大人になっても保ちたい「みずみずしい感性」どう守る?自身の感性の守り方

大人になっても保ちたい「みずみずしい感性」どう守る?自身の感性の守り方

大人ともなれば経験も深まり、多少の事では動じなくなるもの。何を見てもそう衝撃を受ける事もなくなっていきますが、同時に感性が摩耗してくるのも事実。最初は目新しかったものにも慣れ、「これは以前見たものだ」と感じる事も多くなります。大量の情報を処理しなければならない時間のなさも手伝って、「所詮よくある~だよね」と常に思うようになっていたら要注意。子供のような新鮮な驚きを甦らせる事ができたなら、いつもと同じ人生も美しく見えてくるはず。みずみずしい「感性」をいかに守り育むか、改めて考えてみませんか?2019年01月24日作成

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感性って何?磨くことはできる?

大人になっても保ちたい「みずみずしい感性」どう守る?自身の感性の守り方
出典:stocksnap.io
大人になるにつれ経験を積み、多少の事では歓声を上げたり驚いたりもしなくなってきますよね。

いつも堂々とした冷静な自分でいられるのは喜ばしい事でもあるけれど、子供の時のようなドキドキやワクワク感が失われてしまったようで、何だか寂しくなる事ってありませんか?
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感性とは、ふれたものの本質を直観的にとらえて「これはいいもの・~なものだ」と判断・評価する能力。

新たな可能性を瞬時に見抜いたり、周囲の世界をみずみずしく鮮やかに感じとったり、人の気持ちをとっさに察する事ができたりするのも、感性の力です。

感性がもつ「7つの力」

1.共感する力

Photo by Becca Tapert on Unsplash
出典:unsplash.com

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感性豊かな人は、他の人に共感する力も豊か。

友達と一緒に喜んだり悲しんだり、成功を祝ったりと、「他者の気持ちを感じ取り、同じように気持ちを揺らす」共感力は、他者の心に寄り添い、あたたかな関係を築く上で欠かせません。
Photo by Jon Asato on Unsplash
出典:unsplash.com

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共感力のなかでも「相手の置かれた状況や気持ちを想像する」という他者を思いやる力は、大人になってからも伸ばしうる能力なのだそうですよ。

2.小さな事に気づく力

Photo by Hoan Vo on Unsplash
出典:unsplash.com

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相手の微妙な表情の変化や、光や色・音・匂いの違いなど、思わず見過ごしてしまいそうな小さな事に気づける力。

人の気持ちの動きに気づいたり、変化の兆しにいち早く気づけたりするのも、感性の力によるものです。

3.ひらめきを感じとる直観の力

Photo by Sharon McCutcheon on Unsplash
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直観とは、論理的思考のように順序立てた考えを積み重ねて結論を出すのではなく、蓄積した知識から的確な判断を瞬時に導き出す力。

感性豊かな人は、鋭い直観力をもっている事が多く、そのひらめきを人間関係や仕事・趣味に活かしている人も少なくありません。

4.周囲の世界を感じとる力

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「感性」は、周囲の世界を自分の解釈・自分の切り口を通して感じ取る事ができます。

同じ景色を見ていても、同じ文章を読んでいても、見る人・読む人によって違った解釈になるのは、各々のもっている「感性」が異なっているからかもしれません。
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ニュートンが『木からりんごが落ちる』景色にインスピレーションを受けて重力を発見した事は有名ですが、同じ景色に美を感じて絵を描く人もいれば、過ぎゆく時の流れに無常感を感じとる人もいるかもしれません。

それぞれの感性は、自分が日々重きを置くものに結びついています。

5.美しいものを感じとり表現する「受信力・発信力」

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「感性」は周囲の世界の美しさや奥行きを敏感に感じ取り、それを表現します。

鋭敏に物事を感じとる「受信力」があってこそ、それが結果としてはっとするような表現や「発信力」となって表れるのかもしれませんね。

感性の力を守り育てるには?5つの方法

Photo by Evie Shaffer on Unsplash
出典:unsplash.com

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直観的にはたらく「感性」というと、生まれもったセンスのようなものではないかと思われがちですが、磨く事ができる感性もあります。

打てば響くような感性を育てるには、いったいどうすればいいのでしょうか?

1.自分の知らない世界を体験する

「職場以外の人と友達になる」「海外に行く」等、価値観のまったく違う人とふれあうのがおすすめ。

必要とされる物もタブーも違う世界に身を置くと、違った環境にいる人に対する「想像力」や「多様な視点」が鍛えられます。知らぬ間に陥ってしまっていた自分の「枠」に気づく事も。
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また、慣れない状況下ではままならない事も多いため、耳と目の感覚を研ぎ澄ませて、野生的ともいえる「勘」や「受信力」を高めざるを得ない状況に置かれます。

貴方が幼い子供の頃にも、同じように「慣れない環境」で必死に耳目を開き、全身で世界を感じ取っていたはずです。

2.読書する

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他の人がどんな事を感じているのか懸命に推測しても、あくまで自分の視点や価値観に基づいているため、時に的外れになってしまう事も……。

でも人間劇の描かれた本には、自分が一生かけて知る事ができる以上の経験がつまっていて、他の人への「想像力・共感力」を広げてくれる事があります。

3.馴染み深いものについて「本当に知っているか?」自問する

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身近な人や景色ほど、「もう知っている」と目の前を通り過ぎてしまいがち。
時々はそんな馴染み深い存在に対し「本当に知っているのか」と自分に問いかけてみると、改めて目に映る美点に気づかされる事があります。

毎日目を凝らして見つめてしまうと驚かれるので、「時々こっそり」試してみて下さいね。

4.興味を持っている事を掘り下げる

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出典:magdeleine.co
マックスプランク人間開発研究所の所長であり、臨床精神科医のゲルト・ギーゲレンツァーは、『直観とは最高の形態の知性である』と言います。

直観を含む「感性」は、「知性」と深いつながりがあると言えそう。
興味ある世界により深く分け入り、掘り下げて「知って」みては。
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そこで見つけた新たな発見に、もっと知りたいという好奇心が湧いてきて、子供の頃のような「わくわく感」のある学びにつながる事も。

絵画に関心があれば美術館やギャラリーを訪ねる、日本史が好きなら歴史的スポットを巡る旅に出るなど、お出かけや旅行をしながらの楽しい探求がおすすめです。

5.自分の感性を信じる

Photo by Ander Burdain on Unsplash
出典:unsplash.com

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感性は十人十色。自身の感性が「美しい」「良い」「面白い」と感じるものが、必ずしも他の人の感覚と一致するとは限りません。

自分が心動かされたものが他の人には見過ごされているとしても、自分の感性を否定してしまわないで。
Photo by Evie Shaffer on Unsplash
出典:unsplash.com

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自分では「これはいい!」と思った事が、他の人から「くだらない」と言われてしまう事だって、時にはあります。

他の人には他の人の価値観や感性がありますが、自分の感性に磨きをかけられるのは自分だけ。
勇気のいる事でもありますが、自分の感性を生かすことを大切に。

自分のなかにある「みずみずしい感性」をいつも忘れずに

Photo by Arthur Aldyrkhanov on Unsplash
出典:unsplash.com

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見るもの全てが新鮮な驚きと喜びに満ちていた「幼年時代」と「大人になってから」では、世界の見え方は違っているかもしれません。

けれど感性は知性と連動していて、大人になってからも伸ばせる能力。
Photo by Hannah Bruckner on Unsplash
出典:unsplash.com

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自分の中に眠る感性に磨きをかけ続けていけたなら、大人ならではの輝きを放ち出すはずです。

美しいものを見た時のはっとするような感動や、深く心を揺り動かされる経験、喜ばしいアイデアのひらめき……。
そんなみずみずしい感性をいつだって忘れずに、生かしていけたなら素敵ですね。
※この記事はこちらを参照して書かせていただきました。
CiNii 論文 -  青年期の共感性の発達 : 多次元的視点による検討

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