シンプルに暮らすのが理想だけれど・・・
そもそも”断捨離”とは?
"断捨離"の意味

「断捨離」とは、元々はヨガの教えにある言葉で「断行」「捨行」「離行」の3つを表しています。
・断行=不要な物が入ってこないように遮断すること。
・捨行=今ある不要な物を捨てること。
・離行=執着している物・事柄から離れること。
「物を捨てる」というイメージがありますが、それだけではないわけですね。
部屋がスッキリするだけじゃない!断捨離のすごい効果
【効果①】時間が有効に使えるようになる
【効果②】お金が貯まる

断捨離では物を捨てるだけでなく、自分に本当に必要な物を見極めて不要な物を買わないようにすることもその理念に含まれています。そのため、無駄なお金を使うことが無くなり、その分お金が貯まりやすくなります。
【効果③】運気アップする

部屋が片付いていない状態、というのは風水では気が滞ってしまうとされています。部屋をすっきりと片付けることで、気の巡りが良くなります。また、部屋がきれいになることで自己肯定感やセルフイメージが高まり、恋や仕事にも良い影響が出るようになります。
目指せミニマリスト!断捨離の上手なやり方のポイント
①一度に片付けようとしない
②後悔しないために!いったん「保留」もOK
③保留の物には、「断捨離期限」を設けておく

いったん保留にした物には、断捨離期限を設けて、そのときまでに判断できる仕組みをつくっておくと、保留の物が増えていくという悪循環を断つことができます。あまり長い期限を設けてしまうと、保留にしたこと自体を忘れてしまうので、短めのスパンで考えるようにしましょう。
④物を手放すことを恐れない

一度、物を手放すともう二度とそれを迎えることができないのではないかという不安を感じがち。でも、案外、なくても大丈夫というものも多いということを体感できると、断捨離のスピードがアップします。

必要な物は人それぞれ違います。なにが必要で、なにがいらないのか、試行錯誤を繰り返していくしかありません。処分してしまったけれど、どうしても必要なら、もう一度、おうちにお迎えすればいいと考えれば、気持ちがラクになりますよ。
⑤新しく物を買うときはよく考えて
⑥自分のキャパシティを知ることが大切
アイテム別・断捨離のコツ
①一番溜め込みやすい「洋服」

近くでフリーマーケットを行っていない場合は、インターネット上のオークションやフリーマーケットを利用するのも手です。スマホがあれば、商品撮影から販売まで手軽に行えますよ。
②捨てるべきものの基準に悩む「靴」「バッグ」
③捨て時が分かりにくい「本・雑誌」

本好きの人なら、本棚がいっぱいになってしまって収納に困った、という経験があるのでは?今ある本棚に納まりきらなくなったからといって棚を買い足すとどんどん本は増えるばかり。

本をよく購入する人は3カ月に1回、など頻度を決めて定期的に本棚を見直すようにしましょう。そして、お気に入りでもう一度読み返しそうなもの以外は思い切って処分!雑誌は新しいものを買ったら古いものは捨てる、などルールを決めるといいですね。

「この本はまだ読みかけだから」と思うとなかなか捨てにくいですが、一度読みかけたのに長期間続きを読んでいないのであれば、今後も読む可能性は低いはず。そうなると、いつまでたっても捨てられないので、読みかけでも捨てる候補に入れてしまいましょう。
これは全く手を付けていない本でも同じ!「読み終えているかどうか」ではなく「今後読むか」を残す基準にするのが、本を整理するためのコツ。

読みたい本がある場合は、本屋で買うのではなく、まずは図書館で探すようにすると、手元の本が増える機会がかなり減ります。書籍代もかからず、一石二鳥!
④必要なものを見極めるのが重要な「書類」
⑤集めてしまいがちな「食器」

あまり使わないものは、他の食器との相性が悪かったり、重くて扱いにくかったり、など何かしら理由があるもの。
・引き出物・景品などでもらって趣味の合わないもの
・重い・形が特殊など使いにくいもの
これらはこれからも使う頻度が増えるとは言えないので、処分してしまいましょう。
⑥使うものだけを厳選したい「キッチンツール」
断捨離を実践する方法が分かる!おすすめの本
断捨離の基本のキ!『新・片づけ術 断捨離』(やましたひでこ)
断捨離という言葉を片付けの理念として提唱をしたのが、著者のやましたひでこさんです。「今の自分に必要な物だけを選ぶ」という断捨離の考え方は、片付けのことだけでなく、人間関係や情報など他の事柄にも応用することができます。断捨離の理念を基本から身に付けて、部屋も心もすっきり整えたい人はぜひ手に取ってみてください。
こんまり流片付け術で有名な『人生がときめく片づけの魔法』 (近藤麻理恵)
断捨離の「捨」を行う際に「自分がときめくかどうか」を基準にしたのが、「こんまり」の愛称で親しまれている近藤麻理恵さん。捨てるというよりも自分が大好きなものを選ぶ、という前向きな感覚で持っている物を減らすことができます。
画像が多めで分かりやすい『もっとラクに生きる! 暮らしの整理術100』(吉川 永里子)
断捨離の具体的な実践の方法が知りたい場合におすすめな一冊。片付けのコツが100個紹介されているので、「自分でもすぐにできる!」と思えることが見つかりますよ。
ブログが話題になったエッセイ漫画『断捨離パンダのミニマルライフ 』(おはぎ)
漫画と共に楽しく断捨離の実践例を知ることができます。著者のおはぎさんは、元々は掃除や片付けが苦手だったそう。「断捨離したいけど、物が捨てられない・・」「自分は捨てたいのに家族が捨てるのを嫌がる」などといった悩みがある人は、登場するエピソードにきっと共感できるはず。
必要な物だけに囲まれたシンプルな暮らし。憧れはあっても、なかなか物を捨てる行為に抵抗があって、結局色々な物に囲まれている、なんて人も多いのでは?