《思考の一日一捨て》とは?
「一日一捨て」って?
毎日コツコツとモノを減らしていくのが「一日一捨て」です。お部屋をすっきりさせたい、本当に必要なものだけに囲まれて暮らしたい。そんな方に人気のメソッドです。
・物理的にモノが減る
・心理的にもプラスの効果が得られる
・無理なく習慣化できる
思考のゴミでいっぱいになっていませんか?
思考も「一日一捨て」が必要
同じことをぐるぐると考え続けたり、いつまでも悔やみ続けたりしていませんか。ネガティブな思考ほど、放っておくとどんどん再生産されて、膨張していくもの。そこで大切なのが、《思考の一日一捨て》なのです。
頭の中に余白が生まれるといいこと
《思考の一日一捨て》を続けていると、頭の中に余白が生まれてくるのを感じるはずです。不要な思考を手放すことで、ゆったりとした気持ちでいられるようになります。ほかにも、些細なことを気に病んだりせず、失敗してもそれを教訓として前に進んでいけたりと、メリットは数知れません。
《思考の一日一捨て》のヒント
《思考の一日一捨て》では、自分にとって何が不要な思考かを見極めることが大切です。ネガティブな思考を抱き続けていると、それがあたかも“大切な思考”のように錯覚してしまうことがあります。ここでは、わたしたちが陥りがちな状況から、どんな思考が「一日一捨て」の対象になるのかを見ていきましょう。
我慢しない
自分さえ我慢すればいいんだ、そうすれば物事がうまくいく。そんな風に自分に言い聞かせて、納得しようとしていませんか。その場は事なきを得たとしても、あなたの中にはモヤモヤとした思いが残っているはずです。この思いを自覚できずにいると、目に見えない何かに苛まれるようになってしまうので注意が必要です。
・我慢することが普通になっていること
・良かれと思って我慢し続けていること
・弱音を吐きたくても我慢していること
抱え込まない
・見栄を張ろうと必死になっていること
・幸せそうな人を妬ましく思っていること
・過去の記憶を何度も蒸し返していること
ためこまない
・周囲に対する怒りや不満などの感情
・ルールやマナーを守らない人への苛立ち
・まだ見ぬ将来に対する不安や恐怖
思考を手放すコツ
思考を置き換える
思考を手放すのが難しいと感じるのなら、「思考の置き換え」を試してみてはいかがでしょう。人間は同時にいくつものことを集中して考えられないものです。楽しいこと、ワクワクすること、癒されること、心が和むことに置き換えてみましょう。ネガティブな思考に引き戻されたら、またやり直せばいいだけなのです。
・出来事の好ましい一面や感謝できることを見つける
・こうだったら嬉しい、幸せだと思えることをイメージ
・楽しみな予定、休日の計画をありありと思い浮かべる
思考をアウトプットする
《思考の一日一捨て》で最も有効なのが、話したり書いたりといったアウトプットです。人に話を聞いてもらうには相手が必要で、リスクが伴うことも時にはあります。それに比べて、紙に書き出す方法は場所も時間も選ばず、何より自分一人でできるメリットが大きいのです。
・利害関係のない信頼できる第三者に話す
・手帳やノートに思いのたけを綴る
・SNSではなくメモアプリに書き込む
行動パターンを変える
いつもと変わらない生活のなかでモヤモヤとした思いが生み出されているのなら、行動パターンを変えてみることをおすすめします。行動時間を早めてみる、よくない習慣をやめてみるなど、今とは少し違う行動に変えるだけでOK。そうすれば、負のスパイラルから抜け出す足がかりになるはずです。
・不満が口から出そうになったら思いとどまる
・誰かがやるのを待つよりも自分から率先してやる
・忙しくても丁寧で美しい所作を心がける
辛いことがあったとき、あるいは気持ちが揺さぶられるようなことがあったとき。わたしたちの頭の中では、目まぐるしくネガティブな思考が生み出されています。いつまでも気に病んだりクヨクヨしてしまったりするのは、そのためです。散らかった部屋を定期的に片付けるのと同じように、頭の中にある不要な思考も、ためこまずにさらりと手放していきましょう。