席を外して廊下を歩いたり、少し外に出て新鮮な空気を吸うのはとても効果的です。でも、席を外せないなど職場の状況によって、いろんな制約もありますよね。
仕事中のお菓子の効果
脳のエネルギー補充
デスクワークで必要なのは脳の働き。1時間に約5グラムものブドウ糖を消費しながら脳は動いてるのだとか。角砂糖1つが4グラムほどとすると、脳の消費量は思いのほか多いものですね。
成人の脳では、1日に約120gものブドウ糖を消費するため、空腹時には肝臓グリコーゲンから持続的にブドウ糖が供給される
脳は、安静にしていても1日120g、1時間に5gものブドウ糖を消費する、驚くべき大食いの臓器です。
さらに、人の集中力は50分ほどとされています。いくら集中したくてもブドウ糖が切れていれば思うようにできませんね。集中力が切れたタイミングでブドウ糖を補充することは理にかなっています。
リラックス効果
いっとき仕事から頭を切り離し、甘いものを食べる時間をとるということは緊張状態から抜け出すのと同じことです。中でもチョコレートはリラックス効果が高いとされています。
コミュニケーションツールとしても使える
小さな飴やチョコを近くのデスクの人におすそ分けしてみましょう。そこから会話が生まれたり張り詰めていた緊張感がほどけるきっかけになりますね。
仕事中だから、気をつけたいこと。
いくら効果があるといっても、「仕事中」のお菓子。気をつけなくてはいけないこともあります。仕事は1人ではなく、多くの人と同じフロアで働いていることが多くはありませんか?
お菓子を食べることを良いと思う人もいればあまり快く思わない人もいるかもしれません。また、急な来客や電話があるかもしれません。それらにスマートに対応できることがお菓子を食べる大前提ですよね。
さらに、デスクの汚れや周りに対する匂い、音なども気をつけたいところです。自分の仕事効率が上がっても周りが下がってしまっては困りますよね。
上手にお菓子を取り入れよう
仕事の効率を上げるためにも、周りとのコミュニケーションツールとしても役に立つお菓子。上手に取り入れたいおすすめのお菓子を見ていきましょう。
緊張を解きほぐしリラックス効果をもたらしてくれるといわれるチョコレート。リラックス効果があるだけでなく、脳のエネルギーとなるブドウ糖を含み、仕事の再開を力強くサポートしてくれるので「仕事中」のお菓子に最適です。
さらに、チョコレートの甘い香りは集中力や記憶力を高める効果があるそうですよ。脳を活性化させ認知度を高めるには、カカオポリフェノールを多く含むものを選ぶとより効果的です。
カカオポリフェノールは、脳の栄養といわれる「BDNF」に働きかけ、認知機能を高められる可能性があります。
かみごたえのあるドライフルーツなら、糖分を得るのと同時に噛むことによる脳の活性化ができて、気分転換にピッタリです。急激に血糖値を上げるとその反動も大きくなるため、果物そのものの甘みと栄養素がとれる無添加のものがおすすめ。
咀嚼をすると脳内の血流が増え、神経活動が活発になります。そして、脳の運動野や感覚野、前頭野、小脳などが活性化します。これは、脳内に口と関係した神経が広く分布していて、口を動かすことで脳が刺激されるためです。
アーモンドやカシューナッツ、くるみなどのナッツ類は栄養素が高く、仕事中のお菓子としておすすめです。脳のエネルギーであるブドウ糖は少ないものの、不飽和脂肪酸が含まれる等、健康にも美容にも良いとされています。
気をつけたい「食べ方」
どのお菓子についても、少し食べるからこそ体に良いのであって、食べ過ぎは肥満につながります。仕事中に、ぽいっと口に放りこんでリラックスタイムのスイッチを入れるような食べ方をしましょう。
おわりに
仕事中のお菓子は上手に取り入れると仕事の効率が上がったり周りとの関係が円滑になるなどの効果が期待できます。美味しくて、パッケージが素敵なものだと気持ちも上がりますよね。仕事のお供に「お菓子」を取り入れてみませんか?
仕事中、特にデスクワークをしていると自分の考えがまとまらなかったり新しいアイディアが浮かばないこと、ありますよね。そんな時、どのように気分転換をしていますか?