自分の中に小さなSOSを感じたら、素早くお手当てしませんか
「がんばろう、がんばろう」と心を奮い立たせる日々の中で、そのような心の疲れを感じてしまうことも。そのような時、「原因は何だろう」と重たく考える前に・・・思考をスイッチ!
自分の心にSOSのサインを感じたら、新しい風を送り込んで、素早く手当してあげよう。
“今日は疲れたな…”“なんだか心がざわつく…”そんな日の処方箋になる、試してみたいことをぜひ見つけてみてくださいね。
今すぐおうちでできる!プチリフレッシュ法20選
●1|体に刺激を与えてスッキリ!
01.深く呼吸する
もっと呼吸の効果を高めたいなら「478呼吸法」
①鼻から息を吸う・・4秒
②呼吸を止める・・・7秒
③ゆっくり口から吐く・・8秒
※②~③により、①の呼吸がより深く吸える、というメカニズム。3回ほど繰り返すとよいとされています。
02.手を洗う
実は「手洗い」も、リフレッシュに繋がることなんです。衛生面ばかり注目されがちですが、実は作業の合間や、気分を変えたいとき、気分のリセットボタンを押すのにも効果的。
実際に、カナダの大学の研究によると、手を拭いてから行った頭を使う作業を課された被験者は、思考に融通が利くようになったという結果が出たのだそう。
特に気持ちを引きずりたくないとき、先入観や思い込みをリセットしたいときなどは、手を洗うと頭が整理されるはず。
03.ヨガ・ストレッチをする
心地よく感じられる柔軟体操であれば何でもリフレッシュ効果が期待できるでしょう*
隙間時間に取り組むプチリフレッシュでおすすめしたいのは、ヨガです。2~3つのポーズに丁寧に取り組んでみるのもオススメ。
04.太陽の光を浴びる
太陽に当たると「セロトニン」の分泌が活発になります。このセロトニン、別名「幸せホルモン」とも言われているほど、私たちの体に影響を及ぼすもの。セロトニンが不足すると、不眠症やうつなど、心や体がネガティブな方向に行きやすいもの。
窓際やベランダで…しっかり太陽に当たれば、幸せホルモンがたっぷり分泌されますよ。
●2|無心になるほど集中できることをして、気分転換
05.読書をする
気持ちの赴くまま、数ページ目を通すだけでも驚くほどの気分転換に。
イギリスの大学の実験では、たった6分読書をするだけで、ストレスをおよそ70%軽減してくれたという結果も…。もちろん、手にするのは好きなジャンルでOKです。
その時の気分に合わせて読書を楽しめるように、おうちの一角に自分だけの“ミニ図書館”を作ってみると気分もUPしそうです。
06.ケトルや鍋を磨く
07.ぬりえを塗る
最近は「大人のための塗り絵」も多く市販されていますが、実はこちらもリフレッシュ効果がおおいに期待できるのだとか…。というのも、「色を塗る」という「絵」に関する作業を行うことで、日常の仕事や家事で使う脳の領域とは異なる場所を使うこととなり、普段疲れた脳の部分を休ませることができるのです。
大作を少しずつ仕上げるのもよし、もちろん、簡単なものを気の向くままに手早く仕上げるのも◎ですよ。
08.野菜を刻む
気持ちを休めたいときや、疲れを感じたときは、日常追われている家事を手放すことを考えがちですが…むしろ逆に、家事の時間で気持ちを切り替えるという方法も。
例えば、今晩調理しようと思っている野菜をひたすら刻むことに、徹底的に集中してみてはいかが?
包丁が入るときの“感触”や、まな板に刃が当たるときの“音”、刻むときの“リズム”…五感を研ぎ澄ませて徹底的に作業へと意識を向けると、いつもは「何気なくこなす家事」が、「“今”と“自分”に集中する時間」に変わります。
●3|香りや音楽、風味・・五感にとって心地よい癒しを与える
09.アロマの力を借りる
ハーブティーや、アロマキャンドル、バスソルト・・・アロマを自分のライフスタイルにマッチした方法で取り入れてみるのもオススメの方法。
このとき注意したいのは、自分が心地よく感じられる「好きな香り」を選ぶのが大前提ということ。「リラックス効果があるから」と余り好みではない香りの中で我慢して過ごしても、効果は半減します。
とっておきの香水を手に入れて、お出かけに限らず、おうちの中でもまとってみるのもいいですね。
10.ホットタオルで目元を温める
目を温めると眼精疲労に効くのはもちろん、全身の血流がよくなり、身体をリラックスモードにしてくれる効果も。
ホットタオルの作り方は、水にぬらして絞ったタオルを、レンジで温めるだけ(目安:500Wで1分間)。
お気に入りのアロマオイルを垂らして、嗅覚からの癒しをプラスしても◎。
11.足湯を楽しむ
12.目を閉じる
短時間のお昼寝がいい、というのはよく聞く話ですが、そんな場所がなかったり、すぐ寝付く自信がなければ、座ったまま目を閉じるだけでも大丈夫。
目を閉じているだけで、リラックス状態時に脳内に出ると言われるアルファ波が出ていることが確認されています。
気分を変えたいとき、疲れを取りたいとき。視覚からの情報を一旦OFFにして、自分だけのリラックスの世界に閉じこもってみましょう。
13.ヒーリングミュージックを活用する
せせらぎ音、鳥のさえずりなど、自然の中で感じられる音や、いわゆるヒーリングミュージックの力を借りて癒しの時間を取ってみては。
ちなみに、休憩時間に限らず、単調作業など淡々と物事を進めるときには、これをBGMにしながら行うと穏やかな心で集中することが可能です。
逆に、込み入った仕事や考え事を伴う作業をするなら、こういった音楽もOFFして作業に移るのが◎。癒しのはずの音楽が、思考を邪魔してしまうので、この場合は音楽で気持ちをリラックスさせてから、静かな環境で取り組むようにしましょう。
14.花や緑を愛でる
人は「緑」を見ると落ち着くのは有名な話。でも、自然に囲まれた場所になかなか出かけられない、窓の外は建物ばかり…という場合にはおうちの中に花やグリーンを置いてみましょう。
リフレッシュしたいときや作業の合間に意識的に見つめたりお手入れすると、実際に癒しの効果が得られるという研究結果もありますよ。
15.コーヒーを飲む
コーヒー好きなら、作業の合間のちょっと一杯は効果的。
お気に入りの一杯を口にするだけでホッとできるでしょうが、実はコーヒーの種類によってその効果に差があるのをご存知ですか?
気分を緩めたいときのオススメは「グァテマラ」と「ブルーマウンテン」。逆に、次の作業に向けて「集中力」を高めたいときは「ブラジルサントス」や「マンデリン」、「ハワイ・コナ」が効果的なのだとか。
好みだけではなく、そのリフレッシュ効果でブレイクの一杯を選ぶのも楽しそうです。
●4|いつもとちょっと違う「非日常感」を、あえて取り入れる
16.プチ模様替えをしてみる
最近は、壁紙の上から自分で簡単に塗れるペンキなどもあるので、アクセントクロスを貼る感覚で小さなスペースの壁のカラーを変えてみるというのもいいですね。
17.いつもと違うご飯タイムを楽しむ
●5|気になるゴチャゴチャを掃除して、気持ちもスッキリ!
18.「10個捨て」を試してみよう
お部屋がスッキリすると、気持ちも軽くなりますが、大々的にお掃除するのは逆に気が重くなってしまう方は、わかりやすく手軽なゴールを決めた「10個捨て」がオススメ。おうちの中で、どんなものでもいいので10個手放すものを探してみましょう。
例え少量でも、「昨日より10個分身軽になった自分」に達成感も得られ、不要なものと一緒に、気持ちの疲れやモヤモヤも手放せます!
19.お財布を整理する
お財布の整理は、スペースも限られていて要・不要がわかりやすいので、気分転換のためのお掃除にピッタリ。レシートや期限切れのクーポン券、なんとなく作ってしまったカードが入ったままになっていませんか?
お札の向きもそろえて、コインが多すぎれば一緒に整理してみましょう。
普段から持ち歩くものなので、整理したあとも気分がいいのが嬉しいですね。
20.テーブルの上をリセットする
余裕がないといつのまにか荒れてしまうお部屋の中。荒れた我が家を目にすると、余計に心がトゲトゲして、悲しい気持ちになりますよね。
そんな時は、おうちの中で一番広いテーブルの上を、何もない状態にリセットしてみましょう。
「丁寧に暮らせている」自分に安心でき、みるみる気持ちが穏やかになるはずです。
今すぐ気分を切り替えられれば、しなやかさを持つ自分に。
いつも気分を思い通りに切り替えられれば、しなやかに過ごしやすくなります。
だからこそ、リフレッシュできる方法の選択肢を数多く用意しておくほど、あなた自身も、そして周りも穏やかで幸せににしてくれるはず。
今回ご紹介した20のヒントが、あなたらしい毎日のささやかなお手伝いとなりますように*
気持ちを落ち着けたいときの王道、深呼吸。
焦りや不安、ストレスを感じると、人は呼吸が浅くなりがちなので、深い呼吸を行うと自律神経が整い気持ちが落ち着く効果があります。
深呼吸の際には、「大きく吐く」ことを意識すると◎。副交感神経の働きが高まりやすくなり、自然と息を大きく吸うことにもつながります。