自分との対話が増える今こそチャンス。あなたはもっと輝ける。
身の回りの知人や有名人のなかで、どんな方が思い浮かびますか?
自然体で、決して無理をしている風ではないのに、魅力や自信を感じさせる姿。その人をイメージすると、「自分もああだったらいいのに。」「どうしたらあんな風になれるんだろう?」と思いますよね。
チャンスと捉えれば、新たな一歩踏み出すための、あなたの背中を押す力になってくれるはず。
少しずつ…でも着実に、なりたい自分への階段を上っている実感が得られるはずですよ*
はじめに|セルフプロデュースとは?
あるべきプロデュースは、客観視して自分を見つめ、よく理解し受け入れた上で、その延長線上に未来像を描くこと。
魅力はより発揮され、足りない部分は補っていくことで、自分自身の価値も高まっていくのです。
セルフプロデュースで得られる「4つのメリット」
1.自分に自信がつき、楽しく生きられる
セルフプロデュースの実行=あなたが望む“あなた”でいられている、つまり、あなたの魅力が発揮されている状態。欠点や足りない部分をも自分で理解し受け入れたうえで、不安なく「見え方をコントロールできている状態」とも言えます。言動には自信が伴い、他人からもよく見られ、楽しく生きることにつながります。
2.チャンスを手にしやすくなる
セルフプロデュースは、いわば自分自身の魅力を常に「プレゼンテーション」している状態。あなたならではの魅力や強みをアピールするしているわけですから、あらゆる機会において「選ばれる人間」になることが増えるのです。
仕事では「○○と言えばこの人」と強みを生かした分野を依頼されることも増えるでしょうし、プライベートの場面では一緒にいたいかけがえのない人間と思われるはずです。
3.人間関係が円滑になる
あなた自身の魅力がより発揮されることで、当然人も寄ってきます。これだけでも、人間関係は豊かになるはず。
また、プロデュースという観点を意識するようになると、自分自身を客観視したり、他人からの意見や目線を冷静にとらえたりすることができるようになるので、他人とどんな関係性にあるか早く気付けます。対人関係において何かあった場合もただ右往左往するのではなく、適切な「対応」を取りやすくなり、より円滑な人間関係が叶うのです。
4.他人と比べなくなる
セルフプロデュースを始めると、常に意識すべき対象は「他人」ではなく「なりたい自分」になるはず。
他人の能力や魅力に圧倒されたりすることは数あれど、「あの人に比べて私は…」と思う意味すらなくなります。むしろ、純粋に尊敬を抱いたり、よりよい自分への刺激として受け取れるように。無用な嫉妬からも解放されるのです。
【それでは本題】セルフプロデュース実践のための4STEP
STEP1:「なりたい自分像(憧れ)」を、具体的に書き出してみる
まずは「こんな人になれたらいいな」と、“あなたが憧れを抱く人(なりたい像)”をイメージすることが大切。STEP1として、自分の身の周りにいる素敵な人、或いは好きな有名人を思い浮かべてみましょう。
そして、その人たち感じる「魅力」とは何でしょう? 具体的に書き出してみてください。
あなたが憧れる人の「魅力」を書き出してみましょう
・いつでも話しかけやすい雰囲気がある
・誰にも同じ態度で、分け隔てなく接することができる
・ユーモアがあってもっと話したくなるトーク力
・清潔感とこなれ感をあわせ持つ身だしなみ
etc...
上で挙げた「なりたい自分像」を、より具体的に自分で理解できるよう、さらにキーワードを追求してみるのもオススメです。
【例】
(いつでも話しかけやすい雰囲気がある に対して)
「話しかけやすい雰囲気」とは
≫ ≫ 笑顔を絶やさない、自分から挨拶しようとする姿勢、オープンマインドで自分のことも程よく話す、相手の話に耳を傾ける、相槌が上手
この時重要なポイントは、「自分とあまりにもかけ離れたタイプの人を目標にすることは避ける」こと。
あまりにも共通点が乏しい像を目指すことは、現実的ではないと共に、あなたらしさを押し殺してしまうことにもなりかねません。外見、スタイル、雰囲気など、どこか自分との共通項が感じられる像を目標にしましょう。
STEP2:俯瞰して「今の自分自身」を捉え、具体的に書き出してみる
次にやるべきは、「今の自分自身」がどんな人間であるかを書き出して、見える化すること。自分自身の言動や価値観を振り返りましょう。また、身近に忌憚なく意見を言ってくれる友人や家族がいれば「自分がどんな人間か」を聞いてみてもいいでしょう。
今の自分自身の「良いところ・悪いところ」などを書き出してみましょう
【例】
・自分の良いところ/悪いところ
・自分の性格・気質
・自分の好きなもの/嫌いなもの
・自分が大事にしていること/許せないこと
STEP3:「なりたい自分像」>「今の自分自身」…比較してみよう
比較すれば「自分の魅力を活かせる部分」、「自分にまだ足りない部分」が、明確になる
STEP1で描いた「なりたい自分像」に対して、STEP2で洗い出した「今の自分自身」の特徴を照らし合わせてみましょう。
既に備わっている「自分の魅力を活かせる部分」、逆に、「自分にまだ足りない部分」が見えてくるはずです。
メモ帳に「自分の魅力を活かせる部分」「まだ足りない部分」を整理しながらメモできるといいですね。「まだ足りない部分」がたくさんありすぎる場合は“これだけは押さえたい”という重要な箇所だけをピックアップしましょう。
STEP4:「足りない要素」を補う方法を考え、アクションプランを立てる
STEP3で「自分の魅力を活かせる部分」「まだ足りない部分」が明確になりました。次は、「まだ足りない部分」を補うための具体的なアクションプランを立てましょう。
「まだ足りない部分」は、「~をがんばろう」といった精神論的な目標で終わらせず、できれば「何を」「どれだけ(極力数値化した形で)やるか」という観点で、計画化しましょう。期限を設けてもいいですね。
こうすることで、より確実なセルフプロデュースの実行へとつながります。
【例】
「いつでも話しかけやすい雰囲気がある」人に憧れるけど、『自分から挨拶しようとする姿勢』が足りない要素・・と確認した場合のアクションプラン:
→挨拶したいと思っている人の名前を覚える(職場の部内の人/子供のクラスの保護者など)
→よく顔を合わせる人には、自分から「○○さん+挨拶」を言えるようにする
etc...
*最後に:STEP4を終えたら、「なりたい私」を心からイメージして
STEP4を終えたら、自分を変えるためのプロデュースプラン作りは終わりです。お疲れ様でした!
さきほどまで自分の「足りない要素」を見つめすぎて、少し心が辛くなってきちゃいますよね。でも、あなたがダメということではありません。「足りない要素」は、『なりたい自分になる、次のステージへの足がかり』。
なりたい自分をイメージして、“幸せな未来のために今を生きる”自分になりましょう。
【併せてcheck】セルフプロデュース力をUPさせる「7つのコツ」
1.既に「なりたい自分になった」かのようにふるまう
意外かもしれませんが、「形から入る」ことも実は重要。まだ自分の中身が伴っていない…などと必要以上に謙遜する必要はありません。
例えば、「落ち込んでいるときに無理にでも笑顔で過ごすと気持ちが上がる」という話を聞いたことがあるのでは?それと同じように、見た目や振る舞いを意識的に変えてみると、周囲の反応も変わり、自分の中身や気持ちも追いつき、いつの間にか自信もついてくのです。
女優気分でちょっと演じてみるのもアリですよ。
2.かつて耳が痛かったあの指摘を思い起こす
「どうしてそんなこと言うの!?」と思うような指摘や一言をぶつけられた経験は、きっと誰にでもあるはず。
その時は腹立たしさや悔しさや先に立ったかもしれませんが、セルフプロデュースという観点で改めて今受け止めなおしてみると、なりたい自分に近づくための大事なポイントを突かれていることも…。
自分を客観視する大事な材料をもらったと、むしろありがたく受け取ってみてはいかがでしょう?
3.目標は目に触れやすい場所に
憧れの人が芸能人なら、その切り抜きを手帳の見開きに貼ったり。その人の名言を壁に貼ったり…。「目標(憧れの人)」を極力頻繁に目に触れるような形にしておくといいですね。自分で書き出した理想像やアクションを、ときどき読み上げてみても◎
4.「苦手」や「欠点」は隠すのではなく受け入れる
「足りない部分」や「見せたくない部分」を隠すことに、注力しないようにしましょう。なぜ?と思われるかもしれませんが、隠しても、消えるわけではないのです。
極端な例ですが、「自分の指先が嫌いだから」と四六時中手袋をしていたら、相手にしてみればどうしても手袋に気を取られてしまうのは想像がつきますよね。同様に、なりたい自分になろうとするがあまり、それに反するマイナスポイントを一生懸命隠そうとすると、かえって悪目立ちする結果に。
そこに対する努力や改善は続けつつも、それより自分の魅力的な部分をアピールすることを大切にしましょう。
5.観察し、素直に聞く
偶然街中で見かけた人にも素敵だなぁ、と感じたなら、「どんな言動がそう感じさせるのか」をじっくり観察・分析すると、新たな気づきも得られるはず。
いろいろな話が聞ける身近なお相手なら、「どうしたらそんな素敵な振る舞いができるの?」「何か心がけていることはある?」と、素直にインタビューしてみてもいいですね。社交事例やお世辞とは異なり、心からの尊敬や素直な興味は相手にもまっすぐ届くもの。あなたのヒントとなる観点を伝授してもらえるチャンスです。
6.「魅力的な人」と過ごす時間を増やす
7.自分なりのやり方を模索し続ける
ネットや本にも、「自分磨き」や「セルフプロデュース」のヒントが数多く紹介されていますが、それがあなたに合っているとは限りません。また、自分で最初にプランした方法が効果的ではない場合も。
視野を広く持って目指したい方向性にマッチした自分なりの方法を、柔軟かつ貪欲に模索してみましょう。
≫ パーソナルカラーや骨格診断など、一度プロに診断をお願いする
≫ 化粧品のカウンターで、BAさんにメイクレクチャーをしてもらう
≫ 雑誌掲載のコーディネイトやメイクを家で実践してみる
≫ カラーコーディネイトやメイクについて、資格取得を目指す
□内面
≫ 話術を学ぶ本を読んで、その中の3つのエッセンスを2か月間で意識的に実践してみる
≫ 1カ月以内に3冊本を読んで、知識や教養に磨きをかける
≫ 美術館などのガイドツアーに参加し、アートとの向き合い方やセンスを学ぶ
≫ 魅力を持つ人と一緒に過ごす時間を持つ
□立ち居振る舞い
≫ 茶道・着付けなど、美しい所作につながる習い事にチャレンジしてみる
≫ 美しい字を身に着ける
≫ 本やネットでマナーを学び、レストランで実践する
おしまいに
毎日を、あなたが主役のステージに*
セルフプロデュースは、自分自身の魅力を伝えるためのプレゼンテーション。自分を演出すると決めた瞬間に、まるでステージに立ったかのように見える景色や意識が変わるはずです。
さぁ、今すぐなりたい自分に向かって歩き始めましょう!
《セルフプロデュース》とは、自分自身の演出。セルフブランディングとも言われています。
プロデューサーが芸能人を売り出すときのごとく、人(自分)をより魅力的に見せるにはどうしたらいいのか?を考え、外見や立ち居振る舞いなどを工夫しながら実行していくことです。
ただしこれは、「キャラを作る」ことを意味していません。また、人目ばかりを気にして「他人に気に入られる方法を模索する」ことでもありません。