エコでお肌にも優しい布マスク…正しい洗い方できてる?
布マスクの臭いと汚れの原因は?
"皮脂・臭い・化粧残り"が洗濯機では落ちないのはなぜ?
例えば、Tシャツの襟汚れ。洗濯機で洗っているだけでは汚れが落ち切らず、臭いが気になったり、だんだんと黄ばんできてしまう事がありますよね。
マスクの汚れも同じ。更にマスクは、普段着るお洋服よりも肌に密着した状態で、長時間着用することもあります。顔は、お化粧をしていたりクリームを塗っているので、汚れや臭いが更に気になることも。そんなマスクの汚れを洗濯機だけで綺麗にするのは難しいのです。
簡単にすぐきれい!布マスクの正しい洗い方
洗う目安は一日一回
マスクを洗う頻度は、一日一回が目安。とは言え、外出から一度帰宅してからもう一度外出する時や、人込みなどウィルスが気になる場所に出かけた後には、短時間であってもマスクを交換してお洗濯するのがおすすめです。
準備するもの
洗濯機では汚れが落ちにくいマスクは、手洗いが基本。まずは必要なものをセットにしておきましょう。感染症対策の為にも、マスク洗い専用にしておくのがベストだと思います。
・洗剤(液体洗剤が◎)
・スプーン
・清潔なタオル
・ゴム手袋
・スポンジ(ファンデーションや口紅の汚れが気になる時)
まずは手洗い
ゴム手袋をする場合でも、手にウィルスが付いている状態ではマスクを洗っても意味がなくなってしまいます。まずは、手を綺麗に洗ってからお洗濯を始めましょう。
洗い方
まずは2ℓの水に、普通の液体洗剤なら小さなスプーン一杯(1.7g程度)、超コンパクト液体洗剤なら小さなスプーン0.5杯(0.7g程度)を入れ、スプーンで良く混ぜます。洗剤が混ざったら、マスクを浸して10分程度つけ置きます。
つけ置きしたら、そのまま10回程度押し洗いします。この時に、ゴシゴシこすり洗いするのは布を傷めてしまうのでNG。押し洗いしたら、両手でマスクを挟んで水を良く切ります。マスクを雑巾の様にねじって絞るのも痛みの原因になるので避けましょう。
口紅の汚れなどが気なる時には、つけ置き洗いの後に、柔らかいスポンジで優しくこすり洗いします。それでも汚れが気になる時には、少しだけスポンジに洗剤の原液を付けてもトントンしてもOKです。
洗剤が入った水を十分に切ったら、洗面器の中の洗剤水を流します。この時、洗剤水の中にはウィルスが混ざっている可能性があるので、周りに飛び散らない様にゆっくりと流してください。その後、洗面器に水道水をはり、水の中で揺すりながら洗剤を十分にすすいでいきます。
充分にすすげたら、先ほどと同じ様に両手で挟んで水を切り、清潔なタオルに挟んで水気をとります。タオルの上からマスクが挟まれている部分を押すと、タオルが良く水分を吸収してくれます。水分を吸収させたタオルは、洗濯機でOKなのでお洗濯する様にしましょう。
洗い終わったら、縦横両方にトントンと軽く引っ張り形を整えてから、マスクの両端をピンチで留めて干します。1ヶ所だけだったり、ゴムの部分だけを挟むとマスクの形が変形したり、ゴムが伸びてしまうので気を付けましょう。
皮脂落としにおすすめの洗い方
皮脂汚れが気になる時には、アルカリ洗剤でのつけ置きが効果的です。ウォッシュヘルパーは天然洗剤なのに、皮脂汚れはもちろん、食べこぼしや血液の汚れも綺麗に落としてくれるので、一袋あると幅広く活躍してくれるのでおすすめです。
臭い落としにおすすめの洗い方
臭いが気になる原因は様々ですが、雑菌の繁殖が原因のことも。そんな時には、塩素系漂白剤が効果的です。洗剤と同じ方法でつけ置きしてすすぎますが、塩素系漂白剤は強力なのですすぎは水を数回変えて、十分に洗剤を落とす様にしましょう。
塩素系漂白剤を使うのに抵抗がある方には、80度以上のお湯での消毒もおすすめ。方法は簡単で、マスクを熱湯に浸すだけでOKです。使っている洗面器などの耐熱温度と火傷に注意して行ってくださいね。小さなお子様のマスクの消毒にも、この方法がおすすめです。
化粧移りのおすすめの洗い方
お化粧による汚れが気になる時には、重曹せっけんが効果的です。スプレータイプを吹きかけて少し置いてから、洗剤水の中につけ置き押し洗いしておきましょう。もちろん固形タイプの重曹せっけんを使ってもOK。固形タイプの時は、汚れている部分に少しこすりつけてから、つけ置きしていきます。
きれいに落とすポイント
1枚ずつ洗う
感染症予防を考えて、少し手間はかかりますが、マスクはご家族の分でも分けて1枚づつ洗う様にしましょう。スペースが許す場合には、小さな洗面器をご家族分用意して、同時につけ置きすると時短につながるかもしれませんね。
マスクは絞らない・もみ洗いをしない
ガーゼを含めデリケートな素材が使われていることが多く、形も崩れやすいマスク。絞ったり揉み洗いしたりは、基本的にNGです。汚れが酷い時にも、洗剤×ぬるま湯などで汚れが浮き上がるのを待つようにしましょう。
色物には塩素系漂白剤は使わない
おしゃれ着洗いも
麻やシルク素材などのマスクには、おしゃれ着洗いを使用しても大丈夫です。2ℓに対して5mlを入れて、後は同じ様に洗っていきます。おしゃれ着洗いは香り付きの物が多いので、香りが苦手な方は無香料の物を選ぶなど注意しましょう。
洗濯後のマスクの管理方法
自分用と家族用で分けて管理
お洗濯が終わった後も、ご家族でも出来ればそれぞれのマスクを分けて保存しておくのが理想的です。ジップロックの様な保存袋なら、定期的な交換も簡単で、中身が見えやすいのでお子様にも分かりやすくてとって便利です。保存袋は、バッグの中に予備を入れたり、使った後にマスクをしまう時にも活躍してくれるので、少しストックしておくと◎です。
つけ外しする日中も役立つ!「便利アイテム」
除菌ケース
ちょっとした外出が多い方や、オフィスなどでずっとマスクをする必要がない方には、入れるだけで除菌してくれる除菌ケースがおすすめ。通勤後にオフィスでマスクを付け替えたい方は、オフィスにも一つ置いておくと活躍してくれそうですね。
長時間肌に直接触れているマスク。当然ながら、汗や皮脂、お化粧はもちろんお肌のケアのためのクリームなども「汚れ」としてマスクについてしまうことになります。