やっていくうちに溜まっていく「掃除疲れ」の理由とは?
出典: お部屋のあちこちに散らかったモノを片付けたり、汚れや埃が付いた家具を掃除したり、最初のうちはモチベーションが高いのでこなしていけますが、それも段々と疲れてきて、一気にやる気がなくなることがありませんか?では、そういった「掃除疲れ」はどうして起こるのでしょうか。
出典: 部屋をキレイにしようと思ったら、散らかったモノを元の場所にひとつずつ戻していく。埃を取る。拭き掃除をする。掃除機をかける。といった作業を全て終わらせないとたどり着くことができません。掃除はこのようにたくさんのエネルギーを使うので、当然体は疲れてきます。
出典: 散らかったモノを目にすると、脳は「これはどこに戻すのか」「この場所のどこにしまうのか」「どのようにしまうと上手く収納ができるのか」などとたくさんの情報処理をしていかないといけません。このようにたくさんの負担がかかってくるので、脳は疲れてきます。
きれい好きな人なら、掃除し終わった時の爽快感を目的に掃除ができるのでそんなに心は疲れることはありませんが、仕方なく掃除をしている人なら、掃除をしている最中もずっと「面倒だな」っていう気持ちでしているので、心が疲れてきます。
出典: 「掃除疲れ」というのは、そういった3つの原因によって起こることがほとんどです。でもどうして、体も脳も心も疲れさせてまで掃除をしないといけないのかって思いませんか?ですが、掃除をするということには私たちが生きていく上でとても大切な目的があったのです。
出典: いつもキレイに掃除されていて、モノが少ないお寺に行くとなんだか落ち着いた気持ちになりませんか?おそらくそれは目に入ってくる情報量が少ないので、脳が過敏に働くことがなくなり、過剰なストレスを感じることもなくなるので、脳も心も休まるからかもしれません。
埃や汚れが溜まった場所には体に良くないバイ菌がたくさん潜んでいます。そんな中で過ごしていると、病気になりやすくなったり、心の状態も悪くなってしまいがちです。なので、あなたや大切な家族の健康のためにも掃除することは欠かせない生活習慣かもしれません。
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元の場所にきちんと戻さないので使いたい時にすぐに見つからず、新しいモノを買ってしまい、結局家中に同じモノがいくつもあったりするってことはありませんか?きちんと片付けることさえすれば、新しいモノを買う必要がなくなり、ずっと同じモノを長く扱えるようになります。また、キレイにすることで家具や電化製品も長持ちするようになります。
出典: 掃除にはこんなにたくさんいいことがあるっていうことがわかったので、できれば積極的に掃除や片付けをしていきたいですね。そこで、そんな「掃除疲れ」をなくして、「自然と片付く家」に育てていく方法をご紹介していこうと思います。「自然と片付く家」にするには、「家をキレイにし続けたいといった意識」と「家をキレイに片付けられる収納」の2つの条件が揃わないと実現することが難しくなります。まずは意識の持ち方についてお話していこうと思います。
家の中がモノで溢れていると、収納場所が少なくなりそれ以外の場所に置かないといけなくなります。そうすると、モノを除けたり、動かしたりする動作が増えて体力を使い、また目に入ってくる情報量も増えるので脳にも負担がかかり、探しものが増えるのでストレスが溜まってきます。まずは家にあるモノがあなたにとって本当に必要なものか、どうかを見定める必要があります。
・明らかに必要のないモノから処分していきましょう。
出典: 引き出しに溜まったダイレクトメールや期限の過ぎた請求書、学校のプリントなどの書類、冷蔵庫や戸棚にある賞味期限切れの食品、サイズが合わない、流行遅れの洋服などはまず第一候補に処分できるモノだと思います。ここではできれば何も考えずにサクサクっと片付けていきたいですね。
出典: あなたにとって、必要でないものがドンと減りました。モノが減り、生まれたスペ―スを見てモチベーションが上がる方もいるかもしれませんね。そこは流れにのってもう少し片付けられるといいのですが、ここから段々と「疲れ」が出てくる段階になる方が増えてくるかもしれません。
・捨てることのできないモノを持つ理由を考えてみましょう。
ここで捨てられない壁を感じる主な理由は、思い出がたくさん詰まったモノであったり、高価なモノだったり、まだ使えそうなモノであったり、後悔してしまいそうなモノであったりと、どうしてもモノが手放せないのにはいろいろな理由があるように思います。
でも、いつまでもそのままモノに溢れた暮らしをしていたら、心も体もどんどんと疲れていってしまいます。そこで、果たしてそういった捨てられない理由をもつモノを、そのままにしておくことが大切なことなのかを考えてみましょう。
出典: まず、「家の中で私はどういった状態だったら、快適で幸せな気持ちになるのか」を考えてみましょう。おそらく、お気に入りのモノ、大好きなモノ、便利なモノなどに囲まれているといった答えの方が多いかと思います。そこで、捨てられないモノをいつも目に入る場所に置いてみるとどうでしょう。それでも快適で幸せな気持ちになるのなら、十分に残しておきたいモノになると思います。ですが、なぜか落ち着かない、しっくりとこないモノであれば、それは手放すべきモノだと思った方が良さそうです。
出典: あとはサヨナラBOXをつくる方法はどうでしょう。箱をひとつ用意して最後まで迷ったモノを入れておきます。ただしこの箱の中身の手放し方と期限を決める必要があります。また、最後に試着してみると案外しっくりとこないことに気づいて、さよならしやすくなるそうです。
何かを手放すというのはどうしても不安や寂しさを感じてしまい、ネガティブなイメージを持ってしまいがちですよね。ですが、不必要なモノを手放すことで、あなたにとってどんな利益をもたらしてくれるのかを考えていくのはどうでしょうか。
例えば高価なモノは捨てられないならオークションやフリマアプリで売ってみるのはどうでしょう。もしかしたら、その得たお金でもっと素敵でお気に入りのモノが買えるかもしれません。思い出の詰まったモノだけど、今は自分の目の前に置くと違和感があるものなら、スマホで画像に撮ってあなたが好きな時にいくつか見れるように残しておいて、あとはそっと処分する方が良さそうです。そしてそこにできたスペースは、また新しい素敵な思い出を残しておくスペースにしようと考えるのもいいですね。
出典: 「処分して後悔するといったパターン」はいつか使うことがあった時に新たに購入しないといけないといった心理がはたらくからだと思います。でも、それを保管するスペースを例えば家賃や収納ケースなどで換算してみると、もっと多くの無駄使いになるって気付くかもしれません。
出典: そんな感じで手放すをネガティブに考えるのではなくポジティブに考えられると案外スムーズに片付けることができるのではないかなって思います。
出典: では、ここからは実践編です。「自然に片付く家」にするには、そこで生活する導線を意識した収納を考えていかなければなりません。ここで大切なのは、今あなたにとって必要なモノだけを収納するということ。自然と片付く仕組みを作っていくには「考えないこと」と「余計な体力を使わない」ことが重要になってきます。なので、先ほどの意識の持ち方がクリアできていると、後は上手な収納を実践していくだけになります。
モノが散らかる一番の理由は「モノの定位置がないこと」です。なので、一つ一つのモノにちゃんとした住所を決めて、使ったら必ずその場所に戻すを習慣つけましょう。こうすることで、一人暮らしのあなたも小さいお子さんがいるあなたも、モノが迷子になるといった悩みから解放されるようになります。
出典: リビングで使うものはリビング、キッチンで使うものはキッチン、洗面室で使うものは洗面室がまずは基本です。使いたい時にサッと取り出して使えることができて、使い終わったらサッとしまえるという風にすることが、自然と片付く最大のポイントといえるでしょう。
出典: リビングでよく使うものはテレビ台に収納しておくと取り出しやすく片付けやすいです。
出典: モノの住所が決まったら、今度は無意識でも片付けられるようにするために、戻す場所がひと目でわかるようにしていきます。収納ボックスを透明または半透明のものを選んでそこに収納すると、考えることなく片付けられるようになります。また、中身が見えない収納ボックスでもパッとみてわかるようにラベリングをすれば、小さいお子さんでも簡単に片付けられるようになります。
出典: 見てすぐわかるラベルなら、小さいお子さんでも楽しくお片付けができますね。
出典: 小さいモノこそ定位置があると、探すストレスがぐっと減りそうです。
出典: 細々としたキッチンツールをこのように「すりおろす」「けずる」「べんとうばこ」とカテゴリーで分けていて、とてもわかりやすい上手な収納方法ですね。
出典: クローゼットの中などの整理にはやはり中身が見えると、洋服選びもぐんと楽になります。
出典: 透明または半透明のケースに収納すると、ひと目でどこに何があるかがわかって便利ですね。ただ、見た目が気になるのなら、物置や扉のある収納棚などに使うといいです。
出典: 使っていくうちにゴチャゴチャしてくる洗面台の下も半透明のケースなら、スッキリとわかりやすく片付けられますね。
出典: 片付けるという行為にめげてしまう理由として、どのスペースに入れようかと考えたり、別のモノを動かさないとしまえないといったことがあげられます。片付ける時には「考えない」「なるべく体力を使わない」を念頭にいれれば、自然と片付く仕組みがつくられます。では、このように出し入れしやすい収納にするにはどうしたらいいでしょうか。
出典: 「考えない」「余計な体力を使わない」収納にしたいのなら、収納するスペースに余白を作ることが大切です。余裕のある収納はサッと置いたり入れたりするだけで良いので気楽に片付けることができます。
出典: どうしても隙間にモノをしまいたいという気持ちがあってもそこはぐっと我慢して余裕を作ると、使っていくうちに案外こっちの方がいいかもって思えるようになります。
出典: 上手に仕切り板やケースをつかって、ひとつひとつのモノに余裕をもたせるのが大切です。
出典: 靴箱もスペースにゆとりがあると、サッと出かけることができますね。
出典: 食器にもスペースがあると誤って割ってしまったりの心配も減って、大切に扱えるようになります。
出典: 普段からよく使うモノは、あなたの目線の高さから腰の高さまでの場所に収納するのが、一番効率よく片付けられると言われています。手が届く範囲でモノの出し入れができるので、わざわざ踏み台を持ってきたり、しゃがんだりといった余計な体力を使うことがありません。反対に季節ものや来客用のものなどはそれ以外の場所に収納したほうがいいでしょう。
出典: 家の中をキレイにおしゃれに片付けたいから、まずは収納グッズを買おうって思う方も多いと思いますが、実はその考えだと結局買ったものなのに使いづらかったり、思っていた通りに収納ができないといったことになることが多いようです。まずは収納スペースにあったサイズなのか、今のインテリアに合うデザインなのか、家族みんなが使いやすい形なのかなどを考えてから、購入するようにしましょう。
出典: 流し台の下などの狭いスペースこそ、きちんとサイズを測って何をどのように置くかを考えたいですね。
出典: ゴチャゴチャしがちなカウンター下の収納も棚の高さに合ったものを選ぶと気持ちよく収納できますね。また、中に入れるもの、使う人、行動パターンに合わせて素材やサイズを選ぶといいようです。
出典: 一人暮らしや家族が少ないご家庭なら、こんなユニットボックスもおすすめです。
出典: サイズやデザインもいろいろあるので、お好みで使いやすいように組み合わせることもできます。
出典: リビングの一角に置いた例です。ここに生活に必要なモノを全て収納されていて、言わば究極の収納方法かもしれませんね。
出典: 必要な書類やよく読む本もこちらにスッキリと収まります。
出典: 文房具や細々とした雑貨はケースに入れて置いておくと使いやすいですね。
自然と片付く家は「意識の持ち方」と「正しい収納」の2つが大切
出典: 自然と片付く家に育てていくには、「住む人がいつまでもキレイにしたいといった意識」と「暮らしに合った適正な収納」の2つが大切になってきます。そのためには、まず家にあるモノとしっかり向き合って、今の自分にとって本当に必要なモノなのかを考えてみるのはどうでしょうか?そして、ファイナリストまで残ったモノたちにはきちんと居場所を決めてあげて、整然と使いやすいように収納してみます。そうすることで、いつもの場所にいつもいるモノたちを見ていると、徐々に”ずっと家の中をキレイにしていたい”意識が強まってくるかもしれませんね。まずは少し勇気が要りますが、不要なモノをサヨナラしてみましょう!
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引き出しに溜まったダイレクトメールや期限の過ぎた請求書、学校のプリントなどの書類、冷蔵庫や戸棚にある賞味期限切れの食品、サイズが合わない、流行遅れの洋服などはまず第一候補に処分できるモノだと思います。ここではできれば何も考えずにサクサクっと片付けていきたいですね。