なりたい私へグンと近づく*「朝勉強」を始めよう!
さらに、朝は物理的にも心身の面でも効率も良く、「読書」や「勉強」にはメリットだらけの時間帯なんです。なんと、「朝の30分は夜の2時間にも匹敵する」、という説もあるほど…!
ちょっと方法を見直すだけで、あなたの朝、そして未来が、劇的に変わるかもしれません。
【はじめに】「朝の時間」をおすすめする4つの理由
1.誰にも邪魔されない時間帯
2.制約のある勉強時間
通勤・通学の準備など、先延ばしにできない予定が待機しているのが朝。実は、タイムリミットがあると、緊迫してより集中力が増すことが実験などによって証明されています。
一見、夜の方がたっぷりと思い通りに時間がとれそうなイメージを抱きがちですが、ダラダラ過ごしたり、疲れで効率が下がってしまったり…。対して締め切りのある朝は、例え短い時間でも、より濃密な時間を過ごしやすいのです。
3.新しい情報を吸収しやすい
日中出会った情報をストックする脳の「海馬」という領域で睡眠中に行われるのが、情報の取捨選択。
そのため、朝には新たな情報のためのまっさらなスペースが改めて確保されているのです。
例えば引き出しに中身がいっぱい詰まっている状態で新たなものを詰め込もうとすると、必要以上に時間がかかったり、零れ落ちたりしてしまうもの。
対して、空っぽの引き出しには、どんどんモノを詰め込めます。朝の脳は、まさしくそんな状態なのです。
4.苦手分野にも前向きになれる
朝は睡眠から覚醒へと脳がスイッチするので、「ドーパミン」などが大量に分泌されます。この、快感や幸福感を生み出す物質により、自分にとって難しいこと・不得意な分野にも、苦手意識が少ない状態でとりかかりやすいといえます。
さらに、朝はストレス耐性につながるホルモン「コレチゾール」の濃度が一日で最も高まるのだとか。そのため、いつもは憂鬱なこともストレスを感じにくい状態でこなすことができ、前向きに勉強が進められるのです。
~朝勉強がはかどる「パフォーマンスUP」&「継続」の為のコツ~
▹ パフォーマンスUPの為に:
1.絶対叶えたい「テーマ」・「目標」を1つ決める
その日暮らしのごとく、目についたことにバラバラと単発で取り組むのは、朝ならではのエネルギーを十分に活用しているとはいいがたく、成長や効果を感じにくくなることも。結果的に、三日坊主につながる可能性もあります。
<朝勉強>を始めるにあたって、まず“心からやってみたい”と思えるテーマや目標を掲げ、それに沿った内容を1つ選びましょう。継続的に行うことでこそ積みあがるもの、かつシンプルな内容がオススメ。
モチベーションも高まり、朝のパワーを十分に活用できるはずです。
>> 毎朝1時間の読書
□ ビジネス英語を身に着けたい
>> リスニングと英字新聞読解を各30分
□ 資格を取りたい
>> 前日の小テスト&復習を必ず絡めつつテキスト学習を進める
2.朝やることを前日寝る前までに決めておく
早起きしても「今日は何から始めるか」が具体的に決まっていないと、何となく迷ううちに、無駄にネットサーフィンや掃除など始めてしまい、時間を浪費する原因にも。
必ず、前日の寝る前までに翌日取りかかることを明確にしておきましょう。
翌朝のゴールデンタイムを無駄にすることなく勉強をスタートできますよ。
▹ 必ず継続するため為に:
1.「朝勉強」は1時間程度に
朝勉強の気持ち良さに気づいて、あるいはやる気に満ちて、たっぷり数時間の朝勉強を行いたくなるかもしれませんが、オススメは「MAX1時間程度」。
朝勉強は必然的に早起きがマストとなるため、がんばりすぎると睡眠時間が足りなくなることに。結果、寝坊や集中力のダウンにつながり、モチベーションも下がるというデメリットが次々と顔を出してきます。
朝勉強のために睡眠時間を削るのは、本末転倒。必ず、「翌朝集中できるだけの睡眠時間」を確保した上で、目覚めた後は1時間を目安にギュッと濃縮された時間を過ごしましょう。
2.シャキッと目覚め頭が冴える《朝勉ルーティーン》を持つ
一般的に、「目覚めによい」とされていることをいくつか組み合わせて、自然に勉強に取り掛かれるルーティーンを準備しておくのはとても良い方法。
↓
②カーテンを開け朝の光を浴びる (眠気ホルモンが減少し脳が覚醒)
↓
③10分程度のストレッチやヨガ (脳への血流が増え、思考力や集中力がUP)
朝起きた瞬間からやるべきことが明確に決まっていると、なんとなく布団の中でダラダラすることを防ぎやすくなります。
さらにそれが脳や体を覚醒させる行為の組み合わせであることで、流れにのるうちに自然と心身が目覚めてくれるのです。
□ シャワーを浴びる:交感神経を刺激し、体を活動状態にスイッチ
□ 徐々にテンポUPする音楽を聴く:脳を刺激。youtubeの「目覚めの曲」も◎
□ 着替えやメイクをする:意識がよそ行きモードに。二度寝防止にも。
□ 5分間部屋を片付ける:体を動かしつつ、環境もスッキリ。
□ 耳をマッサージする:脳にも近く、ツボを刺激し覚醒につながる。体温上昇にも◎
3.コンディションに合わせ、ハードルを下げることを赦す
人間なので、日によってはうっかり寝坊してしまったり、起きてはみたもののどうしてもやる気になれなかったり…ということもあるもの。そんな時は、やろうと思っていたことのうち“ほんの一部”をこなすだけでもOKとしてみましょう。
例えば、いつもは1記事文英字新聞を読解しているのに、寝坊して時間が5分しかないなら、新しい単語が含まれた1文だけでOK。
人間はどうしても楽な方に流れる生き物なので、もし完全に休みにしてしまうと、翌日からも「明日から頑張ればいいか…」と思いがち。
「100かゼロか」で考えるのではなく、コンディションが整わない日は「たとえ1だけでも続ける」ことで、翌日につながります。
終わりに
毎日、みんなに平等にやってくる「朝」。それを味方にできるのは、あなた自身です。
一見地道に見えることも、その積み重ねが、あなたが描いた未来像につながるはず。
さぁ、明日から早速<朝勉強>を始めませんか?
まだ世界が目覚める前の早朝は、自分の生活に他者からのアプローチを受けにくい時間帯。
窓の外も、テレビもスマホも静かな環境なので、集中力が着信音で途切れてしまったり、「この番組が終わったら…」とスタートを先延ばしにしたりということをすることなく、自分の計画を実行できます。