あれもこれもと、抱え過ぎがちな私たち
思い切って「やめて」みませんか?
毎日の生活を振り返ってみると、ただ習慣になっているから、あるのが当たり前だからという理由で手放せなくなっているものがありませんか?
「本当に自分にとって必要なのか」「やらないと生活が成り立たないか」を、一度よく考えてみて。思い切って手放して、「やめて」も問題ないものがいくつかあるのでは?
「やめてみる」とこんな変化があるかも
自分にとって「必要がない」と思うものをやめてみることで、今までそこに割いていた時間やお金、空間に余裕が生まれます。それらを自分が本当にやりたいことにあてることこそ気持ちの充実につながるのではないでしょうか。
では、具体的にどんなことを「やめる」ことができるでしょうか。例えばこんなことがあるのでは?
◆「やめる」リビング編
「掃除」の時間をやめる
家具を増やすのをやめる
◆「やめる」衣類・リネン類編
洗濯物をたたむのをやめる
アイロンがけをやめる
衣類にまつわる家事として「アイロンがけ」があります。でも、苦手な人にとっては苦痛でしかない家事のひとつ! アイロンがけが必要ない形状安定シャツにしてみたり、シワになりにくい素材の服を選んだりすると、アイロンがけをしなくてすむか、頻度を下げることができます。
場所別タオルをやめる
マット類を使うのをやめる
トイレマットやバスマット、キッチンマットなど足元にはマットを敷くものだと思いがちですが、本当に必要なものでしょうか? 敷きっぱなしだとホコリがたまるなど見栄えが美しくないことも…。例えばキッチンマットは水滴が落ちるたびにさっと拭けばマットに頼る必要はないはず。「トイレは拭き掃除をするより毎日マットを洗うほうがラク!」など家事の負担が減るもの以外はやめてしまっても。
◆「やめる」水まわり編
詰め替えをやめる
洗剤類はパッケージのままではなく、お気に入りのシンプルなボトルに詰め替えて使っている人もいると思います。詰め替えて便利に使えるのであれば問題ないですが、「詰め替え作業が苦痛」「詰め替え容器に洗剤カスがついて不潔」だと感じているなら、やめることも考えて。「見えないところに収納する」「外装フィルムをはがす」など、詰め替え以外で納得できる形を探してみましょう。
三角コーナー、洗い桶をやめる
◆「やめる」調理編
ドレッシングを買うのをやめる
漬け物を買うのをやめる
◆「やめる」スキンケア・ボディケア編
普段のメイクをやめてみる
メイクそのものが楽しい人、気分があがる人はいいのですが、メイクすることを楽しめない人もいますよね。「大人はメイクをするもの」という固定観念を思い切って乗り越えてみてはどうでしょう。ベースはファンデーションをやめてBBクリームだけ、日焼け止めの効果もある化粧下地だけにしてみても。あとは「眉だけ描く」「マスカラだけ塗る」など自分なりにこだわるポイントだけおさえれば、普段メイクとしてはOK!
洗顔しすぎをやめてみる
皮脂の分泌が盛んな10代はこまめな洗顔が必要ですが、大人になると皮脂の分泌よりも乾燥が気になりがち。洗顔は朝と夜の2回する人が多いと思いますが、朝の洗顔は洗顔料を使わず「お湯で洗うだけ」でもいいのかも。蒸しタオルでふきとるだけという人もいるそうです。自分の肌の調子をみながらベストな方法を探ってみては?
これなら!と思った「やめる」はありましたか?
「これはやめてもいいかも」とピンと来たものはあったでしょうか? 自分にとって必要だと思っているもの、やることが心地いいものは、無理にやめる必要はありません。あくまでもやめるのは自分にとって苦痛になっているもの。最初は不安もあるかもしれませんが、「面倒だな」「しんどいな」と思っているものを手放すとスッキリできるはずです。ルーティンになっているあれこれ、一度見直してみてくださいね。
「豊かな暮らし」や「丁寧な暮らし」を目指していると、必要なもの、手をかけることが次々と増えてくることが。新しいモノを購入したり、じっくりと手間をかけて取り組んだりすると、確かに満足感は得られます。ですが、その結果、時間に追われていつも慌てることになったり、心身消耗したりしては、意味がありません。