今さら聞けない、大人らしいふるまい
【シーン・目的別】大人のマナーを学ぶ本
PART1:どこに行っても大丈夫!美しいテーブルマナー
美しい食べ方をするための法則から学ぶ!
世界的ブランドによるやさしいテーブルマナー
■『ティファニーのテーブルマナー』W.ホービング 著、J.ユーラ イラスト、後藤鎰尾 訳(鹿島出版会)
世界的に広く知られているジュエリーブランド、ティファニー。実はティファニーはテーブルウェアも取り扱っており、本書はお店を訪れたお客様に配るために書かれました。ティファニーによるテーブルマナーと聞くと敷居が高いのでは…?と思ってしまいますが、文章はとてもやさしく、ちょっとユーモアも感じる語り口。洋食のテーブルマナーを中心に、堅苦しくない文章で学びたい方は、ぜひ手に取ってみてください。
テーブルマナーの基礎を網羅するならコレ!
■『これ1冊で! 恥をかかない・一目置かれる「いまどきテーブルマナー」辞典』ベスト・ライフ・ネットワーク(大和書房)
困った時にすぐ頼れる辞書のような本が欲しい!という方にぴったりなのが、こちらの1冊。実際に食べる時のマナーだけでなく、お店選びや予約のコツから、着席・注文のマナー、精算の仕方まで解説してくれます。また、「ピザの食べ方」「骨つき肉の食べ方」など、特に人前では食べにくい料理に焦点を当てた解説も魅力。「食」にかかわるどんなシーンでも、大人らしくふるまえる自信をつけることができます。
PART2:勘違いしているかも?意味から知りたいビジネスマナー
シーンごとに何をすればいいのかが分かる!
■『ビジネスマナーの解剖図鑑』北條久美子(エクスナレッジ)
相手によっても、時代によっても少しずつ違ってくるビジネスマナー。相手を想って、その場にふさわしい対応をすることがその基礎となることは分かっていても、実際にどうすればいいのかが悩みの種ですよね。本書は、そんな時どんな行動をすればいいのかが分かる、シーンごとの具体的な行動を数多く集めた”行動集”。あらゆるシーンが網羅されているので、一通り目を通せば不安なくお仕事に取り組めるようになりますよ。
ビジネス文書に困った時の強い味方
■『困ったときにすぐに使える!ビジネス文書 書き方&マナー大事典: 社内文書、依頼文書、謝罪文…あらゆる場面で役に立つリアル文例!!』神谷洋平(学研プラス)
こちらは、所属する企業内でビジネス文書講師を務め、30年以上にわたって総務人事部門の管理職・役員として働いてきた経験を持つ筆者による1冊。ビジネスで使われるあらゆる文書のテンプレートと、文書構成のノウハウを解説しています。最大の魅力は、難しいノウハウを覚えなくてもそのまま使える、実用性の高いテンプレートが数多く収録されていること。「早引きINDEX」があるので、職場に1冊置いておけば困った時すぐに利用できますよ。
世界のビジネスシーンにも通じるおもてなし
■『おもてなし教科書』つなぐひろげるおもてなし協会 (宮帯出版社)
グローバル化が進んだ現在、ビジネスの場で海外からのお客様をおもてなししなければならないこともあります。文化も風習も異なる相手に、どう接すればよいのでしょうか。本書では、世界からも注目を浴びている日本ならではの「おもてなし」の基礎を解説。日常のおもてなしから、車いす利用者や外国人へのおもてなしまで、あらゆるビジネスシーンで活かせるノウハウが満載です。
PART3:冠婚葬祭、来客…いざという時の作法とふるまい
一生役に立つ!いざという時頼りになる1冊
■『最新ビジュアル版 冠婚葬祭お金とマナー大事典―いくら贈る?きちんとふるまうコツがよくわかる』主婦の友社 編(主婦の友社)
自分自身にも身近な誰にもいつか必ず訪れる、冠婚葬祭。お金が絡んできて特に気をつかうことなのに、それに関するマナーはだれかが教えてくれるわけではなく、他人にも聞きづらいものですよね。そんな時は、この1冊があれば一安心。結婚やお葬式でのマナーからそのマナーの背景まで、フルカラーで丁寧に教えてくれます。嬉しい「お助け索引」付きで、困った時もすぐに頼れますよ。
思いやりがにじむ、礼服の選び方
■『大人の礼服とマナー』美しいひとBOOKS 編(文響社)
ある程度の年齢になると、その場に見合ったものが求められる「礼服」。卒業式や入学式、結婚式、謝恩会など”その場”が設けられた背景が分かっている大人だからこそ、礼節を重んじるだけでなく、自分の心も込めた服で訪れたいものです。本書では服選びで迷った時、最低限知っておきたい知識と守りたいマナーを、写真やイラストとともに分かりやすく解説。いざという時焦らないように、「礼服」を通して思いやりの気持ちを伝える方法を、本書で予習しておきましょう。
おうちのおもてなしにも心を込めて
■『貴族もおもてなしできる 英国スタイルのテーブルコーディネート』マユミ チャップマン(清流出版)
大切な人を自宅に招く時、真っ先に悩むのが食事の席。美しくコーディネートしたテーブルと美味しい食事を用意すれば、話もはずんで楽しい時間を過ごしてもらえるはず。では、そのためには何ができるのでしょうか。もし洋食をメインに考えているなら、こちらの本がおすすめ。テーマカラーの決め方やテーブルウェア・料理の選び方、シーンに合わせたコーディネートの方法まで、丁寧に解説しています。貴族もおもてなしできるような洗練されたテーブルで、大切な人に素敵なひとときを提供しましょう。
PART4:その言葉づかい、大丈夫?丁寧な言葉選びを学ぶ
言葉で磨く、大人の女性らしさ
■『美しい女性(ひと)をつくる 言葉のお作法』吉田裕子(かんき出版)
どれだけすばらしい仕事をし、どれだけ美しい容姿を持っていたとしても、口から飛び出す言葉がくだけた若者言葉だったらどう思いますか?本書では、大人の品格を身につけるためにもっとも大切なのは「言葉づかいを磨くこと」としています。どんな状況でも常に言葉に品格や思いやりが感じられれば、能力や見た目に関わらず、美しく凛と見えるはず。そのための心構えや、シーンごとに使いたい言葉づかいを具体的に教えてくれ、言葉で女性らしさをみがきたいあなたを助けてくれる1冊です。
楽しく言葉づかいを意識したいあなたに
■『お嬢さまことば速修講座 改訂版』加藤ゑみ子(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
お嬢様のように品のある言葉づかいを、即席で学べる1冊です。最大の特徴は、全編を通して地の文まで、徹底してお嬢様ことばで書かれていること。その徹底ぶりにはユーモアを感じるほどで、読むだけで自然とお嬢様ことばが頭に入ってきます。内容は、「ここに気を付けると上品に聞こえる!」という実践的で具体的なコツやテクニックばかり。すぐにお嬢様ことばを使ってみたくなりますよ。
心をことばで書き表すために。実践的な例文集!
■『心が伝わる お礼の手紙・はがきマナー&文例集』杉本祐子(主婦の友社)
最近は書くことが少なくなってきたものの、お礼を伝える時などに必要になることがあるお手紙やはがき。たまにしか書かないため、マナーは大丈夫か?失礼のない言葉づかいになっているか?と不安になってしまいますよね。そんな時ぜひ参考にしてみてほしいのが本書です。幅広いシーンでお礼を伝えることを想定して書かれた例文集で、封筒の書き方などの基礎やお礼を伝える時のマナーなども収録。自分の気持ちを伝えるための実践的な方法を教えてくれます。
PART5:しぐさや所作から美しくなりたいあなたに
媚びない自立した美しさを作る法則
■『女も男もあこがれる ハンサム美人な「しぐさ」』中井信之(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
「カッコいい女性になりたい」と一度は思ったことがある方、必見!本書では、「カッコいい雰囲気」は自分で作り出せると説きます。というのも、雰囲気は容姿など生まれ持ったものだけで決まるわけではないから。毎日の何気ないしぐさに気を付けるだけで、カッコいいハンサム美人をめざせるそうです。モデルにもふるまいを教えてきた著者が、具体的に気を付けたいしぐさのポイントや、体の動かし方の法則を伝授してくれる1冊です。
武家の伝統ある凛としたふるまいを学ぶ
■『小笠原流美しい大人のふるまい』小笠原清基(日本実業出版社)
小笠原流礼法とは、鎌倉から江戸の何百年間にもわたって、将軍家指南役を務めてきた小笠原家が引き継いできた作法。合理性や機能性を重視しているのが特徴で、見ている人に清々しさや堂々とした印象を抱かせます。本書ではその次期宗家本人が、立ち居ふるまいや訪問時に気を付けるべきこと、食事の食べ方まで解説。凛とした本物の武家のふるまいを学ぶことができます。
今からでも”育ち”を変えたいあなたに
■『「育ちがいい人」だけが知っていること』諏内えみ(ダイヤモンド社)
メディアでも話題になった、”育ちのよさ”を感じさせるふるまいや常識に関する1冊です。”育ちのよさ”というものは、本来努力などでは変えられないもの。コンプレックスに感じてしまうこともあるポイントですよね。しかし少し意識を変えて、意外と見落としがちな常識を学ぶだけで、実は他の人に感じさせる”育ち”の印象は大きく変えることができます。コンプレックスを解消し、前向きに自信をもって人付き合いしたいあなたにおすすめです。
PART6:マナーは内面から!気くばり上手になろう
誰も教えてくれない、人生を豊かにする気づかい
■『本物の気づかい』井上裕之(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
気づかいとは、誰かのことを大切に想い、その想いを行動で表すもの。ちょっと行動に移すだけで、人に喜んでもらえるだけでなく、自分の心も豊かにしてくれます。とはいえ、気づかいは誰も教えてくれませんし、ある程度年を取ると聞きにくくなってしまいますよね。「余計なことをしていないだろうか」「どんなことが気づかいになるのか」と悩んだら、ぜひ本書を読んでみてください。ビジネス、友人、夫婦…いろいろなシーンで役立つ、簡単で小さな気づかいが身につきます。
媚びない、さりげない大人の気づかい
■『相手もよろこぶ 私もうれしい オトナ女子の気くばり帳』気くばり調査委員会(サンクチュアリ出版)
「マナーとしてはこうだけど、そのまま行動に移すと冷たい感じ…」「これはやりすぎかな?」と、気づかいの程度に悩んだ経験はありませんか?ほどよい気づかいというのは、考えれば考えるほど難しいもののように感じます。本書では、「媚びずに、無理せずに、さりげなく」誰でもできる気づかいを、13のシチュエーションに分けて解説。このくらいなら、相手も自分も心地よい。そんな気づかいを学べます。
ワンランク上の気づかいを学びたいあなたに
■『ファーストクラスCAの心をつかんだ マナーを超えた「気くばり」』清水裕美子(青春出版社)
著者は、ファーストクラスも担当したことのある元日本航空客室乗務員。CAさんといえば接客のプロですが、そんなプロの心まで動かすがのが、ファーストクラスを利用するいわゆる「超一流」の人たちの気づかいだそう。本書では、著者が経験してきた一流たちに共通する思いやりやふるまい、話し方など気くばりの数々を紹介。自分を成長させたい、もっと素敵な人になりたいという方は、ぜひ手に取ってみてください。
■『世界一美しい食べ方のマナー』小倉朋子(高橋書店)
料理や食材が違えば、食べ方のマナーも違うもの。すべてを覚えるのは難しい――そう感じている方におすすめなのがこちら。世界一美しい食べ方を、丁寧でやさしい文章とかわいいイラストで教えてくれる1冊です。ポイントは、紅茶の飲み方からフランス料理や会席料理を食べる順番まで、食材や料理ごとに存在している法則をベースとしてマナーを覚えられること。本書で解説されている7つの基本と48の実例を学べば、和洋中の幅広いジャンルで通用する美しい食べ方を身につけることができます。