「ゆず」のこと
ゆずといえば、日本では「ゆず湯」。でも、お風呂に入れるだけじゃもったいないですよ!
「ゆず茶」とは?
韓国では、李氏朝鮮の時代から喫茶の風習が廃れてしまった代わりに、果実や穀物に、お湯を注いだり煎じたりして飲む「伝統茶」の風習が発達しました。「柚子茶(ユジャチャ)」もその一つで、韓国旅行のお土産としてもとても人気があります。最近では、韓国産の柚子茶もスーパーなどで簡単に手に入るようになりました。
韓国にはいろいろなメーカーの柚子茶があります。日本でも手軽に手に入りますよ。
柚子を砂糖と一緒にジャム状に煮詰めたものをお湯に溶かしていただく柚子茶は甘酸っぱくて柚子の香りが爽やかな美味しい飲み物!
冬には風邪予防になるお茶としてよく飲まれています。ちなみに夏は冷たい水に溶かしてから氷を浮かべて飲んでもOK。また中に沈んでいる柚子の皮や実はスプーンですくっていただきましょう。
「ゆず茶」の作り方
材料
【材料】
・ゆず
・砂糖または蜂蜜
ゆずとほぼ同量の砂糖、または蜂蜜を用意します。これが基本の分量です。甘さは、好みで調整しましょう。なお、蜂蜜を利用した場合には、砂糖よりも日持ちがしませんので、冷蔵庫に保存し、なるべく早くいただきます。
ゆずの皮と果実、種を分けます。
皮を千切りにして、果肉を細かくつぶします。
皮と実をボウルに入れ、お砂糖を加えます。
※ここで、砂糖の代わりに蜂蜜を加えてもOKです。「蜂蜜柚子茶」になります。ただし、砂糖より日持ちしませんので早めにいただきましょう。
保存にはガラス容器を用意します。熱湯を注いで、一度中を煮沸消毒します。よく乾かしてから詰めます。
※容器内に残った水滴などは、カビを発生させる素になりますので、注意しましょう。
3日ぐらい冷暗所で寝かせます。できるだけ早めに使い切るようにしましょう。
アレンジレシピ!「ゆず茶」を使った一品料理
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ゆず茶とグレープフルーツのさわやかドリンク
いかがでしたか?
日本では「ゆず」というとお風呂に入れたり、薬味にしたりと、限定的な利用が多いですね。ですが、美容と健康に効果抜群のゆずの効能は見過ごせません。美肌効果のほかに、冷え性や動脈硬化などにも効果があるといわれている“ゆずパワー”を上手に利用できる「ゆず茶生活」をはじめませんか?
言い回しが地域によって多少異なりますが、「桃栗三年柿八年 柚子の大馬鹿十八年」という言葉があります。
何事も、成し遂げるまでにはそれなりに時間がかかる、という意味なのですが、気の毒なことに、ゆずは「大馬鹿」呼ばわりされる果物に成り下がっています。
確かに、成長に長い年月がかかるというのは事実なのですが、実は「大馬鹿」どころか、大変なパワーの持ち主なのです!