダウンできるでしょう。ここで一度客観的になって冷静さを取り戻すのです。
イライラしたら、その場を少し離れてみる
そして可能であれば少しその場を離れてみること。小さいお子さんがいると難しいかもしれませんが、旦那さんや彼氏さん、お姑さんや上司についイライラしてしまった時は、少し足を伸ばして「お茶を飲みに行く」、「トイレに行ってくる」、「お風呂に入る」、「お買い物に出てみる」とよいでしょう。
そうしている間に徐々にイライラ気分が収まり、冷静な自分を取り戻せるようになっていきます。
呼吸法で心を落ち着かせる
イライラした時の即効性のある対処法として、侮れないのが「呼吸法」です。深く吸って、ゆっくり長〜く息を吐きます。
そうすることで副交感神経が優位になり、心と身体の緊張が少しずつ和らいでいきます。思い立ったらすぐに、誰でも簡単にできますので、まず試してみてください。
ココアやハーブティーなどの「ホットドリンク」を飲む
いかがでしたか?
一日の中でイライラする時間よりも、できるだけ「嬉しいな」、「幸せだな」、と感じる時間を多くしていきたいものですよね。日々心穏やかに、優しい表情で過ごせるように、ちょっとだけ意識してみませんか?
イライラの原因は、一見するとイライラさせているその相手にあるように思えます。ですが相手の行動をどう受け止めるかは自分の受け止め方次第。イライラは実は、自分が心の中で勝手に作り出している虚像のストレスなのです。