日常に隠れた「幸せ」とはなんだろう。
当たり前の毎日すぎてとりたてて幸せだと感じることはない、と思うかもしれません。日常はあくまでも日常ですよね。そこから幸せを見つけるには、自分の日常を細かくくだいて「探す」ことが必要なんです。
見つけようとしないと見つからない「小さな幸せ」
とは言っても、探し慣れていないと見つけ出すのはなかなか大変です。ここで、他の方がどんなことに小さな幸せを感じているのか覗いてみましょう。
女性:「小さな幸せ(ささやかな幸せ)」を感じる瞬間
1 美味しいもの、甘いものなどを食べたとき 71.1%
2 家族団らんを過ごしているとき 38.3%
3 布団に入って寝る瞬間に感じる 36.9%
4 お風呂にゆっくりと浸かったとき 36.7%
5 家族や人から「ありがとう」「美味しかった」など言葉をかけてもらったとき 28.1%
6 旅行やレジャーなどに出かけたとき 26.8%
7 晩酌をしているとき 19.3%
8 夫婦・恋人と会話をしているとき 18.2%
9 青空の広がった晴天を見たとき 15.8%
10 子ども(孫)と遊んでいるとき 15.4%
MA(複数回答)/n(有効回答数)
これらの中に、「あぁ、それは幸せに感じる」と、共感できるものが1つはあるのではないでしょうか。「日常の中の小さな幸せ」は、意識しなければ見落としてしまうようなことですよね。
角度を変えれば「幸せ」であることが分かる
例えば、「美味しいものを食べて幸せを感じる」ことを、角度を変えて「美味しいものを食べられないとしたら」と考えてみましょう。また、家族団欒も「一緒に過ごしたいのにバラバラに離れている」ことを想像してみてください。
「小さな幸せ」と感じることも、もしそれが出来ない状況になればなんとしても手に入れたい「大きな幸せ」になり得るものばかり。布団で眠ること、お風呂に入ることなど、本当は大きな幸せなのかもしれませんよね。
見えないものに思いを馳せると「幸せ」を感じる
花が咲くことや季節によって吹く風が違うことを、大人になると当たり前と捉えてしまいがちです。青空や夕焼けも綺麗だと思いつつ日常の1つにすぎません。
でもそこには自然の大きな力が働いていますよね。そう思って見ると、美しいものが実は自分の周りにたくさん溢れています。自然の美しさや四季を感じられることは最近では小さいとは言い難い「幸せ」かもしれません。
日常の中から「小さな幸せ」を見つけるヒント3つ
1. 今の状況に感謝しよう
日常に小さな幸せを見つけるために、まずは自分の「今」に感謝をすることから始めましょう。自分が歩んできた道によって今がある。他の誰かと比べることは意味がありません。
2. 先のことより今を大切にしよう
忙しい時はつい、なにかしながらも次のことを考えていることがあります。でも先のことばかり見ていると肝心な「今」がおろそかになってしまいますよね。
例えば食事をするならしっかりとその美味しさを感じとるとか、家族や友人との会話に集中するなど、その時にしかできないことがありますね。「小さな幸せ」は先ではなく「今」にあります。
3. 1日を振り返る時間的な余裕をもとう
あっという間に過ぎていく1日。でもその日の終わりに1日を振り返ってみると思いの外多くのことをしているものです。その中には嬉しいと思ったこと、気持ちがワクワクしたこともきっと含まれているでしょう。
振り返らなければあっけなく忘れてしまうような出来事も、思い返すことによって「小さな幸せ」として心に残すことができますね。
日常が日常であるために。
ところで、日常が日常であるために欠かせないこと、それは心身ともに健康であることです。小さな幸せも、「日常」がしっかりとあるからこそ見つけられるものですね。
おわりに
良いことも悪いことも含めていろんなことが起こる毎日。そんな中でも「ありがたさや小さな幸せは」すぐ近くにあるはずです。小さなことにも目を向けながら、毎日を少しでも幸せと感じられたら嬉しいですね。
毎日忙しく働いたり家事や育児をしたり。誰もが自分の「日常」を持っていると思います。
その中で小さくとも「ありがたい・幸せ」だと感じるのはどんな時ですか?