お疲れ気味の方へ♪あえて何もしない、大人の卒業旅行「おこもり1人旅」のススメ

お疲れ気味の方へ♪あえて何もしない、大人の卒業旅行「おこもり1人旅」のススメ

人生の大きな節目などをきっかけに「今までの自分ではなくなりつつある」ように感じることはありませんか?今までの方法ではうまくいかなくなり、これからどう生きればいいかわからない、これまで夢中だったことがつまらなく感じる、なんだか心がからっぽ……など。そんな心がお疲れの時におすすめなのは、1人でひっそり出かける大人の「卒業旅行」。旅といえば観光やグルメですが、大人の卒業旅行は1人で自分自身とゆっくり向き合うことが目的。新しい私や芽生え始めた可能性を見つけるための「しないことリスト」をご提案します。2019年12月24日作成

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目次

道を見失った……「生き方迷子」になった気がするなら

Photo by Soragrit Wongsa on Unsplash
出典:unsplash.com

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「なんだか最近、目の前のことに集中できない」「今まで好きだったことや、頑張っていた活動に今はあまり関心を持てない」「今まで大事だと思っていたことに意味を感じられなくなった」

なんてことはありませんか?

「今まで通りではいられないけど、どうなればいいのかわからない」?

「これまでのやり方ではもううまくいかない。何かが終わって、今までの自分ではなくなってしまった」「だからといってどんな価値観を持って行動し、どんな自分になればいいのかわからない」

そんな風に戸惑っているとしたら、きっとそれは貴方がいま、これまでの生き方の「終わり」と新しい生き方の「始まり」の「狭間」にいるということ。

40~50代、転職・昇進・離婚・別れなど「転機」の真っただ中にいる?

Photo by Elijah Hiett on Unsplash
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転職・昇進・離婚・大切な人との別れ・リストラなどの「転機」を迎えている人のほか、40~50代など、「人生の折り返し地点」にいる人も、特にこの「狭間」にいると感じやすい時期です。

「これから自分はどう生きたらいいんだろう」と迷子のような気持になったり、心の中がからっぽになったように感じたり。あるいは不安でいっぱいかもしれません。
Photo by Jill Heyer on Unsplash
出典:unsplash.com

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でも、実は、この空白のような時期にこそ、大切な発見や新しい生き方・可能性を見つける発芽が潜んでいます。

新しい自分を形作るこの「芽」は、今まで自分の中で「どうせ手に入らない・できないから」と諦められ、ないがしろにされていたものだったり、魅力を感じていても「そんなのはダメだ」という周囲の人の意見から遠ざけられていたものであったりします。

悩み疲れたら…「何にもしない」大人の卒業旅行に出てみませんか?

Photo by Vlad Bagacian on Unsplash
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これまでの価値観に縛られていては新しい何かを見つけることも掴むこともできないので、古い価値観や環境・人間関係はいったん壊され、「終わり」を迎えたと解釈しましょう。

「終わり」を迎えた時にしか見つけることができない「新しい可能性」が、貴方の中には潜んでいます。それを見つけられるのは自分だけ。実はチャンスの時なのです。
Photo by Emanuela Picone on Unsplash
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でも、そんな「終わりと始まりの狭間」の時には、「確固たる自分」ではいられません。
「狭間」にいる時は自分を見失って弱くなったように感じますし、実際に体調を崩す人もいます。

つらさをすぐに解決する万能薬のような方法はありませんが、「疲れた。もう何もわかんないや」と思ったら、いつもの日常の喧騒を離れ、ちょっと特別な一人旅に出てみませんか。
Photo by ian dooley on Unsplash
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この一人旅は、ふつうの観光旅行とは違って、「ちょっと特別」。

というのは、「見るもの・食べるもの・することリスト」の代わりに、「しないことリスト」を作って行く、意図的に「何にもしない」旅なのです。

終わったこと、古い価値観、壊れた関係を手放して、新しい可能性を見つけるための「大人の卒業旅行・しないことリストの作り方」をご紹介します。

大人の卒業旅行「しないことリスト」

1.観光でスケジュールを「埋めつくさない」

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「評判の観光スポットを見て、何時に〇〇を出て、これを食べて……」
時間に追われると、静かに自分を見つめる余裕がなくなってしまいます。

「観光スケジュールはつめ込まない」ことをおすすめします。

2.孤独を味わう。せっかくの1人旅に、メールやSNSを「見ない」

メールに返信、SNSをチェック……いつでも繋がっていられるのは寂しさと無縁でいいけれど、この旅行ではスマホは極力封印しましょう。

目の前の孤独に向き合うことで、「人との関係性の中で認められ、かくあれと規定される自分」ではなく、「自分だけのための自分」を見つけてください。

3.ネガティヴな気分も「避けない」

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つらい気分をひきずったままの人も多いはず。

からっぽな気持、不安、悲しみ……旅の間くらい忘れたい気持ちも強いかもしれませんが、逃げたり見ないふりをしたりせず、正面からそれを「受け容れてしまう」方が、結果的には早くつらさから抜け出せるかもしれません。
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胸が痛んだら、「ああ、自分は今悲しいんだな」と認めて。

無理に冷静でいようとせず、ありのまま受け容れて、「もういい」と思ったら手離していきましょう。

4.本やゲームなどの娯楽で「隙間を埋めない」

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旅のお供に、いつもならきっと「お気に入りの本」や「ゲーム」を携帯しますよね。
今回はやめておきましょう。

いつもなら本やゲームで埋めている時間には、あえて退屈を楽しんでみて。

5.「何もしない」

Photo by Jason Briscoe on Unsplash
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『「何にもしない」をする』と決めて、目的のあることは極力しないでおきましょう。
いつも通り「効率的に」「時間をうまく使って」「有益なこと」をしようとしないで、あえて「非生産的」になりましょう。

お茶を飲んだり、風景を眺めたりするくらいにとどめて。

大人の一人旅・試してみたい5つのこと

1.静かな場所で数日を過ごす

静寂を楽しめる宿を決めたら、そこで数日腰を落ち着けて。

気ままに自然の中を歩き回ってもいいかもしれません。ただし、あまりにも人がいないような危険な場所・暗い場所は避けましょう。

くつろげる閑静な宿なら、こもってしまっても◎。

2.悩みを手離して、ただぼんやりしてみる

Photo by Caleb Frith on Unsplash
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「無為に過ごす」のって、逆にどうしたらいいのかわからないかもしれませんね。

瞑想をしてもいいのですが、難しく考えず、ひたすらぼんやりしてみましょう。
人の流れや海など、風景を眺めてもいいですし、部屋の中でぼーっとしていてもOK。
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悩みを解決する答えが見つかるとは限りませんが、そうこうしているうちに考えるともなく、何か思いがけないアイデアや可能性が浮かび上がってくるかもしれません。

思いつめていても答えは出ないので、悩みについての思考はこの際、手離して、思いっきりぼーっとしてみて。

3.思い浮かんだイメージを書きとめる

Photo by fotografierende on Unsplash
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ぼんやりしているうちに何かイメージやアイデア・気づきや言葉が浮かんできたら、ノートなどに書き留めておきましょう。

たとえ有益なアイデアが特に浮かんでこなかったとしても大丈夫。
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必死で「役立つ何か」を探そうとすると、焦りが生まれて『「何もしない」をする』精神状態ではなくなってしまうので、ひたすら無目的に、心に余裕をもって、自分の内面や外の風景を遠目に見渡す感じで過ごしてみましょう。

4.自分の「願い」を探す

Photo by Ruben Hutabarat on Unsplash
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「1日中ぼんやりしているだけじゃ間がもたない」なら、自分が「本当に願っていること」を見つけてみて。

これまで望んではいても、抱えていた事情や環境・周囲からの意見のために、公に口にしたり、実現に向けた行動をとれなかったような「願い」はありませんか?
Photo by Lina Trochez on Unsplash
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「願い」というとよくわからないなら、「自分が心惹かれること・もの」を探してみて。

「昔からこんなことがしてみたいと憧れていたけど、あきらめていた」ようなことって、ないでしょうか?
もしかしたら、今なら新たな気持で始められるタイミングかもしれません。

5.「悔いを残したくないこと」を自分に尋ねる

Photo by Giulia Bertelli on Unsplash
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「そんな願い事なんてたくさんある」かもしれませんね。

その場合は、「願ってもどうせダメだから」と諦める前に、「今トライしなかったとしたら、悔いが残るだろうことや、悔いを残したくないことは何だろう?」と自分に尋ねて、絞り込んでみてください。

旅に出る時間がない時は

Photo by Maxi Corrado on Unsplash
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「旅に出たくても、そもそもまとまった休暇がとれない」「休みがとれても、事情があって家を空けられない」場合は、朝いつもより1時間早く起きて、「何をするでもない1人の時間」を確保するのがおすすめです。

空いた時間にふらっと公園に出かけてベンチでぼーっとしてみたり、散歩をしたり、自転車で少し遠くまで行ってみるのもいいかもしれません。

これも、1人で出かけましょう。

よい旅を

Photo by Heidi Sandstrom. on Unsplash
出典:unsplash.com

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これまでもっていた「明確な価値観」や「人生の基盤」が壊れてしまった後では、どこに向かえばいいのかわからない、まるで方位磁石なしで見知らぬ土地を旅しているかのような不安定な感覚に襲われるかもしれません。

けれど以前持っていたその方位磁石を失ったことには、きっと意味があるはず。
Photo by Brett Patzke on Unsplash
出典:unsplash.com

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体調の変化は「これまで通りのスピードで走り続けると体を壊すから、ゆっくり走れるコースとペースを見つけよう」というサインかもしれませんし、今まで頑張っていたことに急に興味が持てなくなったのなら、「したかったことは成し遂げた。もう十分だ」と心の奥底で感じているのかもしれません。


旅の途中で迷子になるのは、あまり楽しい経験ではないかもしれません。
でも、それも新しい生き方を見つけるまでの大事なプロセス。

迷いも不安も「拒絶しない」と決め、受け容れて大切に味わってみれば、そこには自分だけが見つけられる「意味」や「新しい可能性」がきっと広がっています。

みなさま、よい旅を。~Bon Voyage!~

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