優柔不断な自分を責めていませんか?
あまりにも生活に支障があるようでしたら、優柔不断を改善・克服する方法を試してみてもいいかもしれません。
優柔不断とは?
優柔不断の意味
優柔不断とは、グズグズして物事を決められず、決断力が乏しいことをいいます。たとえ何かを決断したとしても、その後もあれこれと考えを巡らせ、モヤモヤとしてしまう状態です。
優柔不断の反対に当たるのが、対義語である“即断即決”です。
優柔不断な人の特徴
優柔不断な人の特徴は、些細なこともすぐに決められなかったり、自分の意見を言えなかったり、周りに流されがちなところです。深く考えすぎるため、決断に時間がかかり、決めたことを何度も振り返り、人の意見を必要以上に気にしすぎる一面があります。
優柔不断の診断チェックリスト
あなたの優柔不断さがどの程度のものなのか、簡単な診断チェックリストで確認してみましょう。当てはまる数はいくつあるでしょうか。
□よく考えてから決断したい
□失敗するイメージをしがち
□決断を後悔することがある
□決断を他人に任せがち
□決断するときは世間の標準を参考にする
□重要な問題を先送りにしがち
□課題への取り組みがギリギリになる
優柔不断の診断結果
優柔不断の診断チェックリストで、当てはまる数はいくつありましたか? これはあくまでも簡易的なものですので、参考までにとどめておいてくださいね。
5~6個当てはまる→やや優柔不断
3~4個当てはまる→あまり優柔不断ではない
1~2個当てはまる→優柔不断ではない
優柔不断の原因とその心理
優柔不断の原因は、何かの病気なのではないか?と不安になる方もいらっしゃいますよね。心理学的には、優柔不断は性格の一つであると考えられています。ですから、時と場合によっては、優柔不断は短所にも長所にもなりうるのです。その心理をご説明します。
優柔不断な人の性格4タイプ
優柔不断な人の性格は、下記の4タイプに分かれます。どれか一つではなく、いくつか当てはまる方もいらっしゃるかもしれません。
②重要な問題を先延ばしにするタイプ
③自信がなく後悔や不安を抱えるタイプ
④他者を基準にして同調するタイプ
優柔不断な人の心理
優柔不断な人は、なぜ決断に時間がかかったり、人の意見を気にしすぎたりするのでしょうか。そこには、いくつかの心理が働いています。
・最善の選択を求めるがゆえ、行動に移せない。
・他者の意見に左右され、自分で決められない。
優柔不断さは長所にもなりうる
さて、ここまで優柔不断さの短所ばかりを挙げてきましたが、それは性格の一部分でしかありません。デメリットとも思える優柔不断さは、時に長所ともなり得ます。
人生において、重要な決断を迫られることは誰にもあるものです。そんなとき、物事を深く考え、結論を急がないことは、リスク回避能力としてプラスに働きます。優柔不断さは言い換えれば、いい意味にもなるのです。
優柔不断を改善・克服するには?
優柔不断さは長所にもなりうるとはいえ、やはりどうにか改善・克服したい!というのが本音かもしれませんね。性格は変えられなくとも、今からご紹介する3つの優柔不断の改善・克服方法を心がければ、人生を上向きにすることは可能です。
優柔不断の改善・克服方法 ①物事を決める期限を設ける
物事を決めるのに時間がかかるのであれば、期限を設けることです。選択肢が多いとそれだけで迷いますので、消去法で絞り込みます。そのうえで、「○分以内に決める」「何日までに決める」と時間を区切り、その期限を守る“決断グセ”をつけるのです。
決断した後は、クヨクヨ思い悩むのではなく、決断できた自分を褒めてあげましょう。
優柔不断の改善・克服方法 ②100%の正解を求めない
リスクやデメリットが極力ない、最善の選択を求めている方は、完璧主義の傾向があります。その時々のベストな選択はあるにせよ、刻々と変化する状況の中で100%の正解は存在しないのです。「優先したい条件3つのうち、2つ満たせばOK」というような、ベターな選択や決断ができるようにしたいですね。
優柔不断の改善・克服方法 ③自分の決断に責任をもつ
他者の評価や意見を気にしすぎる方は、自分の決断に責任をもてずにいます。何か失敗したときの逃げ道として、他者に依存しているのです。
優柔不断を改善・克服するには、自分の考えや行動に責任をもつことです。今まで自分の外側に向いていた意識を、自分の内側に向けてみましょう。他者の意見ではなく、「自分はどうしたいか?」を考えるクセをつけるのです。
短所と思える優柔不断さも長所になる!
短所とも思える優柔不断さは、性格の一部でしかありません。その一部分だけを問題視するのではなく、補って余りあるほどの、人生にプラスとなる長所も併せ持っていることを忘れないでくださいね。
そもそも優柔不断とは、どのような状態のことをいうのでしょうか。優柔不断を改善・克服するためには、まずは何が問題なのかを明らかにすることです。もしかして自分も当てはまるのかな?と心配な方も、簡単な診断チェックリストで確認してみてくださいね。