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出典: 「ぬか漬け」は、伝統食であるだけでなく、健康づくりに役立つと、いま改めて見直されています。古くから伝わる、まさに日本の知恵といえそうですね。その魅力を知って、日々の食卓にぜひ取り入れてみませんか?
ぬか漬けは、米ぬかを乳酸菌発酵させたぬか床に野菜などを漬け込んだもの。じつは栄養の宝庫で、古くから伝わる“日本の知恵”といえそうです。
ぬか床には、ビタミンB群やカルシウム・酵素などが豊富に含まれています。ぬか漬けにすることで、ぬかの栄養が野菜にしみ込み、栄養が格段にアップします。
そしてなにより、ぬか漬けは植物性乳酸菌が活きた発酵食品。とくに植物性の乳酸菌は、生きて腸まで届きやすく、善玉菌のエサになって腸内環境を整えるといわれます。健康・美容にうれしい食べ物といえそうですね。
ぬか漬けのカロリーや糖質は、食べ過ぎなければ気にするほどではありません。むしろ、貴重な栄養が摂れて腸内環境もよくなるので、ダイエット中にもおすすめです。ただ、塩分の摂り過ぎには注意しましょう。
ぬか漬けのぬかは、洗い落としてからいただきます。ぬかを食べると、塩分の摂り過ぎになりますのでご注意を。また、ぬか漬けが塩辛いときは、水に浸けて塩抜きするのもいいでしょう。
生ぬかからぬか床を作る方法、おすすめの野菜と漬け時間をご紹介しています。野田琺瑯のぬか漬け美人を使用。
出典: ぬか床に使うぬかは「生ぬか」がおすすめ。写真のような袋入りのものが販売されており、お店にない場合は通販でも手軽に入手できます。
こちらは、九州・熊本の自然栽培米を使った生ぬかです。こだわりのお米のぬかですから、おいしいぬか漬けができますよ。
九州・熊本・自然栽培米の【生ぬか(米糠)】500g
1,100円(税込)
※価格等が異なる場合がございます。最新の情報は各サイトをご参照ください。
出典: まずは、ぬかに塩水を少しずつ加えていき、よく混ぜながら均一に水を含ませます。そして、ぬか床に風味をつけるかつおぶしや干し椎茸、実山椒などを加えます。また防腐に役立つ唐辛子なども入れましょう。
出典: キャベツの外葉やにんじん・大根の皮や切れ端など「捨て漬け野菜」を漬け込みます。野菜くずを入れることで、ぬかの発酵を助け、塩分をまろやかに。最後に表面をならして、昆布や煮干しなど硬いものを刺します。
出典: 10日間、ぬか床を熟成させます。その間、できれば1日2回ぬか床をかき混ぜます。捨て漬け野菜は、3~4日に1回取り替えますが、そのとき野菜の汁はしぼってぬか床に加えます。面倒に感じるかもしれませんが、ぬか床は育てているうちに、だんだん愛着がわいてきます。
ぬか漬けの容器は、ニオイが移りにくいホーローや陶器、ガラスなどを使うのがおすすめ。しっかりフタができるものを選びましょう。お手入れが手軽でリーズナブルなプラスチックもあります。
ニオイ移りしにくいホーロー製「ぬか漬け美人」(水取り器付き/野田琺瑯)
ニオイが移りにくいホーローの漬物容器はおすすめ。こちらの商品には、磁器製の水取り容器も付いています。大き過ぎないので、一人暮らしや少人数家族にもぴったりです。
野田琺瑯 ぬか漬け美人 TK-32
660円〜(税込)
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温度変化に影響されにくい!昔ながらの定番 陶器の甕(かめ)
昔ながらの甕(かめ)は、温度変化に影響されにくく、味がまろやかになるのが特徴。こちらは、1.8Lなので手頃な大きさです。味わい深い和の雰囲気もいいですね。
紅星窯 漬物容器 蓋付半胴瓶 1号 1.8L J-1
1,527円〜(税込)
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手入れがラクでリーズナブル!ぬか漬け用タッパー・入れ物
プラスチック容器は、手入れがラクで価格もリーズナブル。透明タイプはぬか漬けの状態が見えるのもメリットです。こちらは、ソフトな素材でニオイが漏れにくいぬか漬けシール容器。収納便利な浅型のスクエアなので、冷蔵庫保存も便利です。
リス『においの漏れにくいぬか漬けシール容器』 ぬか漬けシール容器 角3.5型 クリア
474円〜(税込)
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ハンドル付きで、手を汚さずにかき混ぜや漬け込みができるぬか漬け容器。ぬかのニオイが気になる方や、ハンドクリームなど塗ってしまったときなどにもうれしいですね。
ぬか漬け器「ぬか楽」 ぬか漬け容器
4,900円〜(税込)
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ぬか漬け作りが初めての方には、こんなキットもいいかも。ぬか床作りの材料や道具が一式入っています。これなら、手軽で失敗がなさそうですね。
[樽の味] 漬けもん屋のカンタン ぬか床 セット 無添加 ぬか床 100%国産原料 容器
2,480円〜(税込)
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無印良品など、袋のままでOKのぬか床パック(ぬか漬けの素)も人気!
ぬか床をいちから育てるのは面倒という方には、できあがったぬか床入りのパックも販売されています。こちらは無印良品で人気の「発行ぬかどこ」。あらかじめ発酵済みなので、そのまま野菜を漬ければOK。
リーズナブルな価格がうれしいぬか床パック「もみーな」。外側からもみ込めば手も汚れず、においが気になるという方にもおすすめ。チャック付袋なので、容器不要ですぐにはじめられます。
チヨダ 簡単ぬか床パック もみーな 350g
453円〜(税込)
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おいしい裏技!?Amazonで見つけたぬか床の便利グッズ
ぬか漬けにくぎを入れるというのは昔からされていることですが、南部鉄の鉄玉子を入れるのもおすすめ。なすなどが変色せず鮮やかに仕上がり、同時に鉄分補給もできます。とくに女性にはうれしいですね。
及源 南部鉄器 ザ・鉄玉子 K25
634円〜(税込)
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出典: ぬか漬けの下処理の方法は、野菜によって、そのまま・塩もみ・下茹でする、の3つがあります。きゅうり・大根・かぶ・人参・キャベツ・オクラ・山芋・アスパラ・生姜など多くの野菜はそのまま漬けられます。ただし、早く漬けたいときは、塩もみしてから漬けてもいいです。
下処理の2つ目は、塩もみする野菜。小松菜・ほうれん草・菜の花・なすなどがこれに当たります。また、3つ目の下茹では、硬い野菜に必要な下処理。ごぼう・里芋・タケノコなどです。
出典: きゅうりなどは、まるごと漬けるのもいいですが、もし早く漬けたい場合は、縦半分に切って漬けるのもいいでしょう。そのほかの野菜も食べたい時間に合わせて厚みを変えたりしましょう。
出典: ぬかの状態にもよるので一概にはいえませんが、塩もみした丸のままのきゅうりなら、常温で3~5時間、冷蔵庫なら半日~1日。冷蔵庫に入れると2~3倍の時間がかかります。
出典: ぬか漬けする野菜は、軽く塩もみをしてから漬けることで、漬かりも早く、色もきれいに。なすは、ヘタを付けたまま縦半分に切れ目を入れ、塩もみしたあと、ぬかを切れ目の中にはさむようにして漬け込みます。常温で1日、冷蔵で2~3日が目安。
出典: きゅうりは、そのままでもいいですが、軽く塩もみすると早く漬かります。丸のまま漬け込んでもいいですし、早く食べたい場合は縦半分に切って漬けましょう。
出典: 大根やにんじんは、適当な長さに切り、太さによって縦半分か、縦4分の1に。大根は、冷蔵庫の中ででもいいので1日陰干ししてから漬ける方法も。余分な水分が抜け、しんなりした状態で漬けられます。
みょうがや生姜は、そのまま漬け込めますので簡単です。薬味にするのとは、また違った風味が味わえます。
かぶの葉を少し残して切り、かぶを半分、または4分の1にして漬けます。葉も漬ける場合は、よく塩もみして水気をしっかり取ってから漬け込みます。
白菜は、水分が多いので、いったん浅漬けにしてからぬか漬けにします。白菜に塩・昆布・唐辛子を入れて漬け、水が出たらよく切ってぬか床へ。一方、同じ葉物でもキャベツはそのままぬか漬けにできます。
出典: オクラは、ゆでてから漬けてもいいですし、生のまま漬けてもOK。生のオクラなら、常温で1日程度、冷蔵で2~3日くらいで漬かるようです。ぬるぬるが持ち味のオクラのぬか漬け、ちょっとユニークですね♪
意外なおいしさ!こんにゃく、長芋・山芋、ゆで卵のぬか漬け
出典: 長芋のぬか漬けは、シャキシャキとしてお好きな方も多いのでは?ゆで卵も、ぬかに漬けることでうまみが増します。そして、なんとこんにゃくも!ゆでてから漬け込みます。これは、ぜひ試してみたいですね。
出典: 栄養豊富なアボカドをぬか漬けにして、さらにヘルシーに。とろりとしたアボカドに、ぬか床のうまみがしみ込んで、おつまみにもぴったりのコクのあるおいしさになります。
洋風の前菜にも!ズッキーニ・パプリカ(ピーマン)のぬか漬け
出典: カラフルなパプリカのぬか漬けなら、洋風のテーブルにも合いますね。おしゃれなメイン料理の付け合わせやサラダ・前菜などにもよさそうです。
出典: 意外なおいしさで人気があるのが、トマトのぬか漬け。こちらは、ミニトマトを、丸くくり抜いたアボカドや、ボール状のモッツァレラチーズなどとともにぬか漬けにしたカプレーゼ。おしゃれですね。
出典: セロリは、筋を取って適当な大きさにするだけ。きゅうりや人参などとともにぬか漬けにすると彩りもきれいですね。セロリは、お好みで葉っぱも漬け込みます。
出典: サラダなど生食向きの新玉ねぎがとくに合いそう。甘みと、あとからくるピリッとした辛みが、大人にうれしい味わいです。
出典: ごぼうは、ぬかに漬ける前に下茹でを。茹で過ぎに注意。半分ほど火が通るくらいで食感を残すのがおいしさのコツです。七味をかけるのもおすすめ。
出典: 暑い季節にうれしいゴーヤのぬか漬け。ゴーヤの苦みに、ぬかのうまみと酸味が加わって、ごはんはもちろん、ビールなどにも最高のおともになります。豆乳マヨネーズとチリパウダーをかけて。
出典: ちょっと意外な切り干しのぬか漬け。煮物とは違ったシャキシャキ感や、大根の濃いうまみが感じられます。切り干しをネットに入れて漬け込むと、バラバラになりません。ごま油やラー油をたらすのもおすすめ。
出典: りんごの優しい甘みと酸味は、ぬかによく合います。果物とは思えない相性の良さ。サクッとした食感もいい感じです。りんごのぬか漬けは、お好きな方も多いのではないでしょうか。
出典: 塩サバなどの魚は、ぬか漬けにするとまた別のおいしさになります!塩サバにぬかを塗ってポリ袋に入れて漬け込み、ぬかを付けたまま焼きます。ぬかは、皮目より身の方にたっぷり塗るといいようです。
出典: さんまのぬか漬けもポピュラーですね。ぬかの香りが食欲をそそる、塩焼きとはまた違った通な味。ご飯にもお酒にもぴったりです。
豚のブロック肉や鶏肉などもぬか漬けにしておくとうまみが増します。ぬか床を取り分けて、保存袋などでぬか漬けにするといいですね。ちなみに、前もって肉に塩をして一晩置き、水分を取ってから漬け込むと漬かりやすいとか。1日以上漬けたら、あとは焼くだけ。味付けもいらないほどのおいしさです。
食材を漬けたら、ぬか床のお手入れも大切です。基本の混ぜ方や保存法、困ったときの対策についてご紹介します。
出典: ぬか床は、毎日1~2回、容器の底まで手を入れて天地を返すように混ぜます。乳酸菌は空気に触れるのを嫌がるので、野菜を取り出したら空気を抜くように表面を平らにしてしっかりフタを。また周辺に付いたぬかを拭き取っておくとカビの予防になります。
出典: 忙しくて毎日はぬか床をかき混ぜられない、ぬか床をダメにしたことがある…そんな方には、冷蔵保存がおすすめ!冷蔵庫なら安定して保存できるので、2~3日程度はかき混ぜなくても大丈夫。とくに夏はぜひ冷蔵庫へ。ただし、ぬか床がしっかり熟成してから冷蔵しましょう。
野菜を漬けているうちに、水分でぬか床がゆるくなっていきます。そのままにしておくと、ぬか漬けの味が落ちたり、塩分濃度も低下して雑菌も増えやすくなりますので、足しぬかをしましょう。入れ過ぎると発酵が弱まりますのでご注意を。同時に塩を入れるのもお忘れなく。
キッチンペーパー・水抜き器・高野豆腐などで水抜きも
出典: ぬか床がゆるいときは、水抜きという方法もありますが、うまみの出た貴重な水なのでまずは足しぬかを優先。そのうえで、足しぬかの頻度が多過ぎる場合などは、水抜きを。キッチンペーパーやカップ状の水抜き容器、あるいは高野豆腐を入れておくのもおすすめです。
酸っぱさの原因は、乳酸菌の増え過ぎによる過剰発酵。菌の繁殖を抑えるからし(粉・練り)を大さじ1杯程度入れたり、卵の殻(洗って乾燥させ砕いたもの)を入れるとカルシウムが酸を抑えるとか。また塩を足すのも発酵の抑制に効果的。あとは涼しい所で保存。3日ほど休ませます。
また、しょっぱいのは塩分が多いため。炒りぬかを水で練ってから加え、適度なかたさになるようにします。逆に塩分濃度が低くなり過ぎると、乳酸菌が活発になって酸味が出たり、アルコール臭が出たりしますので注意を。
ぬか床のシンナー臭は、かき混ぜ不足や水がたまったことで雑菌が繁殖したことが原因。水を抜いて、塩を加え、よくかき混ぜます。からしや茶葉、山椒の実を入れるのも効果的なようです。
また、ぬか床のアルコール臭は、酵母の過剰発酵が原因。かき混ぜ不足や塩分低下などによるものだとか。よくかき混ぜて、ぬか床容器の通気性をよくして涼しい所か冷蔵庫で保存し、状態が落ち着くまで休ませます。
ぬか床のカビは、表面に生える産膜酵母と呼ばれるものでぬかの風味を損ねます。かき混ぜ不足や塩分低下、温度が高い、水分が多いなどが原因。カビの部分を多めに取り除いて、残りのぬかを別に移し、容器を洗って天日干し。完全に乾いたら、ぬかを戻します。ぬかはしばらく休ませ、毎日全体をかき混ぜます。
ぬか床の日持ち・賞味期限は?旅行などで放置できる?
ぬか床は、状態がよければ半永久的に持つといわれます。トラブルが発生しても、そのつど正しい対処をすればよみがえることも多いのであきらめずに。また、2~4日の旅行なら冷蔵保存でOKです。
ぬか漬けをそのまま食べるのはもちろん、たくさん作ったときや着け過ぎた場合は、いろんな料理にアレンジしてみましょう。バリエーション豊富なぬか漬けのアレンジレシピをご紹介します。
出典: ぬか漬けを使ったお料理も、新鮮なおいしさ!こちらは、大根の薄切りを塩もみしたものに、きゅうりのぬか漬けをプラス。サクサク、コリコリと歯応えも心地いいさっぱり和え物です。
出典: ぬか漬けは、サラダ感覚で楽しむのもおすすめ♪クレソンの爽やかさとぬか漬けのうまみが、不思議とマッチ。洋風の料理にも合う、素敵な一品になります。
出典: ポテサラに、濃厚なクリームチーズと、うまみいっぱいのぬか漬けたくわんを入れたアイデアメニュー。たくわんのコリコリ感もいいアクセントになって、くせになるおいしさです。
出典: ぬか漬けにしたエリンギをゴマ油で炒めて、お酒をふるだけ。シンプルなお料理なのに、ぬかの発酵のせいか、チーズ風味もするそうですよ。ぬかのパワーはすごいですね。
出典: 簡単なナムルですが、ぬか漬けの味わい深さによって、手間をかけたお料理の味になります。野菜が少しだけ残ったときなどにもぬかに漬け込んで、こんなお料理を作ってみるのも楽しいですね。
出典: ぬか漬けを細かく刻んでチャーハンに入れると、それだけで味付けになります。ポリポリと楽しい食感もうれしい!材料がないときのお助けメニューにもなりそうですね。
出典: きゅうりのぬか漬けを縦にスライスして、こんなおしゃれなお寿司に♪超シンプルな材料ですが、おもてなしのお膳にも出せる贅沢な一品になりますね。
出典: きゅうりのぬか漬けや卵焼きなどをいっしょに巻いたそば巻き。ラップでしっかり巻いて冷蔵庫で冷やしておくと、切るときにくずれにくいそうです。ぬか漬けのまろやかな塩気とひんやり冷たいそばの組み合わせが好相性。
出典: 乳酸菌発酵で生まれるうまみが存分に味わえるぬか漬け。そのうえ体にもいいなんて、毎日の食生活に取り入れない手はありませんね。季節の野菜やユニークな食材を使った、楽しいぬか漬けライフ、始めませんか?
ぬか漬け作りには何が必要?ぬか床にはどんな容器を使えばいい?そんな質問にストレートな答えを出してくれているのが、今回注目した商品です。「これさえあれば始められる」という必要なものが揃ったスタートセットや、買ったその日から使える容器付きの熟成ぬか床、また、本格的にぬか床を育てていける理想的な容器など。まったくの初心者から、楽しさにハマりだしたその後まで、ぬか漬け作りを助けてくれるアイテムをご紹介します。